Column コラム

子どもの食事に関する悩み ママ必見!食べない時にするべき声かけ

日々の育児お疲れさまです。
毎日3回、お子さんの食事を考えるのはとても大変ですよね。

お子さんとの食事を楽しめていないママは、少なくないようです。
子育ての悩みの中でも多くのママたちが抱えているのが『子どもの食事』についての悩み。
今回は食事の悩みがどんなものがあるのか、その解決策をご紹介します!

①子どもの食事、どんな悩みがありますか?

子どもの食事、悩みが尽きないですよね・・・
こんな悩み、どのママも通ってきたのではないでしょうか。

  • ごはんで遊ぶ
  • 食べてくれない
  • 歩き回る
  • だらだら食べる
  • 行儀が悪い

お母さんは子どもの栄養を考えて、一生懸命作りますよね。
手間暇かけて、おいしそうな彩にして、かわいい食器も用意して・・
なのに子どもはちっとも食事に集中してくれない。

ダラダラして、歩き回ったり、なかなか終わらない。終わらないから、片付かない。
片付かないからイライラしてしまう。
怒ってしまい悪循環。

毎日のことですから、お母さんも大変ですよね。

そんなときにおすすめの対処法を紹介します。

②子どもが食べない、そもそもの原因

周りの環境に気が散る
食事の前にしていたことが気になる
お腹が空いていない
そもそも食べること自体に興味がない

いろいろ浮かびますが、食べることに興味がない!
今食べなきゃ!って気持ちがないんです。

③ご飯を食べるようになる解決策3選

お母さんが出来る解決策をご紹介します!

1.食事のタイミングを見直す

子供の消化にかかる時間は3~4時間です。糖質を使いきるのも4時間です。
これをもとに、食事のリズムをかんがえてみましょう
昼は保育園や幼稚園で過ごすのが多いと思いますので、朝と夜の・おやつの考え方を簡単に記載します。

ー朝ー
朝の起きたては脳もまだ目覚めていません。起床後30分ほどたつと身体も脳も覚醒します。
なるべく寝かせてあげたい・・という気持ちもあるかもしれませんが、朝食の30分前には起こすようにしましょう。
着替えや・トイレなど済ますうちに脳が刺激されお腹すいた~と感じてくると思います。
このタイミングで朝食になるときっとスムーズにいくと思います。

ー夜ー
働くお母さんが増え、帰宅後に食事の準備・食事となると19時前後になってしまいますよね。
その時間に満腹になるまで食べてしまうと
就寝後も胃が働き続け、寝つきが悪くなりがちです。
また、食事内容ですが、特に肉や脂肪の多い揚げ物(天ぷら等)は消化に4時間ほどかかります。
胃腸の負担を減らすには、理想の食事内容は消化の良いもの・脂質が控えめなもの・薄味のものです。
そう考えると、気が楽になりませんか?
寝る前2~3時間前には食事は終わらせたいところですね。
揚げ物や凝ったお肉料理は週末の楽しみにしておいてもよいですね。

ーおやつー
おやつは捕食4会食の考えをまとめる。
おやつ=甘いものではなく、軽い軽食と考え、
お好み焼き・イモ類・おにぎり・フルーツ・サンドイッチなど
(娘の保育園のおやつもおにぎり・フルーツが多いです!)
子供の胃は小さい、しかし体は小さくてもエネルギー・タンパク質はしっかり必要です。
細かくなるのでここには書ききれません・・(気になるからは問い合わせください)
食事では補いきれないタンパク質・糖質・ビタミンが補えるものがよいですね。

2.環境を整える

目の前におもちゃが出ていたり、テレビがついていると集中できません。
大人も気になるし、お子さんの場合、食事の味・香りもテレビの視覚に負けてしまいます。
机の上は玩具がない状態、
近くの本棚や、おもちゃ箱が気になる場合は、無地の大きめの布で隠すようにしてみて下さい。

3.食事の量

お母さんは、成長を願ってついつい子供に多くよそいがちです。
ところが、その行動がかえって食べたい気持ちを失わせるようです。
(うちの娘にも、『お母さん、多すぎ!!』って言われていました・・苦笑)

3歳くらいですと、食べてお代わり‼が出来ると満足度が上がるようです。
通常の半分くらいの量を最初はよそって、お代わりさせることで
満足度をあげ、自己肯定感を上げていきましょう
4歳のお子さんであれば、お勧めなのが「自分でよそっておかわり自由」という方法です

それでもうまくいかない・・
なぜなの・・・

④それでも食べない原因は・・・?

工程ありすぎ問題!!
食事には大人が考える以上に子どもにとって工程が多いのです。

「食べる」という工程には

  1. おなかがすいたと自覚する
  2. 食べる場所に行ける
  3. イスに座る
  4. いただきますのあいさつ
  5. はし・スプーンを確認する
  6. はし・スプーンを持つ
  7. ごはんを見る
  8. ごはんをすくう
  9. 口に運ぶ
  10. 咀嚼する
  11. 飲み込む

細かく分解すると、もっともーっとあると思います。

お子さんは今どの状態までできますか?
今、お子さんはどこで止まっていますか?

⑤食べるようになる具体的な声掛け

食べなさい!→明確に表現
子どもに食べなさい、と言っても理解できません、どれ?ってなる

ごはん食べて!ではなく
具体的に
「○○君の椅子はどこかな?」
「スプーン持ってごらん?」
「口に運べるかな?」
「1回噛めるかな?」

など、具体的な工程名で、声掛けすると
スムーズにいくと思います。是非やってみて下さい。

⑥大事なことは一緒に食事を楽しむこと

解決策や具体的な声掛けを紹介しましたが、
何よりも大事なことは、「一緒に楽しむ」ことです!

お母さんもお子さんと一緒に同じ場所で食事をしていますか?
子どもが食べている時に、料理をした後の片付け・洗い物をしていませんか?
子どもが食べるのを近くで見ているだけではありませんか?

お母さんも同じテーブルで、
同じ食器・同じ盛り付けで一緒に隣で食べてみてください。
「おいしいー!」って嬉しそうに一緒に。です。

ー私の例  好き嫌いの対処法ー
実際、息子がもういらない!った場合(もう2歳なのでしゃべります)
お母さん、食べてほしいな~と言って
私が同じ具材を箸でつかんでまず食べて見せます。
おいしいよ~一緒に食べよう、さぁ〇君の人参はどこ?

わりとこれで食べてくれます。
これは0歳の愛着形成がしっかりできていれば問題なくできると思います。

ー私の例 コップの水で遊ぶ時の対処法ー
1歳2歳は実験する時期です。
自分で実験して、水ってこんな動きをするんだ~とか
こう飛び散るんだ・・とか自分で体験して学んでいる時期です。

ただ、働くおかあさんは時間がないし、毎回水浸しなのもお母さんイライラしてしまいますよね。
こういった体験は今後の成長の土台にもなるので、
お子さんの発達段階を学んで、食事(水をこぼされてもいい)環境を整えてみて下さいね。