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【体験談】5歳の子どもが泣くと長い!思い通りにならないと泣く子への対処法

こんにちは!
子どもの生きる力を育む専門家さーやです。

5歳の長男は、意欲が人一倍強い代わりに、思い通りにならないと泣く・怒るという姿が見られます。
年長さんになると、感情コントロールができるようになり、
泣いたり怒ったりする子が減るので、幼稚園ではとても目立つそうで…。

幼稚園でお友達が

「●●くんは、怒っちゃうから仕方ないよね」
「泣いちゃうから譲ってあげよう」

などと気遣いをしてくれるため
本人は楽しく幼稚園に通えていますが、小学校へ行ったら、新しいお友達の中で自分の思いが通るとは限りません。

幼稚園卒園まえに、なんとか感情のコントロールを上手になってほしい!と思い、対策を考えたので、シェアさせていただきます。

5歳の子どもが泣くと長い!ほかの子は泣かないのになぜ?

我が子は、とても意欲が高く、やりたいという気持ちが強いタイプです。
しかし、1クラス30人の幼稚園、我慢する場面もたくさんあります。

思い通りにならないと、感情が抑えられず泣いたり怒ったりしてしまい、
なかなか気持ちの切り替えができません。
そんな姿は4歳くらいまではよくあることですが、5歳になると、だんだん減ってきます。

一般的に、5・6歳の子供、年長になると、泣いたり怒ったりして自分の意志を通すことが減り、
我慢したり、代替案を考えて行動できるようになります。

4歳ころに、我慢ということができるようになってくるのですが、このころは
いいか悪いか、0か100かの判断しかできず
まだまだ思い通りにならないと泣く、怒るという表現をする子が多くいます。

しかし、5歳・6歳になると、だんだん、という考え方ができるようになり、
いいか悪いかの2択ではなく、総合的に判断する力が育ってきます。

さらに社会性も育ち始め、共感力や、相手の気持ちを考えることもできるようになってきます。
なので、5歳、6歳ころ、年長さんクラスでは、泣いたり怒ったりする子は減ってきます。

5歳の感情のコントロール力は個人差が大きい

このように、5歳、6歳は感情のコントロールができる時期ではありますが、
これは個人差が大きいところもあります。

思い通りにならずに泣いたり怒ったりしてしまう子は、特別に手厚いサポートが必要かもしれません。
自然に身につく子もいれば、ちょっとゆっくりちゃんもいるということです。
お子様の生まれ持った気質によるところもあります。

成長するにつれて、時間が解決してくれることはあると思いますが、
それでは周りも本人も困るということがありますよね。
時間が解決すると思って特に何もサポートしないでいたら、
より悪化してしまって後悔という可能性もあります。

なので、子どもの感情コントロールが上手くできないという問題が
年齢相当ではないな、と気づいたら

「この子の性格だからしかたない」と考えず、適切なサポートが必要です。

感情のコントロールが上手くできないまま小学校になると、新しい友達関係になり、上手く友達が作れなかったり、授業が思い通りにならないので、学習への意欲低下につながってしまう可能性もあります。

できれば、手厚くサポートをしながら、発達を促して上げられたらいいですね。

5歳思い通りにならないと泣く・怒る子への対処法!事前の予防が大事!

泣く・怒る子への対処法①発達段階を確認する

我が子は療育も並行通園しているのですが、療育では、泣いたり怒ったりする場面があっても、すぐに切り替えられるしそれほど大きな問題になっていないということが分かりました。また、家でも昔はよく兄弟げんかで泣いたり怒ったりしていましたが、最近は、譲ってあげたり、泣いたり怒ったりしても、すぐに気持ちを切り替えられていました。

つまり、

感情をコントロールする力は身についているのに、
場面によってい使い分けている

のではないかということが発覚しました。

幼稚園では、泣いたり怒ったりすれば自分の意志が通る、
みんながゆずってくれるなどのメリットを感じているかもしれません。

泣いたり怒ったりするのは、仕方ないよ
と周りが優しくしてくれたり、甘えさせてくれると、こうすれば自分の意志が通るのだという
誤学習をしてしまう可能性があります。

感情をコントロールする力を持っているのに、上手く発揮できていないということは、
何か子どもにとって泣く・怒るとメリットがあるということなので、そのメリットは何か探ってみましょう。

泣く・怒る子への対処法②ほめる・認める場面を意識して作る

また、泣いたり怒ったりしても切り替えられないという場面が多いという点については、

「ルールを決めていない」「褒める・認める場面がない」ということが分かりました。

家では、兄弟で仲良く遊んでいるときにすかさず「仲良く遊べてママ嬉しいよ」など、
できていることに対してほめることが多いです。
療育でも、事前に「負けても怒ったり泣いたりしない」とルールを伝えて、できたらほめるということをしていました。

しかし、人数が多い幼稚園では、できていることに対して、
丁寧にほめて認める場面は少ないと思いますし、子供たちの自主性を尊重する園なので、
療育のようにきちんと事前にルールを伝えることをあまりやっていなかったようです。

5歳は言葉の理解力がありますので、

事前にルールを伝えておく、
しっかりと我慢できたら認める、
ほめる場面を作る

などして、

泣いたり怒ったりすることを未然に防ぐように対策することが大事なのかなと思います!

それでも泣く・怒るが解決しない場合は?

褒めたり認める場面を作る、誤学習をさせない、という対応をしても、すぐに身につくわけではありません。
少しずつ経験を通して身に着けていきます。
ある程度改善には時間が必要なので、泣く・怒るはすぐに解決しないと思います。

ですが、5歳の子供は、言葉で自分の気持ちを伝える力を持っています。
泣く・怒るというのが長引いてしまうと大人もイライラしてしまいがちですが、

じっくり子どもの気持ちを聞いてあげてください。
言葉で自分の気持ちを表現する、という力を伸ばすことができます。

泣いたときは、「何が嫌だったの?」「どうして泣いているの?」と確認します。
これは2歳や3歳では難しいですが、5歳の子供は、怒っていても自分の気持ちを伝えることができます。

次に、「じゃあどうしたい?」と本人の気持ちを聞いて、代替案がでればそれを実行します。
子どもから、代替案が出なければ、大人が提案していきます。
大人が提案した代替案に納得ができず、それでも「嫌だ!」と主張する場合は、なぜその代替案が嫌なのか聞いていきます。

とにかく本人の気持ちを聞いてあげる、嫌な気持ちを吐き出させてあげることで、泣いたり怒ったりせずに言葉で伝えられるようになっていきます。
子どもが納得できる代替案なら、すっと気持ちの切り替えができるのですが、なかなか見つからないと泣く・怒るが続いてしまいます。

代替案はその問題に関することではなく、全く違う遊びに誘ってみるとかでもOKですし、次はどうしたらいいか?を考えさせてもいいです。

このように、5歳の泣くのが長い、思い通りにならないと怒る、という場面は、3歳4歳の時の泣く・怒るとは少しレベルが違った対応ができるはずです。

大人と一緒に気持ちを言葉にしていくことで、考える力も身についていきます。
泣く・怒るという表現をしているときは、チャンスと思って、じっくり子どもに向き合ってみましょう。

ママは子どもを理解して、発達段階に合わせた対応をしよう!

5歳になっても怒る・泣くのが長い、というお子様をお持ちのママは、みんなは泣いていないのになぜ?という気持ちで怒ってしまったり、心配になったりするかもしれません。

同じ5歳でも、お子様の性格や発達はみんなバラバラ。

その子の自己主張ができる、という点を認めつつ、社会性を伸ばしていけるようにサポートをしていけたらいいですね。
幼稚園ではできるけど、家ではできない、家ではできるけど幼稚園ではできないなど、色々なパターンがあるかなと思います。

子どもの発達段階を見極めて、1人1人にあったサポートを考えてみてはいかがでしょうか?
お子様の癇癪や、感情のコントロールでお悩みの方は、いつでもご相談ください。

お子様の気質とお母さまの気質から、原因を見つけて、その子にあった対応の仕方についてアドバイスさせていただきます。

生きる力を育む専門家さーや


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