ついに、わが家の3歳男の子のトイトレが完了しました!
今では昼も夜もパンツで元気に過ごしています。とはいえ、家ではあんまりガッツリ頑張りたくないタイプの私(保育士です)。
保育現場では、2歳児クラスの“主”と呼ばれるほど本気で向き合ってきた分、家ではできるだけゆる〜く、ストレス少なく進めたい気持ちが強かったんです。
だからこそ、わが家は“無理しない・子どものペース優先”のスタイルを選択。
結果として、力を入れすぎなくてもちゃんと3歳でオムツは外れました。この記事では、そのリアルな3歳男の子のオムツが外れるまでの体験と、ゆるめでもトイトレ成功できた理由をお伝えします。
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目次
【トイトレ経験談】わが家はこうしてオムツ卒業しました

トイトレって、親としては「自立のためにも、経済的にも、できるだけ早く紙パンツを卒業してほしい!」と思いますよね。私もまさにそのひとりでした。
でも、保育士として何百人もの子を見てきて分かっていたのは、当たり前だけど、早かれ遅かれ、いずれみんな紙パンツは外れるということ。
だから我が家は、焦らずあえて子どものペースにゆだねる方法を選びました。正直、保育現場で全力だったぶん、家ではあまり頑張りすぎたくなかった…という本音もあります(笑)。
何歳から始めた?きっかけは「保育園から声をかけられたこと」
わが家がトイトレを意識し始めたのは1歳半ごろ。保育園の先生から「おうちでもトイトレ始めていますか?」と声をかけられたことがきっかけでした。
「世間的にはトイトレスタートのタイミングなんだな」とハッと気づかされ、そのタイミングで補助便座を購入しましたが、正直、保育士としての経験上「1歳児で完了する子はほとんどいない」のはよく分かっていたので、無理に進める気はゼロ。
1歳代は“興味がある時だけトイレに座ってみる”くらいのゆるさで十分と考えていました。子ども自身が「出た」「行きたい」と少しずつ言えるようになり、準備が整ったと感じた時期でした。
完了までの期間と進め方(我が家の場合)
わが家が本格的にトイトレを始めたのは2歳半ごろでした。それまでは軽く座らせる程度で、気分が乗らない日は全然乗らないし、こちらが誘っても「行かない!」連発の時期もありました。
無理にやらせても逆効果になるのは経験上承知していたので、本人が動ける時期が来るまではゆるく待つスタンスでいました。
そこから完了まではだいたい1年ほどでしたね。昼も夜もパンツで落ち着いたのは3歳〜3歳半ごろです。
でも、その1年を“長い・大変”と思ったことはほとんどありません。というのも、前半は 「習慣づけ」だけをゆる〜く意識 していただけからです。
たとえば「ママ、トイレ行くけど一緒に来る?」「ちょっと座ってみる?」そんな軽い声かけで、“トイレに行く流れ”を生活の中に混ぜていきました。この時期は子どもの意見を無理に尊重するより、まずは“習慣の土台”を作るイメージでした。
そして後半は、しっかり 子どもの意思を尊重するスタイルへ移行。
「今日はパンツにする?オムツにする?」「今行きたい?あとでにする?」と、選ばせながら進めることで、自分のペースがつかめていく様子がよく分かりました。本人がやると決めたらトイトレに対する意思も強いんですよね。失敗も少なかったです。
息子のトイトレで印象的だったのは、夜の布パンツでした。これも私が「今日からパンツで寝ようね」と言ったわけではなく、息子本人がある日突然「お兄さん(布)パンツで寝る!」と言い出したのがきっかけでした。
その瞬間、“あ、今がタイミングなんだな”と分かりました。私は、そっと背中を押すだけ。子ども自身が選んだオムツ外しのスタートは、やっぱり強いです。
おもらしせずに寝られた日は、一緒に思いっきり喜んで、失敗した日は「まあ今日はそんな日もあるよね〜」で終了。
特別扱いせず、日常の中の成長として受け止めることで、親も子どももストレスがほとんどありませんでした。
私の感覚では、男の子はゆっくりめの子が多い印象があります。でもそれも個性。早い子は早いし、ゆっくりな子はゆっくりでいい。
大切なのは“その子のタイミング”と“親が寄り添う姿勢”なんだと実感しています。
一番の壁は「トイレでうんち」でした。わが家はこれで克服!

子供のペースで、ストレスのないトイトレを実践していたわが家ですが、トイトレの中でいちばん手こずったのは、 「トイレでうんち」 でした。
おしっこは少しずつ流れに乗れるようになっても、うんちは本当に別モノ。家のトイレは大人サイズだから 足がつかず踏ん張れない のが大きくて、息子はそもそも“力が入らない=出せない”。迷う暇もなく、「もう無理…紙パンツがいい…」という感じでした。
逆に保育園だと、子どもサイズのトイレで足がしっかりつくから踏ん張りやすいんですよね。その差は本当に大きい。だからまずは、家でも 足台で踏ん張れる環境をつくること からスタートしました。
とはいえ、環境を整えたからといってすぐできるわけじゃなくて、私も「お腹の力の入れ方ってどうやって教えるの?」と悩む日も多かったです。前かがみになってみたり、背中を支えて安心させたり、できそうなことを試しながら“息子に合う踏ん張り方”を探していました。
一方で、息子自身は、「うんちは紙パンツでしたい」派の日がしばらく続きました。これは安心できる感覚なんだと思います。なので私は無理に「トイレでしようね!」とは言わず、やる気のない日は紙パンツでOKにしていました。ただ時々ごく自然に、「いつかトイレでうんちできたら嬉しいな〜」と軽くつぶやく程度の声かけはしていました。
そんな中で、大きなきっかけになったのが 1歳下の妹の存在。なんと、下の子のほうが先にトイレでうんちのコツをつかんじゃったんです。下の子がスッとうんちできるようになった姿を見て、負けず嫌いの上の子のスイッチが入った瞬間がありました。
「○○ちゃんもできるけど、ぼくもできるよ!」この一言で、今まで動かなかったうんちトイトレが少しずつ動き始めたんです。子どもって、兄弟の影響が強いんだなと実感しました。
出た日は全力で喜んで、出ない日は「今日はそんな日だね〜」で終了。焦らせず、詰め込まず、本人のペース+兄弟の刺激の合わせ技で、わが家の“うんち問題”はゆっくりですが確実に進んでいきました。
男の子のトイトレ、ここが大変!座る?立つ?問題

男の子のトイトレで避けて通れないのが、「座るか?立つか?」問題。そして、気を抜くとどこかに飛んでいく“飛び散り問題”ですよね。
私も最初は毎日ハラハラしていました(笑)。でも、男の子ならではのポイントを押さえておくと、意外とスムーズに進みます。ここでは、わが家が実際にやってみて「これで落ち着いた!」と感じた方法を、正直に全部お話しします。
飛び散り対策はどうした?
わが家では、まず “座りしょん一択” で進めていました。というのも、男の子の飛び散りって姿勢の問題じゃなくて、ほんと “おしっこが出る向き” が安定してないのが原因なんですよね。うちの息子は床がびちゃびちゃになることは少なかったけど、なぜか直角に飛んでお尻が濡れ、「うわーん!」って泣くことがよくあって…(笑)。あれは本当に謎の角度で飛んでました。
なので最初は、向きがブレにくい座りスタイルで成功体験を積ませることを重視しました。
座りだと本人も落ち着くし、親もハラハラしないのでおすすめです。
ただ、外出先で男の子用トイレを見ると、やっぱり興味が湧くんですよね。息子が「立ってみたい!」と言う時だけ、立ちションに挑戦していました。
その時に私がやっていたのは、
✔ ふらつかないように骨盤あたりを軽く支える
✔ そっと“おしっこの向き”を整えてあげる
このちょいサポートだけで、横飛びや後ろ跳ねが本当に減りました。
そしてもう一つ大事なことは、やっぱり 立ちションは経験者が教えるのがいちばん!私ではどうしても感覚が分からない部分があるので、そこは夫に丸投げしました(笑)。
実際、夫が教えると息子も「パパと一緒!」という気持ちになるのか、すごく素直に受け入れてくれて、コツをつかむのも早かったです。男の子同士で同じ姿勢をとって見せると、やっぱり理解度が違うようです。
成功した日は全力で褒めて、うまくいかない日は「今日はそんな日もあるよね〜」で軽くスルーの繰り返し。このくらいのゆるさが、息子にはちょうどよかったです。
外出先のトイレはどうする?
外出先のトイレって、家よりもはるかにハードルが高くないですか?落ち着かないし、人は多いし、子ども用便座が置いてないところがほとんどだと気づかされました。和式しかなかった日なんて、「これどうやって座らせるの!?」と本気で思っていました(笑)。ママが勇気を出す場所、それが外トイレです。
わが家は、外出先では「できる時だけ挑戦する」スタイルでしたが、ただ誘うだけじゃなくて、「ここ逃すとしばらくトイレないから、今しておくと安心かも?」という“提案型の声かけ”をよく使っていました。押しつけはしないけど、状況は伝えて、最終的に選ぶのは子ども。このスタンスが息子には合っていました。
そして、いざ座るとなった時に子どもが怖がることも多いので、その時は私が 上半身をしっかり支えてあげて、落ちないようにサポートしながらおしっこさせてました。もうママは変な体勢になるし、太ももプルプルですが(笑)、「落ちないよ」という安心感があるだけで、子どもはグッと挑戦しやすくなります。
外トイレでの成功って、実はめちゃくちゃ大きいんです。ハードルが高く感じた分、息子も1回できたら「できた!」という自信がついて、そこから外でも少しずつできるようになっていきました。外トイレは、成功するたびに“経験値が上がる場所”。だからできなかった日はサッと引いてOK、できた日は全力で喜ぶ。この繰り返しだけで、自然と外でもトイレができるようになりました。
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【グッズ】実際に役立った神アイテム vs 買わなくてよかったもの
トイトレって、ネットで調べると色んなグッズがあって「揃えなきゃだめかな?」と思いがちですが、正直わが家は 最低限で十分 でした。むしろ余計なものを買わなかったからストレスなく進んだ気がします。ん?トイレでできたシール?そんなの続かないからいらない、いらない(笑)。
神アイテム①:足場つきの子ども用便座(取り付けタイプ)

まず絶対に買ってよかったのが、足場と便座が一体になっているタイプの子ども用便座。大人用トイレはどうしても高さがあるので、足が浮いて踏ん張れず、特にうんちは出づらいんですよね。その点、この“一体型タイプ”は 最初にしっかり取り付けておけば安定感が抜群。グラつかないので、子どもが怖がらず座れるんです。
わが家では息子が自分で足場に登って、しっかり座るところまで一人でできていた ので、「トイレって自分で行けるんだ!」という自信にもつながりました。
実際に良かったポイントは、
・足がついて踏ん張れるから安心
・おしっこもウンチも成功しやすい
・親がずっと支えてなくてもいいので、精神的にも体力的にもラク
この3つ。特に“自分で登って座れる”というのは、家庭トイトレではかなり大きなメリットでした。
神アイテム②:普通の子ども用パンツ(薄手でOK)

わが家は トレーニングパンツは一切買っていません。あの分厚いタイプって、濡れても分かりにくいんですよね。その点、薄い普通の子ども用パンツなら、
- お漏らしするとすぐ本人が「やっちゃった…」と気づく
- ママもひと目で分かる
- 洗っても乾きが早い
- とにかく経済的
メリットだらけでした。普通のパンツで全然いけるし、実際うちもそれだけで十分でした。
とはいえ、履き始めの頃はやっぱり失敗も多いです。わが家の場合は 1日多くても2回くらいが限界(それ以上は親のメンタルが…笑)。でも、その“2回の積み重ね”が本当に大事で、こまめにパンツを替えながら、ゆる〜く根気よくやっていました。
完璧じゃなくていいし、失敗して当たり前。薄手のパンツはその「失敗しながら覚える」にはちょうどいいアイテムでした。
神アイテム③:絵本 わたなべ あやさん作『おやすみやさい』

これは思いがけず効果があった一冊となりました。絵本の中でトウモロコシちゃんたちが寝る前にトイレへ行くシーンがあるのですが、それを見て息子の中「寝る前はトイレに行くんだ!」という気づきがストンと入ったようです。
そこから、寝る前のトイレが習慣化。さらに、ゆくゆく自分で 布パンツを選んで夜寝る ようになりました。
もちろん全ての子に当てはまるわけではないけれど、わが家では“夜トイトレのきっかけ”を作ってくれた一冊でした。
買わなくてよかったもの①:トレーニングパンツ
上記でもお伝えしましたが、トレーニングパンツはそもそも買っていません。理由はシンプルで、「濡れた感覚が分かりづらい」「結局おむつっぽい」そして何より “使う時期が短すぎる” から。
トイトレの期間って長いように見えて、実際はほんの一時期だけ。そのためだけに、分厚くて乾きにくいパンツを何枚も買うのは、正直もったいないな…というのが私の本音でした。
しかもあの厚み、
●乾かない
●かさばる
●濡れても気づきにくい
と、メリットよりデメリットの方が目立つんですよね。
だったらもう、最初から普通の子ども用パンツでいいじゃん! と思って、うちはずっと薄手パンツで乗り切りました。実際、薄手のほうが “濡れる → 気づく → 学ぶ” が早いし、乾きも早いから家事もラク。
もちろんトイトレ期間後も使う家庭もあると思いますが、わが家では 必要性ゼロ。買わなくて正解だったアイテム でした。
買わなくてよかったもの②:おまる型の取り付け便座

見た目はたしかにかわいくて、「最初はこれで慣れたほうがいいのかな?」と思って買う人も多いと思います。ただ、わが家では 実用性のほうがどうしても合わなかった というのが正直なところです。
まず、わが家の最大の壁だった トイレでうんち問題。このタイプの便座って可愛い反面、どうしても 踏ん張れる体勢にならないんですよ。座面が低めで足の位置も安定しないから、お腹に力が入らず、「これじゃ家のトイレでうんち克服は無理だな」とすぐ気づきました。
掃除が大変とか場所を取るとか、そういうデメリットは特に感じなかったんですが、とにかく出番が短い。数ヶ月も経たないうちに使わなくなりました。だったら最初から、足をそろえて座るタイプの便座+足場で“本番の体勢”に慣れたほうが早いという結論に。
最終的に、トイトレを始めたばかりの知り合いの赤ちゃんがいるおうちにそのまま譲りました。「かわいいけど、うちでは必要なかったな〜」と実感したアイテムでした。
買わなくてよかったもの③:布パンツに取り付けるタイプのトイトレパッド
これも、「段階的に使えるのかな?」「外出の時に安心かな?」と思って買ったんですが……わが家では全く使えませんでした。
布パンツにナプキンみたいに装着する“トイトレパッド”ってやつなんですが、とにかくつけたがらない。上の子も嫌がるし、なんなら下の妹も嫌がる(笑)。「なんでこれ必要なんだろう?」という顔をされて終わりました。
つけ心地も気になるのか、違和感がイヤだったのか、理由は分からないけど、とにかく本人が受け入れない。これじゃ意味ないですよね。もちろん、使える子は使えると思うんですが、わが家では 完全に買い物失敗アイテム でした。
結果どうなったかというと、現在は 水こぼし用の吸水パッド としてひっそり活躍しています(笑)。
そう、トイトレではなく生活用品に降格。トイレトレーニングとしては全然必要なかったな…という結論です。
結論:揃えるのは最小限でOK!
わが家の場合は「足場つき便座」と「普通の子ども用パンツ」+「絵本」これだけで十分回りました。トイトレはグッズより“環境づくり”と“子どものタイミング”。最低限でいいからこそ、焦らず進められました。
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まとめ:トイトレに正解なし!親子のペースでOK

トイトレって、どうしても「早く外さなきゃ」「失敗させたくない」と気持ちが焦りがちだけど、実はそんなに急ぐ必要ってないんですよね。排泄は生理的な発達だから、親が頑張ろうと思っても、その子のスイッチが入らないと進まないもの。わが家もゆっくりペースでしたが、寄り添いながら続けるうちに、3歳になって、気づけば自然と外れていました。
大事なのは、ママが無理しないことです。「今日は出たね」「今日はそんな日だね」とゆるく積み重ねるだけで十分。どんなやり方でもOKだし、誰かと比べる必要もありません。あなたの子は、あなたと一緒に、その子のペースでちゃんと前に進んでいきます。
そして、卒業したら卒業したで…ほんの少し寂しくなるものなんですよね。「あぁ、本当に大きくなったんだな」「もう赤ちゃんじゃないんだな」って。でもその気持ちごと含めて、今しか味わえない“成長の記念期間”だと思っています。
うまくいかない日も、意外とできた日も、全部が宝物。だから、大丈夫!ゆっくりでいいし、楽しめるところは楽しんでくださいね。いつか必ず卒業します。その時はきっと、成長したわが子を見てしみじみしますよ。
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ゆい(4歳男の子、3歳女の子)
3、4歳の年子ママ。保育士として1,300人以上の子どもたちと携わる。2人目の妊娠をきっかけに起業し、現在140人以上の働き方に悩むママたちと向き合う。仕事のモットーは「気持ちにまっすぐ」「頑張らないように頑張る」Instagramでは120%元気を取り戻せる夕食レシピを発信中!!
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