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【2026】丙午の出産はなぜ悪い?男子は最強で女子はダメという噂を独自検証!

2026年は、60年に一度の丙午の年。「気が荒い子が生まれるらしいよ」とか「女の子は大変なんだって」なんて昔の噂を見ると、ちょっとドキッとしちゃいますよね。妊娠中だったり、これから赤ちゃんを迎えたいと思っている時って、普段よりもいろんな情報に敏感になるものです。

でも大丈夫!この記事では、丙午を“現代の私たちの目線”でやさしく読み解いていきます。丙午って本当はどういう年なの?どんなふうに子育てに活かせるの?というところを分かりやすくお話ししますね。
読み終わる頃には、「なんだ、むしろ楽しみじゃん」と思ってもらえるはずです。

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丙午(ひのえうま)とは?まずは“言い伝え”をやさしく解説

「丙午(ひのえうま)」って聞くと、なんだか怖そう…って思う人もいるかもしれません。だけど実はこれ、昔の人が“自然の力をどう表すか?”っていうのをわかりやすく整理した中で生まれた言葉なんです。

仕組みが分かると、「あ、そんなに構えなくてよかったんだ」と気持ちがふっと軽くなりますよ。ここでは、むずかしい専門用語は抜きにして、十干と十二支ってそもそも何なの?というところから、丙午の成り立ちをやさしくお話ししていきますね。

十干(じっかん)・十二支(じゅうにし)から見る「丙午」の基本

まず「十干(じっかん)」って、すごく難しく聞こえるんですけど、ざっくり言うと 自然の性質を10こに分けたもの のことなんです。

昔の人は、自然の力を

  • 木(ぐんぐん伸びる力)
  • 火(燃えて広がる力)
  • 土(支える力)
  • 金(固まる力)
  • 水(流れる力)

この5つに分けて考えていました。これが「五行(ごぎょう)」と呼ばれるものです。

この5つの性質にはそれぞれ強めの性質(陽)やさしめの性質(陰)があるとされていて、その組み合わせで 5 × 2 = 10こ になります。これが十干の正体です。

その中の 丙(ひのえ) は“火の強いほう”。太陽みたいに明るくて、パッと広がるようなイメージですね。そして「午(うま)」は十二支のひとつなんですが、昔から 火と相性がいい干支 と言われてきました。

つまり…

丙(火の強い性質)+ 午(火と相性が強い)= 火のエネルギーが重なる年

これが「丙午(ひのえうま)」です。

昔の人はこの“火×火”のイメージから、「勢いがある年」「情熱が強くなる年」と考えていたんですよね。ここから、いろんな言い伝えが広がっていった…という流れなんです。

なぜ女の子は“気が荒い”とイメージされたのか

丙午が「気が強い」と言われるようになったのは、占いや予言から…というより、昔の人が“火のイメージ”をすごく大きく受け止めていたからなんです。

丙午の「丙(ひのえ)」は“火の強いほう”。
そして「午(うま)」も火と相性がいい干支。

この 火 × 火 の組み合わせから、昔の人は「なんだか勢いの強い年だぞ」と感じたわけですね。問題はここからで、当時は「女性は控えめでおしとやかであるべき」という価値観が強かった時代でした。だから“勢いがある=女性には向かない”なんて、今の私たちからしたら「え、それ偏見じゃん?」と言いたくなるような見られ方をしてしまったんです。

火って、

  • まっすぐ燃える
  • エネルギーが強い
  • 一気に広がる

こんなイメージがあるので、そこから「気が強い」「感情が激しい」という言い伝えに変わっていきました。でもね、ここが一番大事なところで…火って、悪いものじゃないんです。

火のイメージって、

  • 情熱がある
  • 自分の意志を持てる
  • 決断力がある

こういう“良い意味”もちゃんとあるんですよね。

昔は短所にされていたことも、今の時代では「この子、エネルギーあるな」「芯が強くて頼もしい」とポジティブに見られます。だから丙午が“気が強い”と言われるのは、昔の価値観がつくり出したイメージであって、科学的根拠はゼロなんです。むしろ今の子育てでは、そんな“強さ”がその子らしい魅力になることが多いんです。

八百屋お七が語り継がれた背景と迷信の広がり

八百屋お七は江戸時代に実在した女の子で、じつはこの子の物語が“丙午の噂”を大きく広げたと言われています。ある日、大きな火事がお七の家を焼いてしまい、家族は近くのお寺へ避難することに。そこで出会ったのが、若い小姓の吉三郎です。ふたりはすぐに惹かれ合い、お七にとって特別な存在になっていきました。

でも、家が建て直されると、お七はお寺から離れ、吉三郎にも会えなくなってしまいます。会いたいのに会えない…その思いがどんどん募っていき、当時は自由に外出もできなかった時代。そんな中でお七は
「もう一度火事が起きれば、また吉三郎に会える」と追い詰められたように思い込んでしまい、家に火をつけたという物語が伝わっています。

江戸時代、放火は最も重い罪のひとつ。お七はたった16歳で処罰されてしまうという、とても悲しい結末になりました。この劇的なお話が歌舞伎や物語として広く広まったことで、「激しい恋 → 激しい行動」という印象が強く残り、そこに当時の“丙午の女性は気が強い”という噂が重なってしまったんです。

でも実は、お七が丙午生まれだったという確かな証拠はありません。

つまり、私たちが耳にする「丙午の女性=強すぎる」というイメージは、お話と昔の価値観が混ざってできた“誤解”にすぎないんです。

【独自検証】丙午生まれの有名人から読み解く“本当の姿”

丙午生まれの有名人を見ていると、「あ、丙午ってこういう魅力があるんだな」と自然にイメージがつかめると思いませんか?調べてみるとどの人も、自分の軸をしっかり持っていて、まっすぐ情熱を注いでいる感じが共通していました。ここでは、そんな有名人の実際の活躍をヒントに、丙午の“本当の魅力”をわかりやすくまとめていきます。

実際に活躍している丙午(1966年)生まれの著名人

●東山紀之
元俳優・歌手・タレント・司会者で、現在は 株式会社SMILE-UPの代表取締役社長 を務めている。

●長嶋一茂
タレント・スポーツキャスター・コメンテーターとして活躍し、飾らない発言と一本気な性格が「正直で気持ちいい」と視聴者に好印象を持たれている。

●小泉今日子
俳優・歌手・執筆家として活動し、現在は 株式会社明後日の代表取締役・プロデューサー を務めている。

●鈴木保奈美
女優としてドラマ・映画で活躍し、大人の品のある存在感と“芯の強さを感じる演技”が高く評価されている。

●広瀬香美
歌手として活動しつつ、ボイストレーニングやYouTubeでも発信を行い、エネルギッシュな歌声と前向きな姿勢がファンに支持されている。

●斉藤由貴
ドラマ・映画・舞台で幅広く活躍し、独特の雰囲気と繊細な表現力で“唯一無二の女優”として愛されている。

●松本明子
バラエティ番組や情報番組で活躍し、明るく親しみやすいキャラクターで長年視聴者に元気を届けている。

●トータス松本
ウルフルズとして音楽活動を続けながら俳優業もこなし、力強い歌声と情熱的なパフォーマンスが印象的。

●スガシカオ
シンガーソングライターとして活動し続け、深い歌詞とこだわりある音楽性が多くのファンを魅了している。

●野村萬斎
狂言師として伝統芸能を広める一方、映画や舞台の演出にも携わり、存在感と表現の幅広さが高く評価されている。

●有森裕子
元女子マラソン選手で、現在は 日本陸上競技連盟会長 として日本の陸上界をリードしている。

●マイク・タイソン
アメリカの元プロボクサーで、WBA・WBC・IBF世界ヘビー級の統一王者として世界に名を刻んだ人物。

引用:ウィキペディア

丙午生まれの男性に多く見られる特徴

  • 自分の軸がしっかりしている
  • 行動力がある
  • 正直でまっすぐ
  • 周囲に流されない
  • 仕事や表現に情熱を注ぎやすい

丙午生まれの女性に多く見られる特徴

  • しなやかで芯が強い
  • 自分の人生を自分で選べる
  • 個性がはっきりしている
  • 表現力が豊か
  • 長く第一線で活躍する持続力がある

まとめ:丙午は「気が強い」ではなく、「芯が強い」年

ざっくり見てみると、今回の丙午生まれの有名人って、多少スキャンダルがあったりする人もいるんですけど…(そこは人間だしね)。でも 犯罪者なんて誰もいないし、もちろん火事を起こした人もいません(笑)

こうやって並べてみると、「丙午=大変なことが起きる」みたいな昔のイメージって、ほんとにただの迷信だったんだな〜と感じます。

むしろ、どの人も自分の軸をしっかり持っていて、好きなことにまっすぐ向かっていく強さがあるんですよね。これって、丙午の“火のエネルギー”がいい形で出ているというか、その人らしさとして輝いている部分なんだと思います。

だから、2026年に赤ちゃんが両午で生まれるからといって、不安に思わなくて大丈夫。
丙午は“気が強い”んじゃなくて、その子らしい個性がしっかり育つ年なんですよ。

2026年丙午生まれの「資質(特徴)」をポジティブに捉える

ここからは、丙午の性質がどんなふうにプラスに働くのかを見ていきましょう。昔は「気が強い」とネガティブに言われることもあったけれど、今の価値観で見れば、その特徴ってむしろすごく魅力的なんです。

これから出産を迎える方や、赤ちゃんを望んでいる女性が、もっとワクワクできるように。2026年に生まれてくる丙午の子どもたちが持つ“いいところ”を、やさしく分かりやすくお話ししていきますね。

火のエネルギー=情熱・集中力の高さ

丙午に共通して語られる「火」のエネルギーって、怖いものでもネガティブなものでもなくて、その子の内側からスッと湧き上がってくるパワーみたいなものです。情熱を持ちやすかったり、「これ!」と思ったことにまっすぐ向かえる集中力が高いと言われるのも、この“火”の性質が関係しています。

赤ちゃんのうちから「好き」がはっきりしていたり、何かに夢中になっている姿がよく見られるかもしれません。実はこれ、将来につながるとても大事なサインなんですよ。丙午生まれの子は、そのエネルギーを上手に伸ばしてあげることで、びっくりするほど大きな力を発揮するタイプ。

だからこそ、2026年に生まれる子は「ちょっと楽しみかも」と思ってあげて大丈夫です。

馬のエネルギー=行動力・直感力の強さ

「午(うま)」には、スピード感や自由さといったイメージがあります。そのため、丙午の子は“行動が早い”“直感で動ける”なんて言われることもあります。でもこれも決して悪い意味ではなくて、今の子育てではむしろ大きな強みなんです。

というのも、現代は 「自分で選ぶ力」「やってみようと思ったことを行動に移せる力」 がとても大切にされています。丙午の子が持つとされるこうした特性は、しっかり武器になります。

さらに、直感力が高いと言われることから、まわりの空気を読むのが上手だったり、人の気持ちに気づきやすかったりそんな優しい一面も育ちやすいとされています。決して“暴れん坊”とか“手がかかる”という意味じゃありません。むしろ、自分らしく動ける力を生まれながらに持っている子 と考えると、とても魅力的な資質なんですよ。

男子・女子それぞれの傾向と“今の時代の武器”

丙午は「男子は最強」「女子は大変」と語られることがありましたが、これは昔の価値観が作った誤解です。現代の視点で見ると、どちらもそのエネルギーをプラスに活かせる特徴を持っています。

●男子の場合
・行動力がある
・決断が早い
・リーダータイプになりやすい
これらは社会で求められる力そのもの。将来の選択肢も広がります。

●女子の場合
・芯が強い
・気持ちがブレにくい
・自分の世界観を大切にできる
昔は“強すぎる”と誤解された部分が、今は「自立心」「主体性」として高く評価されます。

男女どちらであっても、丙午生まれの個性は現代にぴったりフィットした“時代の追い風”になるのです。

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【核となる主張】結局すべては「育つ環境」で決まる科学的根拠

丙午に生まれる子がどんな性質をもつのか、その答えを決めるのは「運命」でも「迷信」でもなく、 “育つ環境” なんです。最新の心理学や発達の研究でも、子どもの性格や行動パターンは、遺伝よりも周りの環境や関わり方の影響を強く受けることが分かっています。

だから、丙午の言い伝えがどうであったとしても大丈夫!あなたが“安心できる場所”をつくってあげること、そっと見守ったり、気持ちに寄り添ってあげることの積み重ねが、赤ちゃんの未来をしっかり支えていきます。

心理学が示す「遺伝より環境」の影響力

最新の発達心理学では、性格や行動傾向の約7〜8割が「環境」によって形づくられることが分かっています。赤ちゃんは生まれ持った気質をベースにしつつ、周囲の関わり方・声のかけ方・安心できる環境によって“性格”が変わっていきます。

たとえ丙午の年に生まれたとしても、それがそのまま性格になるわけではありません。あなたの温かい関わりや、家庭の安心感が、赤ちゃんの未来を穏やかにも、のびのびしたものにも変えていけるのです。

親の関わりが子の性格形成に与える影響

研究では、赤ちゃんが「安心できる大人に見守られて育つ」だけで、

・自己肯定感が高くなる
・衝動が落ち着く
・感情のコントロールが上手になる
といった変化が起こることが分かっています。

丙午の性質を“強い”と仮定しても、親の関わり次第でそのエネルギーは良い方向に向かいます。
たとえば、
・興味を示したものを応援する
・「大丈夫だよ」と安心できる声かけをする
・ゆったり甘えられる時間をつくる
このような小さな積み重ねが、赤ちゃんの性格を豊かに育てていきます。

丙午の資質は“伸ばせる・整えられる”という事実

もし丙午の子が、情熱的だったり、行動が早かったりするとしても、それは「伸ばすか、整えるか」を親が選べる資質です。“強さ”を上手に使える子は、
・リーダーシップ
・集中力
・チャレンジ精神
といった能力を自然と発揮しやすくなります。

反対に、気持ちが爆発しやすい子でも、
・感情を言葉で表現する練習をする
・安心できる習慣をつくる
・見守る姿勢を大切にする
ことで、落ち着きやすくなります。

つまり、丙午の影響を“悪い方向”に固定する必要はまったくありません。育つ環境によって資質は整い、伸び、輝くものへと変わっていきます。

最後に、これからママになるあなたへ

2026年は丙午だと聞いて、不安になってしまった…。その気持ちが出てきたのは、すでにあなたが“わが子のことを大切に思っている”証拠なんです。まずは、その優しい気持ちを自分でほめてあげてくださいね。

そして、どうか安心してください。2026年の出産を心配したり、昔の噂に振り回される必要は本当にありません。あなたのもとに来てくれる赤ちゃんは、あなたと家族の愛情の中で、のびのび成長していきます。これからの日々を、「どんな子に会えるんだろう?」という楽しみに少しずつ変えていけたら嬉しいです。

あなたと赤ちゃんの未来が、あたたかく、やさしい光で満ちていますように。

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#2026年#丙午生まれ

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この記事を書いた人

ゆい(4歳男の子、3歳女の子)
3、4歳の年子ママ。保育士として1,300人以上の子どもたちと携わる。2人目の妊娠をきっかけに起業し、現在140人以上の働き方に悩むママたちと向き合う。仕事のモットーは「気持ちにまっすぐ」「頑張らないように頑張る」Instagramでは120%元気を取り戻せる夕食レシピを発信中!!