Column コラム

子育てにお金かかりすぎ問題…4000万なんて要らない!最低限の費用を大公開

子育てにお金がかかりすぎてこれからが不安、2人目が考えられない、子供を持つことも躊躇してしまう…そんな声が聞こえてきます。

しかし、子育てにお金がかかりすぎなのではなく親がかけてしまっているという可能性もあります。

この記事では、子育てにかかる最低限の費用をお伝えするとともに、お金がかかる理由や必要な預貯金額、利用できる助成制度なども解説します。

子育てにかかるお金に不安を持つ方は、最後までじっくり読み込んでくださいね!

有料級の子育て情報が無料でゲットできるって!!?

子育てにお金かかりすぎ…最低限の費用は2,000万円!

子育てとお金

ネットやXなどで、「子育てにかかるお金は1人4,000万円必要!」なんて投稿見た事ありませんか?

妊娠中や子育て中のママは、ドキッとしてしまいますよね。

でも実際は、最低限2,000万円程で事足りるという調査結果が出ています。

2025年10月に発表された国立成育医療研究センターの調査によると、0歳~18歳までの子育てにかかるお金は養育費・教育費など合わせて約2,170万円でした。

以下の表は国立成育医療研究センターの2024年の調査をもとに作成したものです。

0~6歳の子育てにかかるお金の表

0歳~6歳までの子育てにかかるお金は、年間平均約80万円でした。

現在保育園と幼稚園は3歳から無償化になっている(給食費や延長料保育費のみ実費)ので、対象の家庭はあと5万円ほど安くなります。

小学1年生~小学6年生の子育てにかかるお金の表

小学校6年間の子育てにかかるお金は、年間平均約108万円でした。

小学生になると、学校教育費と学校外教育費が大幅に増えていることが分かります。習い事をしていない家庭はその分が減りますね。

また、その他の項目も若干増えていますが、この中にはおこづかいや携帯電話料金などが含まれています。まだおこづかいや携帯を渡していないという家庭はその分が減ります。

中学校3年間の子育てかかるお金は、年間平均約140万円でした。

中学生になると、なかなか旅行に行ったり遊んだりすることが減ることが多いので、娯楽費は減ります。しかし受験のために塾に通う子も増えるので、学校外教育費が増えています。

高校3年間の子育てかかるお金は、年間平均約180万円でした。

高校生になるとドンと費用が増えているように感じますが、個人の差が大きくなります。私立や公立、留学するかしないかなどで、かかるお金は大きく異なります。

2025年4月から高校の授業料が無償化されました。ただし授業料が無料化されても、それ以外の部活動費や修学旅行の積み立て、急な模試代などがあるので月6万円~10万円はかかると思っていた方が良いです。

働くママはこちらも要チェック!→【2025最新】いずれ扶養なくなる!専業・パート主婦が損しないためにやるべき対策3選 – 一般社団法人sunnysmile協会

お金の勉強していますか?副業や節約をするよりも賢くお金を貯めましょう♪

お金の節約より勉強がお勧め!主婦目線でお金の勉強ができるアプリの紹介

子育てにお金がかかりすぎではなく親がかけている問題

「子供を育てるのにはお金がかかる」という先入観もありますが、親が無意識のうちにお金をかけすぎているという問題もあります。

その問題には3つの要因があると考えられます。以下で1つずつ解説します。

子育てにお金をかけすぎた

子育てにお金がかかりすぎる問題➀親の考え方

子育てにお金がかかるかかからないかは、親の考え方次第ということもあります。

親自身が元々子供の頃に、習い事や娯楽、普段の食事に至るまで、お金をかなりかけてもらっていたなら、自分の子供にも同じくらいのレベルで生活されたいと思うのが自然でしょう。

反対に最低限の費用で育ってきた親であれば、「それくらいで十分じゃない?」と感じます。

私は後者ですが、近所のママ友と子供の話をしていて「あ、お金の価値観が全然違うな」と感じたことが何度もあります。

お金をかける親が良い、かけない親はダメということは決してありません。

お金をかけても、最低限のお金でも子供にとって最善なのであればそれでいいと私は思います。

子育てにお金がかかりすぎる問題➁地域差が大きい

私は、山に囲まれた田舎で生まれ18歳まで育ちました。

社会人になり関東へ上京し結婚出産をしましたが、私の育った田舎とは子育てにかかるお金が全く変わってくることに気が付きました。

私が上京して感じたギャップは以下のようなことです。

  • 小さいうちから(1歳~)幼児教室などに通わせている
  • 立派な幼稚園が多い
  • 小学校受験、中学校受験をする人が一定数いる
  • 小学生から塾、家庭教師を利用
  • 大学進学が基本
  • お出かけやレジャーの選択肢が多い
  • 家賃や駐車場代などがかかる(高い)

私の田舎ではすべてが真逆でした。

以上のようなことから田舎と都心では子どもにかかる費用がかなり変わってきます。

子育てにかかるお金の貯金

子育てにお金がかかりすぎる問題③もったいないお金

無意識のうちにかけなくても良いところにお金をかけていませんか?今考えると「あれはもったいなかったな…」というお金もあるでしょう。

おもちゃ、服や靴、外食やデリバリー、1つずつは1,000円くらいかもしれませんが、毎月毎年と積み重ねるとあっという間に何十万となってしまいます。

そういったもったいないお金を節約することで、貯蓄ができたり他の教育費などにまわしたりすることができます。

かかる時期かからない時期をしっかり認識しておけば対策はとれます。

「やっぱり子どもに好きなことをさせてあげたいし、たくさん経験もさせたい」というママは、きちんと準備をしておくことが大切です。

ママが学べば子供が変わる!

子育てにお金かかりすぎるから貯金したい!いくらあれば大丈夫?

子供にかかるお金をある程度貯金しておくことで、お金がかかる時期に焦らずに済みます。

どれくらいの貯金があれば安心なのか、独自に調査した結果をお伝えします。

子育てにかかるお金に不安を持つママは必ず読んで!→子育てのお金の不安…解消する方法は簡単!ママがすべき3Step – 一般社団法人sunnysmile協会

子供とお金

出産前の貯金

個人差はありますが、出産前には50万円~100万円の貯金があると安心です。

出産前にかかるお金があります。例えば以下のようなものです。

  • 健診費用
  • マタニティ用品
  • 妊娠悪阻等での予定外の入院費用
  • 自炊できない時の食事代
  • 出産・入院費用
  • 赤ちゃん用の服、布団、ベビーカーなど

働いているママは、出産手当金や育児休業給付金などもありますが、給付が遅いのと今までの収入よりも減ってしまうので、ある程度貯蓄があったほうが安心です。

出産費用は、出産育児一時金(50万円)が支給されますが、はみ出た分や無痛分娩は自費になるのでお金の用意が必要です。

子供とお金

出産後の貯金

目安としては、18歳までに400万円程あると良いと言われています。

【子育てにお金かかりすぎ…最低限の費用は2,000万円!】で解説した表を見て分かる通り、0歳~18歳まで大きくなればなるほど、年間かかるお金が増えていきます。

また中学校、高校の入学時に約50万円程お金がかかります。それまでに貯められるときに貯めておくのがベストです。

400万円のうち半額の200万円は児童手当で賄えるので、残りの200万円を家計から捻出することで達成できます。

0歳から毎月1万円ずつ貯金をすると17年で204万円になる、と考えると取り組みやすいですね。

それ以外でも投資や保険などでお金を増やすという方法もあります。

我が家は子供が生まれた時に学資保険に加入しています。18歳に満額下ろせるようにしてあり、大学進学の費用などに充てる予定です。

お金の勉強しておけば18年後の貯蓄額が変わる!

お金の節約より勉強がお勧め!主婦目線でお金の勉強ができるアプリの紹介

お金がかかるなら助成金を活用!

「子育てにお金がかかるのに自分の収入だけじゃ無理!」と不安を感じることもありますよね。

しかし日本には子育て世帯のための助成金があります。

その分のお金を生活費や教育費、貯金などにまわすことも可能です。

現在の子供を育てる家庭への助成金は以下のものです。

  • 児童手当:0歳~18歳までの子供(3歳未満は15,000円、3歳以上は第1子2子が15,000円第3子が30,000円)
  • 出産子育て応援交付金:妊娠届出時50,000円、出産届出時50,000円
  • 子供医療費助成:子供の医療費の一部または全額を自治体が助成する制度
  • 出産手当一時金:子供1人につき50万円が支給される
  • 高等学校都等就学支援金制度:国公私立問わず授業料分を支給(上限あり、申請が必要)

上記の他にも、地域ごとに支援金や給付を行なっているところもあります。

また物価高騰対策として、0歳から18歳までの子供一人に付き一律2万円の手当が2026年春頃に、自動振り込みされる予定です。

さらに令和8年度から令和10年度にかけて段階的に構築していく子ども・子育て支援金制度もあります。(既に始まっている制度もあり)→【最新】子ども子育て支援金制度による恩恵6選!賢いママは全部知ってる – 一般社団法人sunnysmile協会

こういった助成制度や支援金、給付金をうまく使いながらやりくりしていくことで、「お金がない!」を回避していきましょう。

FPに相談するのはハードルが高いけど、アプリならその場で簡単!

まとめ

この記事では子育てにかかるお金について以下のことをお伝えしました。

  • 0歳~18歳の子育てにかかるお金は約2,000万円
  • 子育てにお金がかかるすぎるのではなく、親の考え方、地域差、無駄遣いなどでかけてしまっている可能性
  • 貯金は出産前までに50万円、18歳までに400万円が理想
  • 助成金や無償化などをうまく活用しよう!
子育てにかかるお金

私は子育てにそんなにお金がかかりすぎるとは思っていませんし、実際かけていません。

私自身、裕福な家庭で育ったわけではなく、高校は奨学金で通い卒業と同時に就職。社会人になってやっと奨学金の返済が終わりました。

それでも「お金をかけてもらっていなかった」なんて不満に思ったことは一度もありません。

子供にお金をかければかけるほど良い学校に入れて、安定した未来が待っているというわけではないですよね。

今の子供に合った生活をしているのか、無駄な支出はないか、利用できる制度はないかなど、きちんと確認することが大切です。

お金の不安を取り除き、今しかない子育て期間を楽しみましょう!

一般社団法人sunnysmile協会は、子育てや働き方に悩むママのためのコミュニティです。 毎月オンラインにて勉強会や相談会などを行っておりますので、 お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

ゆり(4歳、3歳、1歳男の子3人)秋田県出身→東京都
自身の子育てと働き方で悩み、3人目の育休中に子育てコーチングと自分で収入を得る方法を学ぶ。現在は在宅ワークと超ポジティブ育児で悩みなし!
子育て・働き方・健康で悩むママと子供のために活動している。オンライン・オフラインで子育て講座や腸活講座、子育て相談している。
介護福祉士、sunnysmile協会認定子育てコーチングプラチナ講師、ウェルネスステップアドバイザー