市販の妊娠検査薬で陽性反応が出た!近所の産婦人科で診てもらってから産む場所探したらいいよね~なんて呑気に考えていた私。
妊娠週数8週頃、子宮内にしっかり心拍が確認できて母子手帳をもらってウキウキで産院を探して電話したら「分娩予約いっぱいなのでキャンセル待ちになります」と。
妊娠確定してから“どこで産もうかな~”なんて遅すぎました、、、
都内の分娩予約は早すぎる!!!と困ってしまう妊婦さんを減らしたい。産婦人科病棟の勤務歴がある&現在産婦人科クリニックで勤務している3児のママ看護師が、自身の分娩予約失敗談と、希望の産院で最高のお産をするための分娩予約のコツをお伝えします。
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目次
【経験談】分娩予約早すぎ!都内はどこでも激戦区と認識せよ
長女を授かった当時、私は世田谷区に住んでいました。市販の妊娠検査薬で陽性反応を確認して、妊娠週数6週頃に近所の分娩設備のない産婦人科クリニックを受診しました。
そこで子宮内に赤ちゃんの心拍が確認できて、「どこで産むか決めてますか?」なんて医師に言われて、「これから探しまーす!」って答えたわけですよ。
このときの医師の表情。あれがすべてを物語っていましたね。

産婦人科で妊娠が確定して母子手帳をもらったのが8週頃だったと思います。“どこで産もうかな”ってウキウキしながらお産ができるところを探して、3つのクリニックに絞って分娩予約をしたいと電話をしました。
ですが、その3つのクリニックすべてに「分娩予約いっぱいなので、キャンセル待ちになります」と断られてしまったんです。
“分娩予約のキャンセル待ちってどういうこと?そんなの待ってたら産むところ決まらないじゃん!”って撃沈して、妊娠判定のために受診したときの医師の表情を思い出して妙に納得しました(笑)

分娩設備のない産婦人科クリニックには提携先の医療機関があるので、お産にこだわりがなく分娩ができればいいならば分娩予約や産院探しに困ることは少ないです。
ですが、“ここで産みたい!この条件は譲れない!”とこだわり(バースプラン)がある場合、こだわりや希望の条件に合う産院ほど競争率が上がってしまいます。人気の産院でお産したい想いはみなさん同じですからね。
私のようにのんびりしていると、都内の小規模産院では分娩予約ができず、希望の産院とは異なる妥協した産む場所を探すことになりかねません。
日本産婦人科医会が提示するデータによると、分娩を取り扱っている施設数は減少する一方です。産む場所が減ってしまえば、人口が多い都内は“どこでも激戦区”状態になることは容易に想像できますよね。

心拍確認できたらでいいよね~なんて遅すぎる!?お産にこだわりがあるなら早めのリサーチを
“こんな場所で、こんなお産がしたい!”とこだわり(バースプラン)がある場合、その望みを叶えられる病院・産院が通える範囲内にあるのか、自分の妊娠経過や身体的な条件が希望の産院の予約条件に合っているのかなど、確認することがたくさんあります。

産院側の分娩予約条件
私が次女と三女を出産した都内の産婦人科クリニックにも分娩を受け入れるにあって条件(基準)がありました。
- 年齢、体格、血液型(42歳以上不可、妊娠前のBMI28以上17未満不可、血液型Rh-・不規則抗体がある場合不可)
- 合併症、既往歴、家族歴(高血圧・心臓病・不整脈の既往、糖尿病・内分泌疾患・膠原病/自己免疫疾患がある、重度の喘息・精神疾患・てんかんがある、血栓症の既往や血栓性素因がある、両親や兄弟姉妹に心臓病で突然死した病歴がある場合不可)
- 感染症(B型肝炎・C型肝炎・HTLV‐1などのウイルスのキャリアがある、性器ヘルペスの既往があって再発を繰り返している、梅毒を合併している場合不可)
- 産婦人科疾患、手術歴(子宮に奇形がある、7㎝以上の筋腫がある、子宮手術の既往がある、3回以上帝王切開した、帝王切開の既往があるが今回は経膣分娩希望の場合不可)
- 前回の妊娠、出産時に異常がないか
- 多胎妊娠、ヘビースモーカー、宗教上の輸血制限(無輸血)は不可
私が産院を選ぶうえで譲れなかったこだわり
産院側の条件だけでなく、私にもこだわりがありました。
- 病室は絶対個室
- 母児同室(産後すぐから赤ちゃんと過ごしたい)
- 自然に産みたい(無痛分娩はしない)
- おいしい食事がいい(病気で入院したときのような病院食は嫌)
- できるだけコストは抑えたい
私は自分自身のこだわり(バースプラン)をハッキリさせてから、希望を叶えられそうな産院を探して分娩予約の条件を確認しました。上記のように、産院によってはかなり細かい分娩受け入れ条件(基準)があります。産婦人科のみの単科クリニックでは、分娩時ママや赤ちゃんに何かあったとき(緊急時)に対応がすぐにできないため、ハイリスクな妊婦さんは総合病院での分娩が望ましいからです。

明確なこだわりがあるのに、心拍が確認できるまで呑気にしていた私。都内のクリニックで分娩予約できなかったので、長女は里帰り分娩することになりました。とほほ、、、
産院選びも妊活のうち!妊娠がわかったらすぐ希望の産院受診がおすすめ
長女妊娠時の失敗を繰り返さないために、私は2人目の妊活を始めたと同時に分娩ができる産婦人科クリニックを調べ始めました。世田谷区から杉並区に引っ越すことも考慮して、杉並区内で産院を探しました。
そしたらなんと、引っ越したあとの自宅から歩いて行ける範囲に、私のこだわり(バースプラン)を満たしてくれそうな産婦人科クリニックがあったんです…!!
“絶対にここで産みたい”と思いながら、隅から隅まで産婦人科クリニックのホームページをチェックして、妊娠判定のための受診や分娩予約のイメトレをしながら妊活に励みました(笑)

分娩予約は、一言でいうと早い者勝ちです。
のんびりしているとすぐに分娩予約の定数が埋まってしまいます。
分娩予約は早い者勝ちだからこそ、妊娠検査薬で陽性反応が出たらすぐに分娩したい産院を受診することがおすすめです!
妊娠検査薬で陽性反応が出て産婦人科を受診しても、まだ胎嚢が見えないとか心拍が確認できず分娩の予約ができないとか、うまくいかないこともあると思います。
私も“ここで産みたい!”って気持ちが強すぎて、分娩希望のクリニックの初診時は胎嚢しか見えずに分娩の仮予約しかできませんでした(笑)
それでも仮予約できたんです!数日後に再診したときに無事心拍が確認できて、仮予約が分娩予約確定に昇格しました!!
子育てのお悩みお気軽にどうぞ
ここで産みたい!希望の産院に予約するときの電話のかけ方
里帰り分娩や、妊娠確定した産院と分娩する産院が異なる場合など、分娩予約を電話で取ることもあります。
電話で分娩予約をするときに産院側から聞かれることが多い項目がこちらです★
- 氏名
- 生年月日
- 診察券の番号(初診なら不要)
- 最終月経日
- 妊娠週数
- 分娩予定日
- 分娩予約する産院を受診する予定の日
- 妊娠の経過 など
上記をメモしておくなど、聞かれたらすぐに答えられる状態にしておくとスムーズですよ。

里帰り分娩の場合、何週までに受診が必要なのか、妊婦さん個人が電話で予約をするのか、妊婦健診を受けているクリニックが予約を取るのかなど条件があることも多いです。
きちんとリサーチしてから分娩希望の産院・クリニック・病院に問い合わせや分娩予約の電話をしましょうね。
希望の分娩施設で、最高のお産ができますように★
最後までお読みくださり、ありがとうございました^^

この記事を書いた人

まきち(子ども3人/2017年生まれ♀、2020年生まれ♀、2021年生まれ♀)
3姉妹絶賛子育て中のフリーランスナース。看護師、保健師、養護教諭(保健室の先生)免許所有。美容看護師歴10年以上。お仕事がとにかく楽しくて、複数のクリニック(美容・皮膚科・他)でフルタイム勤務しながら、娘たちの見本となる“かわいくて賢いママ”を目指して奮闘中。