Column コラム

【大暴露】在宅ワークママ羨ましい?現役フリーランスの両立・収入の現実!

5歳の長女と1歳の次女の育児に奮闘中のフリーランスママです。

私は長女が発達障害であることを知ったことをきっかけに、会社員を辞めて在宅ワークをメインとするフリーランスとなって3年が経ちました。

「通勤なし」「子どもが熱を出しても対応しやすい」「時間の自由がきく」など、在宅ワークママのイメージ、ちょっと憧れませんか?

実は私もかつて、そんな理想に胸をふくらませて会社員からフリーランスに転身しましたが、現実は、思っていたよりもずっと厳しいものでした…。

育児と仕事の両立、収入の現実、「こんなはずじゃなかった…」という挫折、そして今に至るまでの体験談…私が在宅フリーランスママとして過ごしてきた3年間のリアルをすべて大暴露します!

在宅ワークが羨ましい、やってみたいと思っているワーママはぜひ参考にしてみてください。

目次

【経験談】在宅ワークママは育児と仕事が両立できて羨ましい…現実は甘くない!

在宅ワーク理想と現実

皆さんが思う在宅ワークのイメージって、「家で子どもを見ながらできる」「自分のペースで仕事できる」など、夢がいっぱいですよね。

実際、通勤時間がない、子どもの体調不良にも柔軟に対応できるなど、メリットも確かにあります。

しかし、私が実際にやってみて感じたのは「理想と現実のギャップが大きすぎる…!」ということ。

きらびやかに見える在宅ワーク生活にも、思わぬ落とし穴がたくさんありました。

そんな良きイメージの裏に隠された「理想と現実のギャップ」を私の経験を基にご紹介します。

フリーランスになったきっかけは長女の発達障害と2人目妊娠

もともと私は医療職(臨床検査技師)として病院で正社員勤務をしていました。

1人目の出産後はパート勤務に切り替え、保育園に預けながら仕事を続けていたのですが、毎日が時間との戦いで…。

特に医療現場は土曜出勤もあり、夫と休みが合わず、家族の時間もなかなか持てないことがずっと悩みでした。

そんなとき、長女が3歳になる直前に「周りの子どもたちよりも言葉の発達が遅れている」と保育園から指摘されました。

長女の今後の対応について悩む中で、同時期に次女の妊娠も発覚…つわりで体調も悪く、家事・育児・仕事すべてが中途半端になってしまったのです。

夫婦で話し合った末、私は思い切って退職し、長女のサポートと次女の出産に集中することを決意しました。

保育園退園を避けるために、在宅ワークを始める

退職を決めたものの、新たな壁が立ちはだかりました。

それは「保育園の退園問題」です。

長女が通っていた保育園は、発達の遅れにも柔軟に対応してくれる園でしたので、できれば転園せずに通わせたかったのですが、「無職」では保育園の継続は難しいのが現実です。

そんな中で見つけたのが、在宅でできるフリーランスという働き方でした。

未経験のため戸惑いや不安は大きかったのですが、子どものためにも働く形を維持したくて、私は一念発起して「フリーランスママ」になりました。

フリーランスになっても保育園に通わせられるの?

という心配はありましたが、自治体にもよりますが開業届を出して就労証明書を提出すれば、問題なく継続できました

必要な手続きは思ったよりシンプルで、税務署に書類を1枚出すだけです。

開業=ものすごい決断、と思われがちですが、思いきって一歩踏み出せば大丈夫です。

フリーランスになった結果は5万円稼ぐのも難しいという現実!

私は最初に「Webデザイン」を学び、クラウドソーシングで仕事を探し始めましたが、現実は予想以上に厳しく、全然仕事が取れない…。

30件応募して、返事が来たのは数件だけ…ようやく取れた仕事も、数時間かけて報酬は1000円以下(手数料引かれて実質3桁)というのが当たり前でした。

生活費どころか、小遣い程度の金額も稼げない…どうやって生活するの?

と何度も壁にぶち当たり、「会社員に戻りたい」と本気で思ったこともあります。

ちなみに私の場合、妊娠中で体調が安定しなかったのもありますが、初めの1年間は月々の収入がゼロのことも多く、月々のデザインソフト代3500円を稼ぐこともできなかったため、所得はマイナスの状態でした。

結局、フリーランスになって半年で獲得できた仕事は、単発の仕事2件だけだったこともあり挫折…

現在は、同時進行で勉強していたWebライティングのスキルを活かして、Webライターに転身しました。

フリーランス3年目:収入はようやくプラスに!

2人目出産や長女の療育サポートで、1日平均2時間しか働けなかった1〜2年目は赤字でした…

確定申告で損失申告を出すたびに落ち込み、「やっぱり無理してでも会社員に戻るべき?」と悩み続けていました。

しかし、3年目に入り、次女を保育園に預けられるようになってから1日6時間ほど作業時間を確保できるようになり、妊娠や自宅保育のせいで諦めていたスキル習得や、仕事の幅を広げることができるようになりました。

すると少しずつですが収入が得られるようになり、ようやく「やってて良かった」と思えるようになりました。

今も収入は安定しませんが、私は子どもたちのことを第一にできる働き方を続けたいと思っていますので、フリーランスを続けつつ、少しずつ収入を上げていけるよう日々努力しています。

【結論】在宅ワークが羨ましいママへ伝えたいリアル

私がこの3年間で経験し、感じたことをまとめたものがこちらです。

在宅ワークのメリット

  • 通勤時間がゼロな分、子どものトラブルや発達段階に合わせた対応がしやすい
  • 家族との時間を大切にできる
  • 自分のライフスタイルや子どものライフスタイルに合わせて働ける可能性がある

在宅ワークのデメリット

  • 最初は本当に稼げない!むしろマイナスになることも…
  • 育児中は「仕事の時間を取る」こと自体が難しい
  • 通勤がない分「ラク」だと思われがちだが、仕事は決して「ラクではない」

在宅ワークは決してラクな仕事ではありませんが、収入と時間を上手に確保できるスキルや環境を整えてしまえば、会社員時代の給料を超えることも不可能ではありません。

ただ羨ましいと思って、実際に在宅ワークをやってみたら「やっぱり無理だ…」「自分には向いていない」と感じることもあるかもしれません。

そんな在宅ワークをやってみようか迷っている方にオススメの方法があります。

それは「在宅ワークで必要となるスキルの勉強」を独学でいいので継続してやってみることです。

私の経験ですが、クラウドソーシングを通してコンサルティングを受けた際に、担当のコンサルタントからこんな言葉をいただいたことがあります。

「迷ったら、まずは興味を持った分野の勉強を続けてみてください。もし途中で勉強が止まってしまったら、その分野に対する【好き】【やってみたい】という気持ちは薄いということだから、やめたほうがいい。もし継続できたのなら、今後も続けていけるはずなので、有料コンテンツを利用して稼ぐための勉強をしてみるといいですよ。」

在宅ワーク、特にフリーランスの方は自分のスキルがそのまま収入と信頼につながるので、仕事だけでなく勉強も継続していく必要があります。

本気で在宅ワークで稼ぐのであれば、その分野が【好き】でないと仕事も勉強も続かないことが多いので、もし興味がある分野がありましたら、まずは勉強して知ることから始めてみるといいと思います。

在宅ワークママって実際に何してる?気になる質問集めました!

在宅ワークママへの疑問

在宅ワークって実際どんな感じ?収入は?子育てとの両立は?

気になるけれど中々聞けない疑問…ありませんか?

実際に現役の在宅フリーランスのママの私が、よく聞かれる質問に本音で答えていきます!

育児と仕事の両立に悩んでいる方、在宅ワークに興味があるママの参考になればうれしいです。

Q1. 在宅ワークでどれくらいの収入がありますか?

Webライターとクラウドソーシングの簡易作業(アンケートや覆面調査など)をやって現在は月2~3万ほどです。

正直なところ、「会社員時代と同じくらい稼ぐ!」というのは、中々厳しい世界ではありますが、自分のペースで少しずつステップアップして、今は月5万円を目指してチャレンジ中です!

Q2. 仕事・家事・育児のバランスの取り方は?

我が家には子どもが2人いて、どちらも保育園に通っています。

その間に仕事をしていますが、何も意識しないと家事・育児と仕事がごちゃごちゃになりやすい…。

なので、「時間を区切る」ことを徹底しています。

  • 仕事時間:9時〜16時までと決めて、その間は仕事に集中
  • 16時以降は仕事を切り上げて、子どもとの時間・家事に専念
  • 17〜18時は夕飯や家事タイム。子どもたちには YouTubeタイム(これは正直助かってます…)

さらに、長女(5歳・発達障害)には、「お支度ボード」を使って、自分で身支度や片付けができるよう工夫しています。

Q3. 子どもがぐずったり体調不良の時、仕事はどうしていますか?

ぐずったときは、迷わず仕事を中断!在宅ワークだからこそ、子どもの心にすぐ寄り添えるのがメリットです。

体調不良のときは、子どもが寝ている間に作業したり、夫が帰ってきた後に家事をお願いして、夜に仕事することもあります。

Q4. 在宅ワークで孤独を感じる?モチベーションの保ち方は?

元々、1人で黙々と作業するのが好きなので、孤独はあまり感じません。

でも、在宅ワークって「自分で自分を管理する」世界なので、モチベーション維持が課題ですが、実はモチベーション維持が苦手です…

私は、SNSやオンラインコミュニティで在宅ママ仲間と交流したり、進捗報告をし合ったりして、自分を励ましています。

「誰かとつながっている」と思えるだけで、モチベーション維持になります!

Q5. 夫の協力はどのくらい必要ですか?

うちは、夫は家事育児に協力的なので、特別何かしているわけではありません。

ただし、「家にいる=家事全部やって当然」と思われないように注意しています。

「今日は仕事が詰まってるから、夕飯作るのお願いしてもいい?」

「今週は納期より早く提出できて時間に余裕あるから、溜まった家事片付けておくね」

など、ちょっとしたことでもきちんと言葉にして伝えることを意識しています。

夫婦どちらかに偏らないように、「チーム育児」を意識しています!

Q6. 在宅ワークになって良かったことは何ですか?

何よりも良かったことは、子どもの急な体調不良で会社に謝るストレスがなくなったことです。

会社員時代は、子どもが熱を出すと、小児科を予約し、上司に電話して謝って、何日も休むことに申し訳なさを感じて…毎回、罪悪感と胃の痛みがセットでした。

今は、子どものペースに合わせて働けるので、精神的にとてもラクです。

特に、発達障害のある長女には療育や習い事で色んな経験を積ませてあげることができたのが、在宅ワークを選んで良かった!と思える大きな理由です。

自分には向いていなかったと後悔する前に…在宅ワークで抑えるべきポイント5つ!

在宅ワーク向いてなかった

「在宅ワークやってみたい!」…そう思ってスタートしたものの、「思ってたのと違う」「やっぱり自分には向いてないかも」と悩むママ、実はとても多いです。

でも、事前に心構えや準備をしていれば、「こんなはずじゃなかった…」という後悔を減らすことができることができます。

私自身の体験も交えながら、在宅ワークを始める前に押さえておきたい5つのポイントをお伝えします。

1. 貯金は最低でも50万円以上あると安心!

冒頭でもお伝えしたように、在宅ワークを始めてすぐに安定収入を得るのはかなり難しいです。

最初の数ヶ月〜半年間は、「収入ゼロ」や「時給換算したら数百円」という時期が続くことも当たり前です。

スキルを身につける時間、仕事に慣れるまでの時間、仕事を探して信頼を積み上げるまでの時間…本格的に稼げるようになるまでは、とにかく時間がかかります。

その間はどうしても生活費を貯金でまかなう必要があるため、最低でも50万円以上は用意しておくと安心です。

2. スキルだけあってもダメ!小さくても【実績】が武器になる

在宅ワークを始めるにあたって、スキルを学ぶことはもちろん大事ですが、「実績があるかどうか」で仕事の受注率は大きく変わります。

最初のうちは実績なんてないのが当たり前ですが、たとえば…

  • ポートフォリオサイトを作っておく
  • ブログやSNSでスキルを活かした発信をする
  • 無料モニターを受け付けてレビューをもらう

など、自分が「こういうことができます!」と見せられる材料を少しずつでも用意しておくと、仕事のチャンスがぐっと広がります。

私も様々な在宅ワークを経験し、実際に在宅ワークで稼いでいるママと話をして分かったのですが、「スキル9割で実績なし」の人よりも「スキル3割で実績のある人」の方が信頼して仕事を任せてもらいやすいのです。

それだけ実績は重要な要素ですので、スキル<実績であることは必ず覚えておいてください。

3. 自己管理をする

通勤がない=自由時間が増える!と思いきや、在宅ワークは自分を律する力が問われる働き方でもあります。

家にいるとついだらけてしまったり、間食が止まらなかったり、運動不足になったり…コロナ禍のテレワークで実感した方もいるのではないでしょうか?

私も見事にハマってしまい、気づいたら会社員時代より10キロも体重増加…!

また、仕事と育児が同じ空間で同時進行なので、オンオフの切り替えが難しく、精神的にも疲れが溜まりやすいのが現状です。

だからこそ、体調・時間・気持ちの管理ができないと在宅ワークを続けていくことは難しいです。

「自分に甘いタイプかも…」と思う方は、意識して生活リズムを整える工夫が必要です。

4. 確定申告の知識は必須!

在宅ワークを仕事として続けるなら、避けて通れないのが確定申告です。

たとえ収入が少なくても、副業で年間20万円以上、本業で年間48万円以上の所得があれば申告義務が発生します

私も最初は全然わからなくて、分からないことはググって調べて…結局1週間かかりました(笑)

しかも、収入が少ないから安心!と思ってたら…甘かった!

なんと、赤字(経費の方が多い)でも「損失申告書」を出さなきゃいけないんです。

初年度はとくに赤字になるケースが多いので、確定申告について事前に知っておいて損はありません。

不安な方は、早めに書籍やYouTube動画、会計ソフトなどを活用して備えておきましょう。

ちなみに私は簿記知識がゼロなので「弥生の青色申告」というソフトを使っています。

年間1万円ほどかかりますが、初心者でも使いやすいですし、しかも昨年の確定申告のデータを保存しておけるので、次年度の入力や計算がラクになるのでオススメです(参考までに昨年度の確定申告は2日間で終わりました)。

5. 1人で作業できる&コミュニケーション能力も必須

在宅ワークは基本1人作業が多いので、孤独との戦いでもあります。

1人で黙々と作業する時間が長くなる一方で、実は“コミュニケーション能力”がとても大事なんです。

仕事で必要になってくるクライアントとのやり取り(報連相)、提案文、今後のための信頼関係を築くことは、どれも仕事を得る・続けるために欠かせないものだからです。

「人と関わらなくて済むなら気楽でいいな〜」と思っていた私も、実際は人と話すことに神経を使う場面がたくさんありました。

逆に、人柄や対応の良さで信頼してもらえれば、リピートや紹介につながることも多いんです。

つまり、在宅ワークは孤独に耐えられるかつ信頼される人柄の両方が必要となります。

特に未経験からスタートするなら、まずは誠実なコミュニケーションを心がけることが大切です。

【衝撃】在宅で会社員並みの収入も夢じゃない!suunysmile協会の「子育てコーチング」とは

在宅起業成功

さて、ここまで在宅ワークのリアルをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

在宅ワークに興味はあるけれど、収入の不安が大きい…スキルも資格もないし諦めて会社員を続けるしかないのかな?

そんな不安を抱えているママにぜひオススメしたい在宅ワークがあります。

それは【子育てコーチング起業】です。

子育てコーチング起業とは子育て中の保護者を対象に、コーチングの手法を使って育児の悩みや課題の解決をサポートするサービスを提供し、自らビジネスとして展開していく仕事です。

  • 資格なし、スキルなしでOK!必要なのは【あなたの育児経験】
  • 自分の経験を活かして他のママを支えられる
  • 時間や場所に縛られず、子育てしながら働ける

このように育児経験のあるママにとっては始めやすい仕事であり、実際に子育てコーチングをされているママの中には月に50万円以上を稼いでいる方もいらっしゃいます!

気になる方はこちらからぜひチェックしてみてください!

まとめ

在宅ワークママはメリットも多く羨ましいと思いますが、実際は始めてみないと分からない厳しさや現実もたくさんあります。

私も理想と現実のギャップに戸惑い、時には心が折れそうになったこともあります。

それでも、「子どもとの時間を大切にしたい」「自分らしく働きたい」という気持ちがあるなら、焦らず小さく始めてみるのがおすすめです。

大切なのは、【何のために在宅ワークを始めるのか】【本気で継続できるかどうか】です。

本当にやってみたいと思った方は、まずは自分に合ったペースで、興味のある分野の勉強から一歩踏み出してみてください。

#在宅ワークママ #フリーランス #現実は厳しい

一般社団法人sunnysmile協会は、子育てや働き方に悩むママのためのコミュニティです。 毎月オンラインにて勉強会や相談会などを行っておりますので、 お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

みゆき(5歳長女&1歳次女のママ)
フリーランス/埼玉県在住
発達障害と気難しい性格を持つ長女の育児に悩んでいたところsunnysmile協会に出会う。
子育てコーチング講座で適切な声掛けと関わり方を学ぶことで、親子の絆を深め、家族の笑顔を増やすことに成功