Column コラム

赤ちゃんよだれ出ない・少ないのは問題?発達や虫歯との関連まとめ

いつも子育てお疲れ様です。

赤ちゃんはみんなよだれが出ると思っていたのに、うちの子はよだれがでない。

赤ちゃんのよだれが少ないのは、虫歯への影響や発達に問題ないのかな?と思ったことはありませんか?

実は、赤ちゃんのよだれがでないのは、問題がないことがほとんどです。

この記事ではよだれが出ない赤ちゃんの特徴、よだれが良く出る赤ちゃんの特徴や、虫歯予防の方法をまとめてみました。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

赤ちゃんのよだれ出ない・少なくて心配…虫歯になりやすい?

よだれが出ない赤ちゃん

よだれが少ない赤ちゃんは虫歯になりやすいのでしょうか。

赤ちゃんのよだれが出ない=虫歯のリスクが高いは間違いです!

よだれは生後3ヶ月頃に出始め、1,2歳で少なくなります。

私の長女は7ヶ月の時によだれがで始めましたが、よだれがでるよりも、歯が生えるほうが早かったです。

そして今も、量は少ないままです。

長男は2カ月ごろからよだれがたくさんでて、1日に5枚くらいスタイを変えないと口周りが荒れるほどよだれが出ていました。

よだれが垂れる時期や量には個人差があるのだと実感しています。

口の中から唾液が出て「よだれ」になります。

よだれの量が少ない=唾液の量が少ないではない

唾液は虫歯を防ぐ=よだれが少ない=虫歯になりやすいと思っているママは多いのではないでしょうか?

唾液の役割

  • 口の清潔を保つ
  • 消化を助ける
  • 食べ物を飲み込みやすくする

唾液には、虫歯を防ぐ役割があるため、「よだれがでない赤ちゃんは感染しやすくなるのでは?!」と不安になりますよね。

ですが、よだれが少ないからと言って唾液の量が少ないとは言えません。大人も、よだれは出ませんが、唾液の量は人それぞれですよね。

よだれが出ない赤ちゃんの場合、唾液を上手に飲み込んでいることが多いです。なので、よだれが出ない=虫歯になるリスクが高いとは限りません。

赤ちゃんのお口ぽかんはNG!鼻呼吸できていると虫歯になりにくい!

よだれがでやすい赤ちゃんは、お口をあけているから唾液がでてしまう、という場合もあります。つまり、唾液の嚥下が上手くできないのではなく、口を開けているから唾液が口の外に出てよだれになってしまう、ということです。

よだれが出ない赤ちゃんの場合、唾液を飲み込むのが上手であるほかに、口をしっかり閉じられているという子も多いです。

赤ちゃんが口を閉じることができているなら、それは鼻呼吸ができている証拠でもあります。

鼻呼吸のメリット

  • 口やのどの乾燥を防ぐ
  • 虫歯・歯周病・口臭リスクが減る
  • ウイルスや細菌感染、アレルギーから身を守る
  • 気道と血管を広げられる
  • 全身に酸素を効率よく運べる
  • 歯並びがきれいになる

赤ちゃんが鼻呼吸をしていたら、よだれが少なくても口が乾燥することがないため、虫歯や感染症のリスクを防ぐことができます。

よだれがでない・少ない赤ちゃんで虫歯要注意のサインは2つ

よだれがでなくても、虫歯のリスクが高いわけではありませんが、よだれが少ない、出ない赤ちゃんで以下に当てはまる場合は、ご注意ください。

  • 口の中が乾燥している
  • 涙やおしっこの回数が少ない

これらに当てはまった場合は水分が不足している場合があります。

赤ちゃんなので、主に母乳だと思いますが、母乳の量、水分摂取を多くしても、乾燥ぎみな症状が続くようなら、虫歯のリスクがあるかもしれません。

歯が生えてきたらしっかり歯磨きをしたり、お口のマッサージをして唾液が増えるようにしてあげるといいと思います!

赤ちゃんの虫歯予防に大事なのはストレス軽減!

虫歯になる原因には、唾液が少ない(よだれがでないではありません)という子との他に、口の中の細菌の状態・砂糖の摂取があります。

唾液、細菌、砂糖の3つの要素が長時間重なったり、重なる頻度が多かったりすると虫歯が発生しやすいです。

これらは赤ちゃんと家族の口の中の環境を整えてあげることで防げます。

ですが、それよりも看護師である私は虫歯予防として、重要視していることがあります。

それは、赤ちゃんの気持ちを満たすことで虫歯のリスクを減らす方法です。

過度なストレスは免疫力を低下させ、虫歯の原因になるからです。

ママは赤ちゃんにたくさん話しかけ、スキンシップをとってあげてくださいね!

赤ちゃんのよだれが多い子・少ない子の特徴、発達に影響は?

おしゃぶりをしている赤ちゃんのくちもと

よだれが多い赤ちゃんの特徴

赤ちゃんのよだれがでる原因は、脳の発達が未熟だからです。

赤ちゃんは飲み込む力・口の周りの力が弱いため、常に口を閉じていることが難しいです。

母乳やミルクを飲むので口の周りの力は発達しているように見えますが、力は弱いです。

よだれが多い赤ちゃんの中には、口まわりが過敏性が影響して発達がゆっくりになる子もいます。

敏感:特定の味や舌触りのものが食べられない、歯磨きが苦手
鈍感:指しゃぶりやおしゃぶりがやめられない、いつも爪やタオルを噛む、よだれが多い

口まわりが敏感・鈍感なことで、口を動かすことが少なくなったり、特定の動かし方をすることが多くなったりします。

それらは、口まわりの筋肉やあごの成長、歯並びにまで影響することがあります。

よだれが少ない赤ちゃんの特徴

よだれがでない・少ない赤ちゃんは、無意識によだれを飲み込み、口を閉じることができています。

実はこの2つの動作には、5つも力が必要です。

よだれを飲み込むのに必要な5つの力

  • 頬の筋力
  • 口の中の筋力
  • 口の周りの筋力
  • 唇を合わせる力

よだれがでないと「発達が遅れている」と言われたことがあるママもいるのではないでしょうか。

それはよだれが多い時期は「運動発達をしている」ととらえられていたからとも言われています。

赤ちゃんは運動機能の発達をするときに、口を開けてバランスをとります

例えば、はいはいや立ち始めるとき、歩き始めるときです。

立つ練習をしている赤ちゃん

このように、身体の運動機能が急激に向上する時期によだれが増える子もいます。

そして両足で上手にバランスが取れるようになると、口を閉じていられるようになり、よだれも減ります。

とはいえ、口を開けている赤ちゃんが全員よだれが出るわけではありません。

バランスを取りながら、よだれを飲み込むときには口を閉じる赤ちゃんんもいます。

だからよだれがでない=発達が遅れているとはならないのです。

よだれが出る・でない赤ちゃんにやってほしいこの時期の関わりは、いろいろなモノを口に触れさせてあげることです。

口に含むことで、口の中が刺激されて唾液を増やせます。

そして、口まわりの筋肉が発達するので、よだれを減らすこともできます。

なにより赤ちゃんは一番敏感な感覚をもつ口にモノを含むことで、形・硬さ・温度を確かめています。

免疫力の低い赤ちゃんはなめることで、抵抗力を強くしています。

口にモノを入れることで赤ちゃんはたくさんのコトを経験し、学ぶことができるのです!

私は安全なものは基本的に口に入れてもOKなスタイルで子育てしてます。

楽しく過ごす中で、自然に丈夫さが身につけばいいなと思っています。

赤ちゃん・子どもの発達を学ぶことで育児の悩み・ストレスをゼロにする

赤ちゃんを出産したら誰もが経験する「子育て」なのに、学校では習えません。

ママは自分の育ってきた経験や周りの人・本・SNSから情報収集したりして、必死に子育てますよね。

でも「2歳の壁」「4歳の壁」「9歳の壁」、さまざまな壁に必ずぶつかり、悩みを抱えます。ママの努力なしに子育てをするのは、不可能です。

私は長男のイヤイヤ期が始まったときに毎日奇声を発し、手足をバタバタさせる姿に嫌気がさしました。

何をしても改善されないことにイライラして、長男が寝た後に「怒ってごめんね」って泣きながら謝るような日々を過ごしてきました。

でも今は育児で起こるどんな困難も、私にとって楽しいことです。子どもの発達を学んだことで変わりました。

子育てに悩むママに知ってほしいことがあります。

笑顔の赤ちゃんとママ

それは「子育てを学ぶ」ことで、育児の悩みを減らすことができるということです。

もちろんわからないこと調べたり、本を読んだりもしています。

でも今私には子育てをする上で、ぶれない「軸」があります。この軸のおかげで、自分にとって必要な情報がどれか判断できるようになりました。

得た情報をもとに自分の子どもに合った関わり方に変えることもできます。

情報社会で生活する私たちは、「情報の判断」ができるかどうかで生き方が変わってきます。そして、その判断は子どもにも影響を及ぼします。

例えば、子どもはママに以前言われたことと違う事を今言われたら、不安になります。

ママ自身も情報に左右されることがなくなったらストレスがなくなり、育児も楽になります。

育児の悩みとストレスをゼロにすることは、ママの健康にも繋がります。

ママが健康で笑顔が増えたら…家族の雰囲気が変わり、子どもも明るく元気に過ごすことができると思います。

sunnysmile協会では育児に悩むママのサポートと知識の提供をしています。

子育ての「軸」を持ちたい、子どものために子育てを学んでみたいと思った時にはご相談ください。

まとめ

赤ちゃんのよだれがでないのは、多くの場合が問題ないと分かりましたね。

ママは子育てが始まったばかりの頃、色々なことが不安になります。

でもこれから先、多くのママは家事と子育て・仕事も同時にこなして、たくさんのタスクを抱えていかなくてはいけません。

そんなとき子育てを学んで悩みを減らすことができたら、今後の抱えるタスクが少なくなるかもしれません。

子育てについて悩んだ時は、いつでもsunnysmile協会にご相談くださいね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

sunnysmileは、子育てや働き方に悩むママのためのコミュニティです。 毎月オンラインにて勉強会や相談会などを行っておりますので、 お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

ico(1歳11ヶ月の長男、6ヶ月の長女のママ)
看護師ママ(現在育休中)
自身の経験を活かし、子育てにイライラするワーママをサポート。
漢方学を学んだナース・パーソナル腸活コーチとしてママと子どもの健康をサポート。
子育てコーチングと出会う前は、本を読み勉強しても、子どもへのイライラが抑えられずにいました。健康面ではストレスや不眠、免疫力の低下で悩んでいました。
sunnysmile協会で学び現在は楽しく、イライラしない子育てを実行中です。