Column コラム

2歳児のイヤイヤ期に疲れた…年子ママがたどりついた究極の関わり方

2歳育児って1秒1秒がサバイバル。「イヤって言わない日、いつか来るのかな…」そう思わずにはいられない毎日です。

わが家には、3歳の男の子と2歳の女の子がいます。
年子でどちらもイヤイヤ期まっただ中。朝から晩まで「イヤ!」「じぶんで!」「ちがうの!」の嵐。上の子が怒れば、下の子が泣き、どちらも譲らず、私はいつも板挟みになることもしょっちゅうです。

一人でも大変なイヤイヤ期。それが二人同時にやってきたことで、毎日がまるで修行のよう…。
そんな中で私が気づいたのは、「子どもと同じ方向を向くこと」の大切さでした。

この記事では、そんなイヤイヤ期ダブルパンチ育児にボロボロだった私(年子ママ)が、少しずつラクになれた“究極の関わり方”をお伝えしていきます。

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【経験談】バレー選手のようにイヤイヤ期を乗り切ろうとしたら、心が折れた…

少し前の私は、子どものイヤイヤに対して「正しく対応しなきゃ」「感情に飲まれちゃいけない」と、自分を子どもたちの”人生の壁”になる!と鼓舞していました。まるでバレー選手のように、子どもの“イヤ!”を受け止めては打ち返す毎日。でもそれは、体力も気力も限界まで使い果たすやり方でした。

最初は「頑張って乗り越えよう」と前向きでしたが、日が経つにつれて、次第に心が重くなっていきました…。やがて私の感情のコントロールが効かなくなり、些細なことでイライラし、子どもに強く当たってしまったこともしばしばです。

「このやり方は間違いなのかな…」と悩んで眠れない夜もありました。
イヤイヤ期を正面から乗り切ろうとするのは、本当にしんどい…。心が折れたからこそ、私は“違う関わり方”を探し始めました。

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親はただただ疲弊…子どものイヤイヤはさらにエスカレート!

上の子が「ママ見て~!」「これやって~!」「もっとちょうだい!」と甘えてきたかと思えば、すぐに下の子が「これ食べたい!」「抱っこ~!」と泣き出す。交互に来る要求に、「今こっちやってるからちょっと待ってね」なんて通じるわけもありませんでした…。

まるで、止まることのないリレーのバトンを何本も渡されているような毎日。
ひと息つく間もなく、次の“お願い”が飛んでくる。最初は「なんとかこなせるかな」と思っていたけど、そのスピードもだんだん速くなっていきました。

気づけば、次から次へと感情と要求の波にのまれて、対応しきれないタスクが積み重なっていく感じでした。まるで、一人でいくつものタスクを同時に処理し続けるAIのような状態です。私は頭も体も心もオーバーヒート寸前で、何もかもが嫌になってしまうこともありました。

それでも子どもたちはお構いなしに泣き、怒り、甘えてくる…。「私って、いったい何役やってるんだろう?」とふと立ち止まったその時が、考え方を変えるきっかけになったのです。

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イヤイヤを受け止めて返すだけじゃダメ!大切なのは、寄り添って一緒に答えを探すこと

イヤイヤ期の対応でよく言われるのが、「まずは受け止めてあげましょう」という言葉ではないでしょうか。でも実際、それだけではうまくいかないことも多いです。「そっか、イヤだったんだね」と共感しても、すぐに泣き止んでくれるわけじゃないし、モヤモヤしたまま余計にヒートアップすることさえありますよね。

そんなときに気づいたのが、「受け止めたその先」の関わりが大切だということ。
ただ共感するのではなく、「じゃあ、どうしようか?」と一緒に考える。
子どもの“気持ち”に寄り添いながら、“どうすればいいか”という“答え”を一緒に探す姿勢を見せることです。

たとえば、「ズボンはきたくない!」というときは、「そうか、はきたくないんだね。じゃあ、どっちのズボンならいいかな?」と選ばせてみます。
こちらの意図を押しつけるのではなく、子どもの意思を尊重しながら、ゴールに向かって一緒に歩くイメージです。

イヤイヤ期は、子どもと“対立”する時期ではなく、“協力”していく時期とも言えます。
そんなふうに関わり方を変えるだけで、心の距離がグッと近づきました。

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イヤイヤ期には太極拳のような関わり⁈優しく包んで、子どもの生きる力を引き出そう!

イヤイヤ期の子どもの言動は、まるでエネルギーのかたまり。「イヤ!」「ちがう!」という叫びには、実は“自分で生きていく力”が芽生えている証拠です。でもそのエネルギーを、力で抑えつけたり、無理にねじ伏せたりしても、親も子も疲弊してしまうだけ。私がたどり着いたのは、太極拳のようにしなやかに受け止め、力をぶつけ合わずに調和を生む関わり方でした。

「着たくないんだね、じゃあどっちの服がいい?」
「いやだったね、どうしてそう思ったのか教えてくれる?」

そんなふうに、感情を一度“やわらかく包んで”から、選択肢や問いかけを添えると、子どもは自分の気持ちをうまく整理できるようになります。

太極拳の動きのように、力強さの中に優しさを持ち、しなやかさの中に芯がある関わり方。
そんな対応こそ、イヤイヤ期に必要な関わり方だと感じています。ママの心にゆとりが生まれると、子どもも自然と穏やかになり、“生きる力”がぐんと育っていくのです。

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【まとめ】イヤイヤ期は「育てる」ではなく「一緒に育っていく」時間

2歳と3歳の年子育児。
どちらもイヤイヤ期に入り、朝から晩まで「イヤ!」の嵐にさらされている私です。上の子に呼ばれれば、下の子が泣き出し、次々に要求が飛んできて、自分の心がついていかなくなる日もありました。

初めの頃は、「ちゃんと向き合って、気持ちを受け止めて、正しい方向に導いてあげなきゃ」と、真剣に子どもたちと関わっていました。でもその思いが強すぎて、思うようにいかない現実に何度も落ち込み、自分を責めてしまうことも多々あったのも事実です。

そこから少しずつ学んだのは、“正しさ”よりも“寄り添い”を大事にすること。すぐに解決しなくても、「そう思ったんだね」「どうしたい?」と一緒に考えていくだけで、子どもの心は落ち着いていくものなんだと気づきました。

イヤイヤ期は、親が教える時期ではなく、親子で一緒に育ち合う時間と気づきました。完璧じゃなくていいです。ママが迷いながらも関わろうとしている姿こそ、子どもにとっての安心であり、愛情の証なんだと思います。

一般社団法人sunnysmile協会は、子育てや働き方に悩むママのためのコミュニティです。 毎月オンラインにて勉強会や相談会などを行っておりますので、 お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

ゆい(3歳男の子、2歳女の子)
元保育士(保育歴17年)→起業家ママ
2、3歳の年子ママ。保育士時代は1200人以上の子どもたちと携わる。2人目の妊娠をきっかけに起業し、現在130人以上の働き方に悩むママたちと向き合う。自分のビジネスも現在進行形で展開中。仕事のモットーは「気持ちにまっすぐ」「頑張らないように頑張る」