年長さん(5歳・6歳)になると、小学校の生活が気になり始めますね。
療育へ通っている子、園で発達が気になる子の場合、6歳で就学支援相談が始まります。就学支援相談を受けないと、発達支援学級や発達支援学校へ入れないのですが、就学支援相談を受けたら普通学級へいけない、ということでもありません。
うちの子、保育園(幼稚園)で困りごとが多いけど、まさか発達グレー?小学校大丈夫?
もし発達障害だったら…、就学先は普通学級?特別支援級?特別支援学校?
小学校で子どもが学校生活で困らないか、不安なママへ、5・6歳(年長)の発達障害チェックリストと特徴、就学先の選び方のポイントについてまとめました。
記事の最後に、sunnysmile協会で子育てを学んで、「子供の行動が変わった!」「悩みがなくなった!」「問題が解決した!」という声も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね~
目次
5・6歳(年長)の発達障害の特徴・チェックリスト
発達障害の診断には、チェックリストが使用されます。
発達障害の診断に使われる5・6歳の子どもによく見られる特徴を、複数サイトを参考にまとめました。
発達障害チェックリスト
□ 集団に入らない、1人で遊ぶことが多い | |
□ 人に興味関心がない | |
□ ルールや指示が理解できない | |
□ パニックや癇癪を起こす | |
□ おもちゃを取り上げる、お友だちを叩くなどの衝動的なトラブルが多い | |
□ じっとしていることが苦手、すぐにどこかへ行ってしまう | |
□ やり方、物の配置が異なることを嫌がる | |
□ 特定のものにこだわる、同じ遊びやフレーズを繰り返し続ける | |
□ 感情表現が乏しい、相手の表情から感情を汲み取ることが苦手 | |
□ 注意がそれやすい、忘れっぽい | |
□ 感覚過敏(大きな音が苦手・電灯が眩しすぎる・チクチクする服があるなど)がある | |
□ 話し方や内容が独特で、一方的な会話や的外れな回答が見られる | |
□ 登園しぶり、登園拒否 |
チェックリストに多く当てはまった=発達障害ではない!
チェックリストについてですが、特徴が多く当てはまった=発達障害だと決まるわけではありません。
5・6歳(年長)にもなると、口より先に手が出る子、ルールや指示がまだ上手く理解できない、説明しても忘れる(大人にもありますよね)、物静かで平和を好む子(うるさいのが苦手)など、色々な性格や個性が出てきます。
2005年に施行された発達障碍者支援法によると、発達障害の定義は「脳の機能障害」と記載されており、一般的にも「先天性の脳の障害だから、ママの子育てのせいではない。治せない」というような認知がされていると思います。
ですが、原因であるはずの「脳のどこかに機能異常があります」という状態は、と何かの検査で分かるものではなく、専門家の問診(チェックリスト)により診断判断されているのが現状です。
チェックリストによる診断は、必ずしも正確で正しい診断とは限りません。
子育てママ目線でこのチェックリストを見ると「まだ子供だからしょうがないよね」というような項目もたくさんあります。このチェックリストにどれだけあてはまるか?という点だけで見たら、発達障害ではない子もたくさん当てはまってしまうのでは?と感じます。
実際、このチェックリストにたくさんあてはまるけれど、普通学級にいる、という子もたくさんいますよね。
私は、子育てコーチングでラギングスキル(=まだその発達段階に達していないからできないだけでこれからできるようになること)を学び、発達障害、発達グレーの子供たちの困りごとは、ラギングスキルであることも多いのでは?と感じました。
個性が強い、社会性が未熟、脳も体も未発達な部分が多い6歳の時点では、はっきりと診断をつけるのが難しく、医師によっても診断がばらつくこともあるということを知っていると、少し違う見方もできると思います。
発達には個人差が大きいです。チェックリストに当てはまる項目が多い=発達障害と決めつけてしまうと、「この子は発達障害だから」という見方しかできなくなってしまい、悪い方向での「ラベリング」(=この子は〇〇だとラベリングすると、そうでなくても、〇〇のようになること)が起こってしまう危険性もあります。
我が子を一番よく知っているのは、専門家ではなく、親です。
6歳の今は、たくさんチェックリストに当てはまっていたとしても、親の関わり、サポートで改善することもできますよ!
就学前検査を受けると発達支援学級・支援学校へ行ける!発達検査はしなくてもOK
発達障害の診断は、あいまいな点やデメリットもある、ということもありますが、特別支援学級では少人数で手厚く指導してもらえる、というメリットもあります。
「発達障害、発達グレーかはまだ分からないけど、30人以上の集団に入るのは心配…発達支援学級や発達支援学校を検討したい」という方は、必ず「就学前相談」を受けましょう。
就学前相談を受けないと、特別支援学級や特別支援学校へ進学できません。就学前相談を受けたからと言って、普通学級へいけないということではないので、ご安心ください!
それぞれの学校の特徴を見てみましょう!!
普通学級(通常学級)
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- 全ての生徒が在籍
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- 標準的なカリキュラムに基づいた授業
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- 特別な支援が必要な生徒にも対応(合理的配慮)
通級指導
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- 通常学級に在籍しつつ、特定の時間に個別の支援を受ける(週に1〜2時間)
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- 支援が必要な生徒に対して特別な指導が行われる
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- 支援の範囲は学習面や行動面など多岐にわたる
発達支援学級
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- 特別な教育的ニーズを持つ児童・生徒が集団で教育を受けるための学級
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- 少人数での授業(1クラス8人ほど)
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- 個別の支援や指導計画に基づいて教育が行われる
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- 通常学級との交流や共同学習の機会がある
発達支援学校
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- 特別な支援が必要な生徒に対して個別または小グループでの指導が行われる
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- 専門の教員が指導にあたる
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- 個々の生徒のニーズに合わせてきめ細やかな教育を受けられる
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- 障害のある子供たちがその障害に応じた教育を受け、社会で自立して生活するためのスキルを身に付ける場となっている
参照:文部科学省
選び方としては、子どもにとってどの環境で学ぶことが、落ち着いた学校生活に繋がるのかを親が見極めてあげるのがポイントです。
もし発達支援学級・支援学校を希望する場合、発達検査を受けないといけないのかと心配されると思いますが、発達検査は必須ではありません。
実際は発達検査を受けさせているお母さんが多くいらっしゃいますが、自治体によっては普段の子どもの様子を伺ったり観察するのがメインで発達検査が必要ないところもあります。
実際、発達検査はできることとできないことを明確にするため、1時間近く指示を聞いたり集中しないといけないので、子どもにとってはかなり疲れてしまう検査です。
なので、発達検査は就学先選びの判断材料としては有効な情報になりますが、自治体や就学先から必須とされていない場合、特に無理して検査する必要はないと思います。
未診断の子どもであっても、就学前相談において保育園や幼稚園での様子、ご家庭での様子をお伝えして、支援学級・支援学校への就学が決まったというケースもございますので、まずは各自治体に確認してから発達検査を受けるかどうか考えてみるのがいいと思います。
6歳発達気になるケド…普通学級でも大丈夫?心配しすぎの可能性も!
発達の遅れが気になるけれど、普通学級に入れても大丈夫?
発達の遅れが気になるまま普通学級を選んだとしても、一切支援が受けられないわけではありません。
もし普通学級に就学することに心配がありましたら、合理的配慮を受けることも可能です。
本特別委員会における「合理的配慮」とは、「障害のある子どもが、他の子どもと平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保するために、学校の設置者及び学校が必要かつ適当な変更・調整を行うことであり、障害のある子どもに対し、その状況に応じて、学校教育を受ける場合に個別に必要とされるもの」であり、「学校の設置者及び学校に対して、体制面、財政面において、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」、と定義した。
発達障害の子でも、普通学級や、普通学級に加えて通級指導を受けている子もたくさんいます。
途中から変更することも可能なので、多方面から色々な意見を聞いてみることをお勧めします。専門家だけでなく、子どもを小さいころから見ている第三者の意見なども、参考になりますよ!
発達の遅れが気になり小学校に入るのが心配
最近は発達障害についての認知度が上がり、ネットで何でも情報が手に入ってしまうので「自分の子も発達障害じゃないか?」と心配しすぎたり、過敏になってしまうママが増えています。
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- ネットの情報のみで発達障害だと判断している
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- 育児書とは違った発達があっただけで過剰に心配する
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- 常に他の子どもと比べてしまっている
5・6歳(年長)の子どもはまだ発達の途中です。繰り返しになりますが、発達のスピードは人それぞれで、子どもにはラギングスキル(=まだその発達段階に達していないからできないだけでこれから身につくスキル)がたくさんあります。
口に出さなくても、ママの心配は子どもに伝わります。
子どもはママの心配を感じ取って不安となり、ますます困るような行動をとったり、愛情を確認したくてわざとママを怒らせるような態度をとるかもしれません。
1人で心配しすぎず、相談してみませんか?
【口コミ】就学前相談・就学前検診メリット・デメリット!経験者の声
最後に、就学前相談・就学前検診を経験してどうだったのか?
受けて良かったこと、受けなくて後悔したこと、受けた結果について経験者の声を一部抜粋して紹介します。
就学前相談・就学前検診の経験者の体験談、口コミをまとめた結果分かったことは、就学について心配なことがあれば就学前相談は必ず受けた方がいいということです。
その理由として
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- 相談実績を作っておくことで、この後の支援を受けやすくなるから
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- 相談してよかったという声は多く、後悔したという声は少なかった
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- 相談なしで就学後、支援が必要なことが分かったが、年度替わりでないとすぐに支援級に入ることは難しい
等が挙げられます。以下、口コミ、経験者の声を紹介します。
「長男、ASD(知的なし)診断でてるけど、妹と比較して計算だったりひらがなの覚えが悪いのが際立っていた最近気になってる。妹IQ高め説は色んな方面から言われるので、長男が普通なのか、境界レベルなのかわからん。。 就学前に相談しない予定だったけど、少し調べる…
結局、夫と確認して現時点でWISCや就学前相談はしないことに。特に現時点で対人関係問題ないみたいだから、小学校は普通級予定で進める。」
「うちも不登校になって、はじめて発達障害だと分かった。それも病院2軒目で、不登校3年目にして。早くわかれば、就学前相談受けたのにな。入学してからだと、特別支援教室にもいれてもらえない」
「年中で発達障害に気付き、療育センターに通っていたので、就学前相談を紹介されて支援級か通常級かを選びました。今は通級です。前もって何かしていないと通常級になります。後に支援級に移るとしたら年度が変わる時だそうで…。小1娘が通っている小学校では、ですけど。軽度のASD、手帳なしです。」
「長女、支援級に行かずクラスで授業を受けるという意思が固く。担任の先生も支援級の先生も、無理には連れて行かず、本人の意思を尊重して見守るということになった 支援級の当初の目標が、楽しく学校に通う、1人で教室に入ってみんなと授業を受ける、ということだったのでそれはもう達成されていて支援級の先生も準備はしておくけど、今の感じならもう退級?みたいな感じでもいいのではないかと。夏休み明けにまたどうなるかわからないから様子見ますが。一時的に離れてもまた復活はできるらしい。支援級は行かなくなっても、でも就学前相談はしておいて良かったなとは本当に思います。」
繰り返しになりますが、就学前相談を受けないと、特別支援学級や特別支援学校へ進学できません。
発達のことで悩んでいる、普通学級への就学が難しいかもと感じているのでしたら、一度相談してみることで子どもにとって最適な学びの環境を見つける大切な一歩となるかもしれません。
発達障害もsunnysmile協会で解決!問題行動が解決するワケ
sunnysmile協会で子育てを学ぶメンバーにアンケートをとった結果、sunnysmile協会で発達障害のお悩みも解決できる!ということが分かりました。
お子様が発達障害と診断された、もしくは疑いがあったお子さんをお持ちで、で子育てコーチングを学んだママたちの声をみると、sunnysmike協会で学んで楽になった、解決した、という声が多数集まりました。
発達障害かもしれないと悩んでいた、診断されてからも困りごとが多くどうしていいか悩んでいたママたちですが、サニスマで親の関わり方、声の掛け方、サポートの仕方を学び、家庭で実践したところ、
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- 育児がラクになった
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- 「できないこと」ではなく「できること」に目を向けられるようになった
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- 許容範囲を広げることで、想定外のことにもイライラしなくなった
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- 子どもの特性を理解し、適切な声掛けをすることで、育児のイライラが減った
という嬉しい結果が出ていることが分かります。
【発達障害の7歳の子どもを育てるO.Tさん】
サニスマに入る前の私は、子供のできないところばかりに目がいき、イライラして責めてしまう毎日でした。
サニスマに入会し、子供のタイプを理解することで、受け入れられるようになり、イライラが激減。
子供の小さな成功に目を向けて褒めることで、子供の笑顔が増えました。主人も優しく接するようになり、家族全体が笑顔に。サニスマに出会えて本当に良かったです。
【発達障害の子どもとの接し方に悩んでいたM.Hさん】
保育園のクラスの子たちが色々なことに挑戦し、おしゃべりが盛んになっていく中で、自分の子だけ消極的で会話ができないことに悩んでいました。
サニスマで学び始めてから、子どもとの正しい関わり方を知ることで、「発達障害の子ども」としてではなく、おしゃべりが苦手なことも、消極的なことも「個性」として受け入れられるようになり、その個性に合った育児ができるようになりました。
【支援級在籍の子どもを育てるM.Iさん】
娘の癇癪、夜驚症、チックに悩んでいましたが、サニスマに入って学ぶことで、娘の発達段階を理解し、受け入れられるようになりました。
癇癪を悪いものと考えずに接すると、娘の癇癪が減り、夜驚症もほとんどなくなりました。
今では娘を抱きしめて安心させる余裕ができ、娘も落ち着いてきました。
私が変わったことで娘も変わり、サニスマに感謝しています。
【子どもの発達障害を疑っていたI.Nさん】
長女の育てにくさに悩み、発達障害を疑っていました。
サニスマに参加し、長女が優等生で行動派、天邪鬼な性格であると気づいたことで、家での許容範囲が広がり、イライラが減りました。
サニスマのおかげで、長女の特性を理解し、育児が楽になりました。
ここまでお読みになって、経験者のママさんたちのように、育児の悩みを解決し、子どもとの絆を深めたいと思われましたら、ぜひ一度sunnysmile協会へご相談ください。
まとめ
5・6歳(年長)の発達障害のチェックリストと普通学級・支援級などの就学先についてご紹介いたしました。
チェックリストに多く当てはまったことで発達障害かもと不安になりがちですが、実際の発達障害の定義は曖昧なもので、発達の個人差なのか、ラギングスキルなのか、はっきりした答えがない分、これからの対応の仕方や就学先について迷ってしまうと思います。
だからこそ、親が子どもの一番の理解者となることで、子どもに合った声掛けやサポートをしていきながら、落ち着いて学習に取り組める就学先を考えることが大事なのだと私は考えます。
sunnysmile協会の子育てコーチング講座では、生まれ持った性格や発達段階(年齢)に合った声の掛け方、関わり方を学ぶことができます。
ママが子どもとの関わり方を変えてみたところ、扱いにくかった子どもが、快く言うことを聞いてくれた、今までできなかったことができるようになったという声をいただいております。
子育てに悩んでいる、子どもにどう対応していいのか分からない、できないことが多くて心配…
もし1人で悩まれているのでしたら、1人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。