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発達障害チェックリスト3歳|言葉の遅れ…検査を迷ったときの考え方

3歳になると、幼稚園や保育園での集団生活が本格的に始まり、周りの子どもたちとの違いに気づく場面が増えてきますよね。

同じクラスの子はママとおしゃべりしているのに、うちの子はまだ発語がない…

みんなと同じ行動ができず、うちの子だけ違うことをしている…

そんな姿を見るたびに、 『このまま様子見でいいの?』『発達検査を受けたほうがいいのかな?』 と悩むママは少なくありません。

実は、集団生活での困りごとや言葉の遅れをきっかけに、発達障害(特に自閉症スペクトラム症)に気づくのは3歳前後が多いと言われています。

私の長女も3歳で発達障害の可能性を指摘されましたが、実際は「発達グレーだと思いますが確定診断はまだつけられません」と言われました。正式な診断が出たのは5歳の時で、結果的に3歳での発達検査は早かったと感じています。

この記事では、私や発達障害児ママの実体験をもとに

  • 3歳で気づきやすい発達障害の特徴・チェックリスト
  • 3歳で発達検査を受けるべきか迷ったときの考え方
  • 発達障害児ママの経験から分かった“診断のベストタイミング”

についてまとめています。

私と同じように悩んでいるママが、「私だけじゃなかったんだ」と少しホッとできる記事になれば嬉しいです。

3歳で発語なし・言葉の遅れは発達障害?|特徴・チェックリスト

チェックリスト

診断を受ける前に、まずは親の目線で今の状態を整理することが大切です。

以下は、私の長女の体験や発達支援資料をもとにまとめた、3歳で見られやすい発達障害の特徴チェックリストです。

※あくまで気づきの目安としてご覧ください。

コミュニケーション・対人関係・言語理解の特徴
□ 名前を呼んでも反応しないことが多い
□ 目が合いにくく、表情の変化が少ない
□ 親や友だちの行動にあまり興味を示さない
□ 一人遊びが多く、集団遊び(園生活)を避けがち
□ 同じ言葉やフレーズを繰り返し使う
□ 言葉で気持ちを伝えるのが難しく、癇癪や大声で表現することがある
□ 単語がなかなか増えない、二語文が出ない
□ 指差しやジェスチャーで意思表示しない
□ 聞き返しが多く、指示が伝わりにくい
参照:LITALICO/一般社団法人三陽会/ウィズ・ユーコラム/グッジョブグループ

こだわり・感覚の特徴
□ 同じ遊び・同じやり方に強くこだわる
□ 予定変更や初めての場所を極端に嫌がる
□ 特定の音・におい・触感を強く嫌がる
□ おもちゃを並べる・回すなど、同じ動作を繰り返す
参照:LITALICO/一般社団法人三陽会/ウィズ・ユーコラム/グッジョブグループ

生活面で気になりやすい特徴
□ 感情の切り替えが苦手
□ 寝つきが悪い、夜中に何度も起きる
□ じっとしていられず、常に動き回っている
□ 一つの遊びや活動に集中し続けるのが難しい
□ 順番を待つ・我慢することが苦手
□ 思いついたらすぐ行動してしまう
□ 注意しても同じ行動を繰り返してしまう
□ 友だちとのトラブルが起こりやすい
参照:LITALICO/一般社団法人三陽会/ウィズ・ユーコラム/グッジョブグループ

私の長女は、3歳当時このチェックリストのコミュニケーション・対人関係・言語理解の特徴に関する項目がほぼすべて当てはまっていました

それでも発達障害の中でも軽度・グレーの領域に入ると言われているので、特徴が当てはまったからといって、必ずしも発達障害とは限りません。

2005年に施行された発達障害者支援法では、発達障害は「脳の機能障害」と定義されています。そのため「先天的なものだからママの育て方のせいではない」「治すものではない」と一般的に認識されているかもしれません。

3歳は、まだ人との関わり方や言葉を学び始めたばかりで、これから身につけて形になっていく時期。これから伸びる可能性も十分にあります。

大切なのは、チェックリストは診断の目安ではなく、あくまで気づきのきっかけだということです。

【経験談】3歳で診断は早すぎた!2度の発達検査…長女のベストタイミングは5歳だった

ネットでは「発達障害は3歳ごろに分かる」「早期発見・早期支援が大切」という文章をよく見ますね。

私もそれを信じて鵜呑みにし、「早く検査を受けてハッキリさせたい」と思った一人でした。

ですが結果的に、発達検査から2年後に「焦らなくても、もっと冷静に考えてもよかった」と感じることになります。

そんな私のエピソードを踏まえて、発達検査のベストタイミングについてお伝えします。

言葉が遅く集団に馴染めない…3歳で発達検査を受けた結果

私の長女についてですが、発語は2歳、2語文は2歳半、3語文は3歳半と他の子どもに比べて言葉の発達がゆっくりな方でした。

言葉の遅れを気にしながらも様子を見ていたのですが、保育園の個人面談において、担任の先生から

保育士の指示が通りにくく、友だちと関わらず一人で行動することが多いのが気になります。

と言われ、ネット検索で発達障害の可能性があることを知り、不安が一気に強くなりました。

3歳児健診や育児相談では「このくらいなら様子見でもいいと思います」と毎回言われていたのですが、保育園の先生から言われたことが気になってしまい、3歳10ヶ月で発達検査を受けることにしました。

小児科で比較的簡単な発達検査を受けた結果、 同年代の子どもと比べて言葉の発達に遅れがあることが分かりました。

当時は診断名がつきませんでしたが、医師の意見書をもらい、その内容をもとに障害児通所受給者証を申請し、児童発達支援に通いながら様子を見ることにしました。

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5歳で再検査して分かった“新しい事実”

その後2年間、療育を続けながら少しずつ言葉を覚えていった長女ですが、就学を見据え、大きな病院の発達外来で、より専門的な発達検査を受けることに決めました。

当時5歳だった長女ですが、結果は、軽度の自閉症スペクトラム症さらに2年前には分からなかった、境界知能であることも分かりました。

この経験から私は「早すぎる検査は、結果が曖昧になることもあるので注意が必要だった」と実感しました。

特に個人差かどうか迷うくらいの「グレーゾーン」っぽい子どもの場合、小さいうちに発達検査を受けてしまうと「このくらいなら児童発達支援は必要ない」と言われてしまうこともあります。

個人差と思っていたのに、その数年後に再検査をした結果、発達障害だと発覚したケースも聞いたことがあります。

それだけ3歳児の発達検査は難しく、検査結果も変化しやすいので、1回の検査だけで確定診断になることは少ないのです。

言葉の遅い子どもの育児に悩むママにおすすめの記事はこちら↓

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【まとめ】2度の発達検査で“3歳の発達検査は早すぎる”と実感

私の長女の発達検査の経験についてまとめますと

  • 3歳で分かったのは“発達特性”だけで、診断名はつかなかった
  • 5歳で分かったのは“診断名”と“発達特性”の両方で、3歳では分からなかった知能指数の低さも判明した
  • 成長してからでないと分からなかったことがあったことを踏まえて、発達検査は早く受けても正しい結果が得られないこともあると知った

ただし、発達の個人差や特性の強さには幅があるため、3歳以前に分かるケースもあれば、大人になって社会に出てから初めて気づかれるケースもあります。

私の場合は早すぎたことで、長女には色々と負担をかけてしまいましたが、1度目の検査で児童発達支援を受けられるようになって、長女が暮らしやすい環境や関わり方を早めに知ることができたのは、大きなメリットだったと思います。

発達検査を受けることを考えているママは、“早すぎても正しい結果を得られる可能性は低い”・“成長してからのほうが診断はつけやすい”ことを頭に入れておいてください。

診断のベストタイミングはいつ?発達障害ママの声を集めてみた

私の長女の場合は3歳で発達検査を受けたのは早かったのですが、他の発達障害児ママはどうだったのでしょうか?

実際に3歳で発達検査を受けた子どものママたちの声を集めてみました。

診断は3歳だけど、黙って座ってられて問題を起こさないから支援もそんなに要らないとか、問題を起こさないからもう発達障害の問題は解決したものと言う扱いを受けた。内面がどんなに地獄でも何も訴えられないから壊れる所まで壊れる。

息子は3歳半で広汎性発達障害と診断され早期療育を受けたが、 受けて良かったと思ったのは 《経験が豊富で子供を良く見てくれて、色んな手立てを持っている療法士の方々》 からの作業療法と言語療法くらい。それ以外は本当にただの税金の無駄遣いだった気がする。今は体へのアプローチのみ、 効果抜群。

3歳で診断つくのは大分重い子だけだねぇ、どこから得た情報なんだろうか。今一般に 「発達障害」 と認識されるような部類は早くて5~6歳、 遅いとそもそも確定診断つかなかったりするよ、なんか見た…

障害児持ちの人なら多分みんなわかってくれるやつ。うちも長男1歳半あたりでちょっと 「ん?」 と思うところが出てきたけど既に次男妊娠中。 次男誕生時に長男2歳0ヶ月。 発達障害と診断されたのが3歳8ヶ月。見た目でわかる病気とかじゃなかったら怪しいと思う→障害確定するのにそこそこ

障害児の3歳児健診について、 障害児親と医療者の両方の立場の私としては、障害児親側と医療者側が対立する構図は悲しい。既に診断がついていたり発達の遅れが明らかな場合は障害児もその親もストレスとなるのは明らかだ。なぜなら子供が3歳の頃に親が障害を受容するって相当難しいからです。

発達障害の診断とかは難しいよねと思う。娘の場合、 3歳検診の時につながった病院でASDと診断されたけど、 小1で行った別の病院では 「現在の状態だとASDだとは言えません。 ですが、 3歳でASDと診断されてるのでASDとしています」 とお医者さんに言われた。 「現在だけだとグレーゾーンって言われる状態

発達検査を経験したママたちの意見や考えについてまとめると、

  • 3歳で診断がつくのは、比較的「分かりやすい特性」や「重さ」があるケースに限られがち
  • 「問題行動が目立たない子」は、困りごとが見過ごされやすい
  • 診断がついても、支援の質には大きな差がある
  • 発達障害は「見た目で分かる病気」ではない
  • 3歳という年齢は、親が障害を受け入れるには精神的に非常に厳しい時期
  • 医師や時期によって診断が変わる・揺れることがある

他のママさんも仰る通り、3歳児の発達障害の診断というものは、難しくて曖昧なもの…

発達が進むことで診断名が変わったり、コンディションによって結果が変わることもあるので、確定するにはかなり早い年齢なのです。

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早くに発達検査を受けるか…迷ったら“何のために検査するか”を考えて!

前述の通り、3歳は発達の個人差が大きく、特性もまだ固まりきっていない時期です。

子どもはまだ小さいけれど、特性は出ているし発達検査を受けた方かいいのかな?

と悩んでいるママは、一度「何のために検査を受けたいのか?」を考えてみてください。

これは私の長女を診てもらった、発達外来の先生に言われた言葉なのですが、

よく誤解されていることなのですが、特徴がはっきり出ている=発達障害、ではありません。
その特性が原因で、日常生活や集団生活に支障が出ている状態を“障害”と考えます。

たとえば3歳の時点で、

  • 一斉行動ができず、集団生活で困っている
  • 言葉が出ないことで癇癪や他害が起こっている
  • できないことが多く、園生活についていけない

など、発達特性が原因で大きな困りごとが出ている場合は、子ども本人や家族の負担を減らすためにも、早めに医療機関へつながることはとても意味があります。

このようなケースでは、「もう少し様子を見よう」と先延ばしにすることで、子どもにとっても、親にとっても苦しい時間が長くなってしまうことがありますので、無理をせず、周りの力を頼ることも大切な選択です。

また、

  • 園での困りごとが深刻で、具体的な支援方法を知りたい
  • 言葉が出ない子に、少しでも言葉の力を伸ばしてあげたい
  • 集団が苦手なため、児童発達支援で個別療育を受けたい

といった目的がある場合は、たとえ診断がつかなくても、医師の意見書によって支援につながるケースは少なくありません。

この時期に大切なのは「診断名を確定させること」よりも、今どんな場面で困っているのか、どんな支援や関わりが合いそうかを、発達検査を通して丁寧に見ていくことです。

診断を受けるかどうか迷ったときは「診断が欲しいかどうか」ではなく「今、この子と家族が少しでも楽になるために何が必要か」を基準に、発達検査を考えてみてください。

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まとめ

3歳の発達障害チェックリストと、診断について押さえておきたいポイントはこちらです。

  • チェックリストは診断のためではなく、気づきのきっかけ
  • 3歳で診断がつくのは、比較的特性が分かりやすいケースが多い
  • 一度の発達検査で確定診断になることは少ない
  • 成長や環境によって、結果や見立てが変わることもある
  • 発達検査は「診断名をつけるため」ではなく支援につなげるための手段
  • 困りごとが強い場合は、診断がなくても支援につながることがある

この時期に大切なのは、子どもを決めつけることではなく、成長の途中にある今の姿を受け止め、必要なサポートを選んでいくことなのです。

発達検査を受けるかどうか迷ったときは、「発達障害かどうかをはっきりさせたいか」ではなく、「今、この子と家族が少しでも楽になるために、何が必要か」という視点で考えてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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一般社団法人sunnysmile協会は、子育てや働き方に悩むママのためのコミュニティです。 毎月オンラインにて勉強会や相談会などを行っておりますので、 お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

みゆき(6歳長女&2歳次女のママ)
フリーランス/埼玉県在住
発達障害と気難しい性格を持つ長女の育児に悩んでいたところsunnysmile協会に出会う。
子育てコーチング講座で適切な声掛けと関わり方を学ぶことで、親子の絆を深め、家族の笑顔を増やすことに成功