Column コラム

発達障害チェックリスト!7歳の特徴と小学校の悩み解決のポイント

小学校に入ってから、授業中に騒いだりお友だちとのトラブルが絶えない…もしかして発達障害?

小学生になっても、すぐに怒ったり泣いたりするが、このままで大丈夫だろうか?

小学校に入ってから、他の子どもに比べてうちの子は気になる行動が目立っている、毎日問題行動を起こして、ママは叱ってばかり…そんな毎日が続くとママも子どもも憂鬱になるかと思います。

そんな悩みを解決したいママへ、6・7歳(小学1年生)の発達障害チェックリストと特徴、小学校の悩み解決のポイントについてまとめました。

記事の最後に、sunnysmile協会で子育てを学んで、「子供の行動が変わった!」「悩みがなくなった!」「問題が解決した!」という声も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね~

6・7歳(小学1年生)の発達障害の特徴・チェックリスト

チェックリスト

発達障害の診断には、チェックリストが使用されます。
発達障害の診断に使われる6・7歳の子どもによく見られる特徴を、複数サイトを参考にまとめました。

発達障害チェックリスト

【ADHD(注意欠陥多動性障害)の子どもの特徴】
□ 授業に集中できない、離席する
□ 忘れ物が多い、なくしものが多い
□ 注意力が散漫で、興味が逸れやすい
□ 突発的・衝動的な行動が多く、暴言を吐いたりお友だちのとのトラブルが絶えない
□ 話に割って入ってくる
□ 順番を待てない
□ すぐ怒る、癇癪を起こす
【ASD(自閉症スペクトラム症)の子どもの特徴】
□ 気に入らないことがあるとすぐに泣く、ものに当たるなど感情をコントロールするのが難しい
□ ルールやルーティンを守りすぎてしまい、守れない子どもを見ると許せない気持ちになる
□ 友人関係が希薄で1人行動が多い、もしくは距離感が近すぎる(人間関係の極端さが目立つ)
□ 人の気持ちを汲み取るのが苦手
□ 言葉を上手く扱えない、どのように・なぜなどを説明することが苦手
□ 感覚過敏(大きな音が苦手・電灯が眩しすぎる・チクチクする服があるなど)がある
□ 友人関係が希薄、もしくは距離感が近すぎる(人間関係の極端さが目立つ)
【LD(学習障害)の子どもに見られる特徴】
□ ひらがな・漢字を読むのが苦手
□ 似ているひらがな(れ / ね・ろ / る)の区別ができない
□ 文章を読んだときに、行飛ばし、たどり読み、推測読みなどが見られる
□ 数が数えられない
□ 計算ができない
□ 時計が読めない
参照:LITALICO発達ナビ 人間力認定協会監修発達障害チェックリスト ティーンズ発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育

チェックリストに多く当てはまったことで、もしかして自分の子どもが発達障害なのでは?と思われたママ、特徴が多く当てはまった=発達障害だと決まるわけではありません。

2005年に施行された発達障碍者支援法によると、発達障害の定義は「脳の機能障害」と記載されており、一般的にも「先天性の脳の障害だから、ママの子育てのせいではない。治せない」というような認知がされていると思います。

ですが、原因であるはずの「脳のどこかに機能異常があります」という状態は、と何かの検査で分かるものではなく、専門家の問診(チェックリスト)により診断判断されているのが現状です。

チェックリストによる診断は、必ずしも正確で正しい診断とは限りません。

6・7歳の子どもは、小学校という環境の変化に戸惑いながら臨機応変に対応していく力「適応力」を身につけていく時期であると言われております。

「適応力」は交友関係を広げる、先生の話を聞いて宿題や課題を自分でこなしていくことで、少しずつ身についていき、やがて自分で考えて適切な行動や言動を取る・臨機応変に行動することができるようになっていきます。

「適応力」は「子どもの発達段階」の1つであり、身につく時期については個人差がありますので、今はできなくても、これから身についてくる可能性があることも視野に入れておくといいでしょう。

また、親の関わり方、学校の関わり方によって悩みが改善・解決することもありますので、親が子どもの1番の理解者となって子どもと関わっていくことで、悩み解決の糸口が見えてくることもあると思います。

グレーゾーン(またはチェックリストに一部当てはまる)の子供への対処方法

発達障害について調べたときに「グレーゾーン」という言葉を耳にすることがあるかと思います。

発達障害グレーゾーンとは、発達障害の診断基準をいくつか満たしているものの、全て満たしているわけではないため、発達障害の診断を受けていない人々を指します。
「発達障害グレーゾーン」は正式な病名ではなく、発達障害の傾向にある人々すべてを指す言葉です。そのため、症状の程度はかなり幅広いのが特徴です。

引用:BLAIN CLINIC「発達障害グレーゾーンとは?特徴や正確な診断、治療の可否について」

発達障害者支援法の第5条 第3項では、発達障害の診断基準に満たない場合でも、疑いがあれば、必要に応じて支援を受けることができる旨が記されていますので、発達障害の診断がされていなくても、必要と判断された場合は支援を受けることが可能です。

チェックリストに多く当てはまるがグレーゾーンの傾向が見られる理由として挙げられるものは以下の通りです。

  • 体調やその時の状況によって特徴の出方に差が出やすい
  • 医師の主観によってグレーゾーンと診断された

先述した通り、チェックリストによる診断は、必ずしも正確で正しい診断とは限りません。

勉強をスタートさせたばかりで、社会性がこれから育っていく6・7歳の時点ではっきりと診断をつけるのが難しく、病院によって、”すぐに病名をつけて診断してくれる医師”と、”病名をつけるのは待って、経過観察にとどめる人”がいるようです。

子どもの発達には個人差もありますし、子育てママ目線でこのチェックリストを見ると「まだ子どもだからしょうがないよね」「まだその発達段階に達していないからできないだけで、これからできるようになるよね」というような項目もたくさんあります。

そして、その悩みは親の関わりやサポートで改善することが可能ですので、親が子どもの一番の理解者となって悩みを解決していきたいですね!

7歳小学生なのにすぐ怒る・泣く!悩み解決のポイント!

泣く子どもと慰める母親

もう小学1年生なんだから、すぐに怒ったり泣いたりするのはやめてほしい…

ママとしては「もう幼稚園じゃないんだからしっかりしてほしい」「小学生になって手がかからなくなると思ったのにすぐ怒ったり泣いたり、トラブルばかりで辛い」と思います。

悩み解決の最大のポイントは「親が子どもを理解すること」です!

兵庫県教育委員会丹波教育事務所が児童発達段階についてまとめた資料によりますと、7歳の段階ではまだ上手く言葉にできないことが分かります。

低学年の話し言葉の実態
・授業中に、うるさいほど「ハイハイ」と言って、活発に手を挙げる。指名されると、「忘れた」
という子もいる。「ハイハイ」と言うことに意識がいって、答えが消し飛んでしまった。
・先生と自分との1対1で話をしているつもりになっている。
自分の考えを分かりやすく相手に伝える表現力は不十分だが、話す意欲は驚くほどある。

引用:兵庫県教育委員会丹波教育事務所 教育支援チーム TNBだより 令和3年1月号

発達段階において7歳の子どもは、話したい気持ちはあるのですが、相手に上手く伝えるのは難しい段階なのです。

上記の点を踏まえて、悩み解決のポイントについてご紹介していきます。

悩み①すぐ怒る・すぐ泣く

些細なことですぐに怒る・泣く、暴言を吐く、手を挙げてしまうので、お友だちとのトラブルが多いことに悩んでいるママ、すぐにやめさせたいと思うでしょうが、怒ったり暴言を吐くのは「無意識に起こる、自分を心を守るための行動」です。

なので、怒る・泣くをやめさせるのではなく、子どもがどういうときに怒るのか・泣くのかを知っておき、親の関わり方を変えてあげることがポイントです。

発達障害の子どもは「不安感」「衝動性」が大きく感情が不安定になりやすいことから、すぐに怒ったり泣いたりすることがあります。

怒ったり泣いたりするのは、小学校生活に不安がある、自分の感情や意思を上手く言葉にできない、苦手なことを我慢してやっている、繊細で怒られるととても悪いことをしたと思うからなど、子どもによって違いがあり理由も様々です。

子どもは不安定な気持ちをまだ上手く言葉にできませんので、親が子どもの様子を見て「子どもが怒りたい・泣きたいほどの何かを抱えている」を理解して寄り添ってあげられるといいですね。

悩み②癇癪

癇癪は「子どもが癇癪を起こす原因を知ること」で頻度を下げることが可能です。

癇癪は「感情の爆発」とも呼ばれるもので、自分の感情を言葉にするのが難しかったり、気持ちのコントロールが難しく衝動を抑えられないことが多い発達障害の子どもは、その特徴が故に癇癪が特に起きやすいと思われます。

しかしママにとっては子どもの癇癪はイライラの種になりやすいですし、何度も続けば感情的に怒ってしまい癇癪が激しくなる…なんてこともありますし、子どもの癇癪をなんとかしたい…と思われているママも多いのではないでしょうか?

子どもが癇癪を起こす原因は、親が子どもの様子を見ることで分かってくるパターンが多いので、まずは子どもの様子を観察し、大きな音が苦手だから、言葉で上手く伝えられないから、できなくてイライラしてしまったなど癇癪が起こる原因を探してみてください。

原因を見つけましたら、子どもが癇癪を起こしそうな行動・言動を親が抑えてあげることで、癇癪の頻度を下げることができます

なので、ママは感情的に怒りたいのを抑えて、子どもの様子を見て、そこから子どもに合わせた関わり方を意識してみることで、子どもの癇癪の頻度が下がったり、ママが冷静に対処できるようになってくると思います。

悩み③指しゃぶり

小学生になっても指しゃぶり…歯並びが心配だし、赤ちゃんみたいだからやめてほしい、と思っているママ、その指しゃぶりは子どもにとって心を落ち着かせる行動となっているかもしれません。

先述の通り、発達障害の子どもは人一倍不安が強いので、不安を取り除こうと無意識に指しゃぶりをしていると思われますので、もし子どもが不安そうにしている、気持ちが不安定そうな様子が見られましたら、親が子どもにしっかり寄り添ってあげることがポイントです。

山形県口腔保健支援センターの資料によると、子どもにとって指しゃぶりは無意識にやってしまうことが多く、その背景には心細い・不安・気持ちを落ち着かせたいといった感情が隠れていることがあります。

言葉にしなくても、何かしら不安を抱えているかもしれませんので、指しゃぶりをやめさせようとするのではなく、指しゃぶりの背景に何があるのかを親が見つけ出してあげてください。

悩み④学習の遅れ

読み書きや計算が他の子に比べて極端に苦手とされる、LD(学習障害)の特徴がある子どもによく見られる悩みですが、専門家の力をお借りしながら自分の子どもの得意・苦手に合わせた学習方法を探すことがポイントです。

学校の授業はどんどん先に進んでいく中で、極端に苦手なこと(読み書き、計算)ができないまま次の課題にいき、やがてどんどん遅れてしまう…という負のループに陥りやすくなります。

それは本人の努力不足ではなく「他の子どもと違った見え方・とらえ方をしていることが原因」なので、もしかすると定型発達の子どもと同じ学習法は、子どもにとっては合わない方法かもしれません。

学習方法については専門家の方と相談することでどのような学習方法があるのかを知ることができます。

その学習方法が子どもに合うかどうかは、親が子どもの様子を見て、得意・不得意を見つけ出してあげることで、より一層子どもに合った学習方法を見つけることができます。

親が子どもをよく理解してあげることで、子どもに合った良い学習方法が見つかるといいですね。

悩み解決のポイントまとめ

一番困っているのは、怒ったり泣いたりして困っていることを表現しているお子様自身ですが、小学校の集団生活では、クラスメイトや先生に影響を与えてしまうこともあります。

周りと上手く対応できなくて辛いのは子どもだ、ということを忘れず、ママがしっかりお子様を理解してあげると、子どものストレスは軽減されていきます!

周りの目を気にしながら子どもと向き合っていかなくてはならないママは大変ですが、長い目で子どもの成長を、見守ってあげれば大丈夫です!

もし気になるようでしたら、ぜひ、sunnysmile協会へご相談ください。

口コミ】発達障害の子をもつママの声・体験談

体験談

すぐ怒ったり癇癪を起こしたり「どうすればいいのだろう?」と不安や悩みを抱えた発達障害の特徴を持つ子どものママが、悩み解決に至るまでの体験談をご紹介します。

私の子どもの話ですが、3歳の頃から癇癪がひどく、少しでも気に障ることがあると金切り声をあげて怒って泣いてばかりでした。

癇癪が起こるたびに、私は必死に泣き止ませようとして、時には「いい加減にしなさい!」と怒鳴りつけることもあり、怒鳴られてますます泣く子どもを見て「また怒鳴ってしまった」と自己嫌悪に陥ることが何度もありました。

sunnysmile協会で子どもの発達段階や性格に合わせた声かけを学んでからは、子どもに対して怒鳴ることが減って、癇癪にも落ち着いて対応できるようになりました。

癇癪を起こしたとき、学習前は怒鳴ってばかりでしたが、現在は子どもが落ち着くまで待って、癇癪の原因を察して「自分で全部やりたかったんだね(気持ちの代弁)」「本をまだ読みたかったの?いいよ明日の朝に読もうね」といった「自分の子どもに合わせた声かけ」をすることで落ち着かせることができるようになりました。

同時に、癇癪に繋がる行動・言動(やりたいことを危ないからと親がやる、「ダメ」と言う、感情的に怒鳴るなど)を親が意識して減らしていくようにした結果、少しずつ長女の癇癪の頻度は減っていきました。

現在もたまに癇癪がありますが、焦ることなく冷静に対処できるようになり、落ち着かせるまでにかかる時間も短縮できたことが私にとっては大きな成果だったと思います。

発達障害もsunnysmile協会で解決!

笑顔のママと女の子

sunnysmile協会で子育てを学ぶメンバーにアンケートをとった結果、sunnysmile協会で発達障害のお悩みも解決できる!ということが分かりました。

お子さんが発達障害と診断された、もしくは疑いがあったお子さんをお持ちで、で子育てコーチングを学んだママたちの声をみると、sunnysmike協会で学んで楽になった、解決した、という声が多数集まりました。

発達障害かもしれないと悩んでいた、診断されてからも困りごとが多くどうしていいか悩んでいたママたちですが、sunnysmile協会で親の関わり方、声の掛け方、サポートの仕方を学び、家庭で実践したところ、

  • 育児がラクになった
  • 「できないこと」ではなく「できること」に目を向けられるようになった
  • 許容範囲を広げることで、想定外のことにもイライラしなくなった
  • 子どもの特性を理解し、適切な声掛けをすることで、育児のイライラが減った

という嬉しい結果が出ていることが分かります。

【発達障害の子どもとの接し方に悩んでいたM.Hさん】
保育園のクラスの子たちが色々なことに挑戦し、おしゃべりが盛んになっていく中で、自分の子だけ消極的で会話ができないことに悩んでいました。
サニスマで学び始めてから、子どもとの正しい関わり方を知ることで、「発達障害の子ども」としてではなく、おしゃべりが苦手なことも、消極的なことも「個性」として受け入れられるようになり、その個性に合った育児ができるようになりました。

【支援級在籍の子どもを育てるM.Iさん】
娘の癇癪、夜驚症、チックに悩んでいましたが、サニスマに入って学ぶことで、娘の発達段階を理解し、受け入れられるようになりました。
癇癪を悪いものと考えずに接すると、娘の癇癪が減り、夜驚症もほとんどなくなりました。
今では娘を抱きしめて安心させる余裕ができ、娘も落ち着いてきました。
私が変わったことで娘も変わり、サニスマに感謝しています

【子どもの発達障害を疑っていたI.Nさん】
長女の育てにくさに悩み、発達障害を疑っていました。
サニスマに参加し、長女が優等生で行動派、天邪鬼な性格であると気づいたことで、家での許容範囲が広がり、イライラが減りました。
サニスマのおかげで、長女の特性を理解し、育児が楽になりました。

ここまでお読みになって、経験者のママさんたちのように、育児の悩みを解決し、子どもとの絆を深めたいと思われましたら、ぜひ一度sunnysmile協会へご相談ください。

まとめ

6・7歳(小学1年生)の発達障害チェックリストとすぐ怒る・すぐ泣くなど小学校の悩み解決のポイントについてご紹介しました。

チェックリストに多く当てはまったことで発達障害かもと不安になりがちですが、実際の発達障害の定義は難しくて曖昧なものです。

グレーゾーンも含めて、はっきりした答えがない分、家庭や小学校での対応について悩んだり、他の子どもと比べて上手くできないことにママがイライラしてしまうこともあると思います。

sunnysmile協会の子育てコーチング講座では、発達段階(年齢)に合った声の掛け方・関わり方のほかにママがイライラしない育児について学ぶことができます。

ママが子どもとの関わり方を変えてみたところ、扱いにくかった子どもが、快く言うことを聞いてくれた、イライラしないで育児ができるようになったという声をいただいております。

子育てに悩んでいる、子どもにどう対応していいのか分からない、できないことが多くて心配…

もし1人で悩まれているのでしたら、1人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

sunnysmileは、子育てや働き方に悩むママのためのコミュニティです。 毎月オンラインにて勉強会や相談会などを行っておりますので、 お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

みゆき(4歳長女&0歳次女のママ)
フリーランス/埼玉県在住
発達障害と気難しい性格を持つ長女の育児に悩んでいたところsunnysmile協会に出会う。
子育てコーチング講座で適切な声掛けと関わり方を学ぶことで、親子の絆を深め、家族の笑顔を増やすことに成功