「子育て疲れた、もう辞めたい…」そんな気持ちになったことはありませんか?
毎日のイヤイヤ期との関わり、夜泣き、ワンオペ育児。こんなにも頑張っているのに報われない気持ちや、理想と現実のギャップに苦しんでいるママは決してあなただけではありません。
私も同じように悩み苦しみ、限界を感じていた一人のママです。だけど「環境を変える」という選択をしたことで、子育てがツラいものから楽しいものへと変わりました。その方法をお伝えします。
関連記事はこちら
【体験談】男の子育児しんどい!イライラエピソード5選と乗り越えるコツ
【経験談】子育てのイライラやばいワケ!解決策全て撃沈→夢のストレスフリー育児実現ナウ

目次
先が見えない子育てに、心も体も疲れて限界…「ママ辞めたい」が頭をよぎった

毎日イライラしてばかりの自分に自己嫌悪…
「また怒鳴っちゃった…」
夜中に子どもを寝かしつけながら、一日を思い返す度に自己嫌悪の波に襲われていました。朝は遅刻しそうでイライラ、夜は片付けても片付けても散らかされてイライラしていました。
食べない、寝ない、言うこと聞かない…
しびれを切らして怒鳴る私…。「こんなに怒ってばかりで、いつの間に短気な性格になったのかな」「他のママはもっと広い気持ちで子育てしてるのに、なんで私だけ…」そんな思いがぐるぐると頭の中を駆け巡っていました。
「こんなはずじゃなかった」理想と現実のギャップ
保育士を17年間やってきていた自信もあり、「子育て余裕でしょ」とさえも思っていた私です。妊娠中には描いていた理想の子育て生活もありました。可愛い我が子とのほのぼのとした日常、ゆったりとした時間の中での成長を見守る優しいママ像。休みの日にはアクティブに出かけて、一緒に様々な体験を楽しみたい!
でも現実は全く違いました。
毎日バタバタで余裕なんてゼロ。子どもは可愛いけれど、24時間休みなしの育児に身も心もクタクタです。「子育てってこんなに大変だったの?」「私、母親に向いてないのかも」という不安ばかりが募っていました。
「辞めたくても逃げられない」ワンオペ育児の苦しさ
朝のバタバタの時間帯や、夫が仕事から帰ってくるまでの間の数時間、実家は近いけど毎日お世話にはなることはできない状況の中、私は現在もワンオペ育児をしています。一人での育児は、まさに「逃げ場のない戦い」です。
育休中の時だと「今日一日、他人と話してない」なんて日も珍しくありません。社会から取り残されたような孤独感と、この状況から逃げることもできない閉塞感。「子育て疲れた、もう辞めたい」という言葉が頭をよぎっても、現実的にはそんなことできるはずもありませんでした。
その時の私は、完全に先の見えないトンネルの中を歩いている気分でした。

【私が試したこと】「子育て疲れたから辞めたい」を脱出する方法4選

①完璧ママを目指さない
最初に意識したことは「完璧を目指さない」こと。手作り離乳食じゃなくてベビーフードでもいい、家事はできる時にやることにして全てこなさなくても生きていける、多少家が散らかっていても気にしない。これだけでも随分と心が軽くなりました。
夫にも私の思いを伝えた結果、予想もしなかった変化が見られました。以前よりも夫が家事をすすんでやるようになったのです。まじめな夫のことなので、おそらく家の衛生面だけは保ちたかったのでしょう。おかげで私の中で「子育て」と同等の重みがあった「家事」に対する優先度はガクッと下がりました。
「家事」って必ずしもママがやる事ではなかったのです。
②一人で子育てをやりきらない
次に意識したのは子育ては自分一人ではやりきらないということ。状況に配慮しながら夫や実家、親戚などへの協力要請をする。外部サービスの利用もし、保育園や、自治体のファミリーサポートを積極的に利用してみました。
子どもにとっても頼れる人がママ以外にもできるし、周囲の人も子どもと関わる回数が増えることでお互いに愛着が湧くので、次回会うことも楽しみになるようです。おかげで一時的にではありますが子どもと一旦離れる機会を作れて気持ちも楽になりました。
③”学び”で視点を変える
自分で子育てをして初めて知った「保育」と「子育て」の違いから、次に私が起こした行動は、「子育てについて学ぶ」ということでした。
育児書とにらみ合うということではなく、「子どもの心理学」や「発達について」の専門的な知識を得た上で、いま目の前にいる子どもにとっての最善の答えの見つけるということです。
これが私にとって大きな転機となりました。
育児書に合わせにいくのではなく、子どもに寄り添った関わりができるようになったおかげで、親子で反発しあうことはほぼなくなりました。
④自分を大切にする時間を持つ
学びを始めると同時に、「自分のための時間」も意識的に作るようになりました。朝の送迎後の15分、子どもが寝た後の30分。小さな時間でも「自分のため」に使うことで、心の余裕が生まれてきました。

「環境を変える」って、引っ越しだけじゃない。私が選んだのは“学び”

子育ての学びが、自分の見方・考え方を変えるきっかけになった
私が「子育ての学び」として選んだのは「パーソナル子育てコーチング」のオンライン講座でした。
「なるほど、2歳はこれは理解できて、これはまだ理解ができない時期なんだ」「癇癪を起こすのは、感情をうまく表現できないからなんだ」
今まで「困った行動」だと思っていたことが、深堀りするとママの考え方を変えるだけですんなり解決することだったと知った時の衝撃は今でも忘れません。子どもの行動に対する見方が180度変わりました。
イライラの正体がわかると、グッとラクになった
学びを深めていくうちに、自分がイライラする理由も客観視できるようになりました。
「私がイライラするのは、子どもにではなくイライラしやすい環境を作っているからだ」「自分の中の”子どもはこうあるべき”の型にはめ込もうとしているからだ」など自分の考えのクセもわかりました。
イライラの正体がわかると、不思議と冷静になり、気持ちも落ち着けるようになりました。
学びを通して「相談し合える仲間」ができた安心感
学びの提供先ではコミュニティもあり、同じように子育てに悩むママたちとの出会いは、私にとって第3の居場所ともなりました。
「私だけじゃないんだ」という安心感と、「みんなも頑張ってるんだ」という励み。自分もさらけ出している分、リアルなママ友とは違う、「学び」という共通点で繋がった仲間の存在は心強かったです。

「学ぶこと」が、「子育て疲れたから辞めたい」が遠のき、人生を変えた

「子育てが怖くない」と思えるようになった日
ママ友と何気ない話をしていて、ふと気づいたことがありました。私が「子育てツラい」と思っていた以上に、ママ友たちも子育てに対して日々もがいたのです。ママ友たちのエピソードに比べると、私自身は子どもがぐずっても、以前ほど心を乱すことがなくなっていたんです。
「この年齢だとこういう反応は普通」「こんな時はこう対応すればいい」という知識があることで、冷静に対処できるようになりました。
子育てが「得体の知れない恐ろしいもの」から「理解できる生活の一部」に変わったと気づいた瞬間でした。
「ママやめたい」と思わなくなった理由
以前は毎日のように頭をよぎっていた「ママやめたい」という思いでしたが、学びを続けるうちに、いつの間にかそんな風に思わなくなっていました。
理由は明確です。子育てに「充実感」と「親子で成長できてる」と感じられるようになったから。
知識があると子どもの成長がよく見えるし、自分自身も適切な関わり方ができると子どもも穏やかになる。「お互いに成長できてる」とその好循環が生まれたんです。

逃げ場がない…と思ったら、「学び」で自分を救ってあげて

「子育て辞めたい」と思う気持ちは、決して悪いことではありません。それは「今の状況を変えたい」「変化のタイミングである」という、自分も家族も守るための大切なサインなんです。
その気持ちに蓋をするのではなく、自分の正直な気持ちと向き合うことで、ママにも家族にもムリのかからない環境作りに一歩近づくことができます。
環境を変えるというと大げさに聞こえるかもしれませんが、実は「自分の意識」を変えることから始められます。
引っ越しや転職は難しくても、環境を変えるための知識を学ぶことはできる。1日5分の学びが、あなたの人生を大きく変えてくれるかもしれません。
今「子育て疲れた、辞めたい」と思っているあなたも出来ることから、もちろん1歩ずつで十分です。小さな一歩から始めてみませんか?
新しい視点を手に入れて、笑顔溢れるも自分を取り戻してください。思い悩んでいた私がそうだったように、あなた変わることができます。
関連記事はこちら
【必読】子育てコーチング本おすすめランキングTOP10!我が子に一番使えたのはコレ!
子育てコーチング炎上の真相!実践してみて感じた難しさと誤解

この記事を書いた人

ゆい(3歳男の子、2歳女の子)
元保育士(保育歴17年)→起業家ママ
2、3歳の年子ママ。保育士時代は1200人以上の子どもたちと携わる。2人目の妊娠をきっかけに起業し、現在130人以上の働き方に悩むママたちと向き合う。自分のビジネスも現在進行形で展開中。仕事のモットーは「気持ちにまっすぐ」「頑張らないように頑張る」