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3歳の子どもが嫌がってトイトレ拒否!原因と対処法9選

毎日お疲れ様です。
3児保育士ママ 己育てコンシェルジュのなおです^^

保育園での保護者からの相談事TOP3に入ってくるのがトイトレについてです。

3歳ってちょうど幼稚園に入る時期でもあり、周りの子どももオムツが取れてくる時期ですよね。
自分の子どものトイトレが思うように進まないと焦ってしまい、その焦りが子どもに伝わり、プレッシャーとなってより上手く進まない…なんて悪循環がよく見受けられました。

我が家の真ん中の子もトイトレがうまく進まない時期があり、何度もトイレに向かうように促したり、
必要以上に「トイレ大丈夫?」と聞いてしまったことがありました。

おかしいな、上の子はすぐとれたのに…

なんてひそかに思いながら毎日過ごしていました。

私の焦りが伝わったのかだんだん
「トイレ行かない」
「おしっこでない」
とトイトレを拒否して嫌がるようになってしまいました。

保育園の子どもって先生のお話はよく聞いてくれるので保育園のほうが先に取れる、なんてよくあるんですよね。
我が子も保育園では1日パンツで過ごせているのに、家ではおしっこジャージャーなんてよくありました。
(保育園でたくさんの子どものオムツをとってきたのに、我が子でつまづくとは…)

3歳って自分の思っていることを上手に伝えられるようになってくるし、親の対応ひとつでトイトレが進んだ!なんていうこともよくあります。
今回は子どもがトイレトレーニングを嫌がることの原因や対処についてお伝えしていきますね^^

3歳の子どもがトイトレを嫌がる理由

そもそも3歳ってどんな時期なのでしょうか。
エリクソンの「心理社会的発達理論」に出てくる「8つの発達段階」はご存じでしょうか。

その中で3歳の時期は自律性が育つ時期でもあり、恥や羞恥心を感じる時期でもあります。
トイレトレーニングは大人からの期待やパンツの子オムツの子と比べられやすく、
子ども自身ができてない。°(°´ᯅ`°)°。と感じることで羞恥心が生まれます。

大人のがっかりした顔やトイレでできなかったときに非難するように言ったり、
友達の前で漏らしてしまったりと羞恥心を感じることで失敗を恐れて萎縮し
トイトレを嫌がることに繋がりやすくなります。

親としては何回トイレに行っても出ずオムツにしている、
そもそもトイレに行きたがらずトイトレも進まずイライラそんなこともありますよね。

『いままでオムツで排泄していたのをトイレでする』

これって簡単にできている大人にとっては簡単なことですが、
生まれてずっとオムツでしていたものをトイレでしなさいというのはそもそもとても難しいことなんです。
また、子どもにとっても新しいことを身につけるのはストレスや不安が大きくなります。

できなくて当たり前!と思っているほうが大人にも心の余裕が生まれて、
焦ったりイライラすることなく子どもにも接することができると思います^^
大人は不安やストレス、羞恥心に寄り添ってサポートして子どもの気持ちを尊重してその子のペースで進めていけたらと思います。

これを前提にトイトレを嫌がる理由を経験を踏まえてお伝えしていきますね。

トイトレを嫌がるのは発達段階によるもの

そもそも便器が怖い
→落っこちそうと感じる。換気扇の音に恐怖を感じる子もいる

トイレに行くのが面倒くさい
→オムツにすればいいのにわざわざトイレに行くのが面倒くさい

トイレ座面が冷たいのが嫌だ
→園のトイレは暖房座面じゃないので嫌がる子が多かった;;感覚過敏の子は特に気になるポイント

遊びを中断したくない
→楽しいことをしているのに途中でやめたくない

オムツが好き
→パンツの素材、厚みを嫌がる

頻繁にトイレに誘うので、いやになった
→子どもの抵抗心

特定の場所でしたい、したくない
→こだわりのある子は特定の場所じゃないと嫌がることもある

身体的機能がまだ整ってない
→膀胱におしっこを溜められなかったり、排泄感覚がわかっていなかったり体の機能が未熟

おもらししたときに怒られたくない
→失敗が強く残る子は怒られた記憶がトラウマになる

トイトレに適した環境じゃない
→排泄時に足が届かず踏ん張れなかったり、子ども用便座をつけていないなど

流水音が嫌だ
→水の流れる音が大きい、水の流れる様子に引きづりこまれそうに感じるなど恐怖心を覚える

それ以外にもさまざまな原因があると思います。

3歳頃の発達について知る

3歳はコミュニケーションをとるのが上手になってくるので、トイトレを嫌がる理由を聞いてみてみてください。
大人にとってはそんな些細なことで?と感じることでも子どもにとっては大問題だったりします。

意外と原因の工夫をするとすんなり進んだなんてこともあるので、
子どもに話を聞いてみたり、子どもの様子を観察してみてください♪

私も幼稚園の頃は環境が変わるとトイレに行きたくないと感じることがありました。
子どもの背からするとトイレって大きく感じるんですよね。
落ちそうとか吸い込まれそうとかはよく感じていて家のトイレじゃないと行きたくないと思っていました。

特に衛星面が気になって和式が苦手でした。
今でもトイレにはこだわりがあり臭いや綺麗さが気になって公園の公衆トイレや場所によっては駅のトイレはいけません;;
実家のトイレも座面が冷たいのが嫌でトイレが億劫になり、温かくなるのに替えてもらったくらいです(笑)
子どももそんなこだわりがあったりしてトイトレを嫌がったりしているかもしれません。

じゃあ、原因はわかったけどどんな風にトイトレを進めていったらいいのだろう。

原因別!子どもがトイトレを嫌がる時の対処法9選

トイトレを行う際の工夫などお伝えしていきますね!

1、いきなり始めるのではなくトイトレ関連の本を読んで心づもりしておく
→事前準備がなく子どもの心構えができていないまま誘ってもトイレは恐怖・不安の対象になり兼ねないので、絵本を読んだりトイレについて伝えることで「トイレはこんなところなんだ」「トイレはこんな仕組みなんだ」と理解してできるのでスムーズにトイトレに進められる

2、環境を整えた
→子ども用の便座、おまる、足のつく台など用意することで安心して排泄できる環境を作ることが大切

3、こだわりポイントを克服する
→便座に便座シートを貼って冷たさ軽減させる、排便したときの水の跳ね返り対策にトイレットペーパーを事前に浮かべておくなどその子のこだわりを対しての対策をする

4、トイレを楽しい場所にする
→好きなキャラクター(パズル、シール、置物など)をトイレに置いておいてトイレに焦点を当てるのではなく「〇〇に会いに行こう!」と伝える、便座に座れたらできたよシールを貼るなど子どもにとって楽しい場所にする

5、同じタイミングで連れていく
→「起床後」「ご飯の前後」「お風呂の前後」「就寝前」などタイミングを決めることで子どもの遊びを遮らず、見通しを立てれるようにする

6、小さな「できた」を積み重ねる
→排泄できたは始めレベルが高いので、「トイレに入れた」「便座に座れた」「手を洗えた」など小さな成功体験を積み重ねることで意欲や自信に繋げていく

7、ぬいぐるみ作戦
→大人がいってもイヤイヤして上手くいかない時はぬいぐるみを使って演じるとすんなりいくこともある(意外と高確率で成功します)

8、パンツを選ぶ
→お店に行って実際にどんなパンツにしたいのか子どもに選んでもらうと「好きなキャラクターのパンツが履きたい!」と意欲につながる

9、休憩する
→なかなか思うようにいかない!イライラする!イライラが子どもに伝わっている気がする!そんな時は一回トイトレ事体を辞めてみてしまうのアリ。一回リセットすると次はスムーズにいったなんてこともあります。

他にもその子に合わせて様々な工夫ができると思います。

我が子は「オムパン」といってオムツの上からパンツを履いてやる気満々になってトイレに向かっていました!
パンツが濡れることはないですし、トイレで排泄できたらオムツをちぎってパンツを履かせるだけなので時短!です。親目線で楽(笑)
そして子どもも大好きなキャラクターの書いてあるパンツを履いてモチベーションアップの一石二鳥!

子どもと対話しながら、できそうなことをピックアップして進めていけるといいですね^^

まとめ
トイレトレーニングは周囲からの目や同じ年の子がパンツに移行するのを見て、
親もプレッシャーになってつい子どもへの期待が大きくなってその反面イライラしてしまったりしますよね。

トイトレをする3歳ごろはそもそも子どもの体の機能が未熟だったり、
発達の観点から子どもなりに感じるところがあってトイトレに拒否反応を示したりすることがあります。
羞恥心も芽生える時期なので、失敗に目を向けるのではなく、小さな成功体験を積み重ねて自信や意欲に繋げてください。
子どものペースに合わせて親も余裕を持ってトイトレを進めていきましょう^^

もし、こんな時はどうしたらいいのだろうとか相談できる人がいないなどに悩まれていたらぜひご相談ください!
違う視点からの発見があるかもしれません^^一緒にお悩み解決できたらと思います!
また、こんな方法で上手くいきましたなどあれば是非教えて頂けたら嬉しいです^^


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