Column コラム

発達障害の育児やめたい…ノイローゼ寸前を乗り越えた方法

私は発達障害の長女(4歳)、と次女(1歳)を育てるワーママです。

子育てに悩みや心配事があるのはよくあることだと思いますが、特に発達障害の子どもを持つ親は、生活面で様々な困りごとやトラブルに見舞われやすいため、親もストレスを溜めやすいと思います。

私も発達障害の長女が3歳の時、育児について様々な悩みを抱えていました。

保育園に馴染めない、会話が成立しない、癇癪がひどい…私も発達障害の長女も苦しい日々が続いた頃、「もう育児やめたい」と何度も思い詰めてしまうほどストレスが限界となってしまいました。

この記事では、発達障害の育児で悩み続け、ノイローゼ寸前になった私が、しんどい日々を乗り越えて心穏やかに育児ができるようになった方法についてお伝えします。

発達障害の育児辛い…頑張っても報われない毎日にストレス限界!

育児ノイローゼの女性

発達障害の診断を受けた現在4歳9ヶ月の長女についてですが、育児について悩み始めたのが3歳0ヶ月、診断を受けたのは3歳9ヶ月の時でした。

診断を受けるまでの約9ヶ月間、言葉の遅れや癇癪にうまく対応できないことや、親の働きかけや声かけに全然応じてくれないことにずっと悩んでいました。

親の声かけを受けつけず、反発ばかりされる辛い毎日が続いたことで、発達障害の長女に対してストレスを溜め込むようになりました。

そのストレスが限界を迎え、ノイローゼ寸前になった当時の私についてお話ししたいと思います。

発達障害が分かる前:会話はほぼ不可能で癇癪がひどい…

発達障害の長女は、3歳を過ぎても2語しか話せず、お友だちと関わろうとしない子どもでした。

3歳児健診で自治体の言語聴覚士さんや臨床心理士さんに子どもの発達の遅れや育児の悩みについて相談しましたが、「個人差だと思いますので様子を見ましょう」と言われていました。

当時の長女についてですが、生活面で特に悩んでいたことはこちらです。

  • 指示理解ができず、会話は全く成立しない
  • 保育園で集団行動から外れて自由行動が多い
  • 反発が多く、癇癪をよく起こす

「個人差」と言われたところで悩みは解決することはなく、私は長女との毎日を悶々とした気持ちで過ごしていました。

個人差と言われて様子を見続けていましたが、周りの子どもたちとの発達の差はどんどん開く一方で、焦りばかりが募っていました。

少しでも長女の発達を促そうと、家庭で積極的に会話を試みたり言葉を教えようとしましたが、結果は「できない」「分からない」の連続…その失敗から長女はますます反発し、癇癪がひどくなりました。

発達障害の子どもの育児が辛い…ストレス限界でノイローゼ寸前!

発達に進展が見られず、親がどれだけ頑張っても報われない毎日を過ごして半年が経った頃、私はついにストレスの限界に達し、ノイローゼ寸前となりました。

当時の私は、長女に対して常にイライラして、長女から離れて遠い場所に行ってしまいたいと毎日のように思うほどメンタルはやられていました。

この頃、発達障害の長女は言いたいことが伝えられない、話が理解できないことにフラストレーションを感じ、毎日のように癇癪を起こしていました。

日常の会話は当然毎日あるため、癇癪も必然的にほぼ毎日起こっていたのです。

そして、私は癇癪への対応がうまくできず、「静かにしなさい!」と長女に対して怒ってしまうことが頻繁にありました。

癇癪が起こるたび、長女の叫び声と私の怒鳴り声が家中に響き渡り、私は「いつまで続くのだろう…もう疲れた、育児をやめたい」と思うようになりました。

それでも、何とか食事の用意やお風呂など、生きるための最低限の育児だけは続けていましたが、あとは私がイライラを長女にぶつけないよう、長女と関わるのを控えるという、まさに育児放棄寸前の状態でした。

振り返ってみると、本当に辛かったのは、言葉にできない葛藤から癇癪を起こしてママからも距離を置かれていた長女自身のはずでした。

しかし、私は長女のメンタルにまで気を配る余裕がない状態でしたので、私のメンタルはギリギリだったのだと思います。

発達障害が分かった後:サポートを得てから育児が少しラクになった

悩みながらも経過観察を続けていましたが、周りの子どもたちとの差は広がるばかりでした。

保育園でも集団行動ができないことや言葉が出ないことが強く目立ち始め、発達障害の可能性を強く疑ったことで、医療機関を受診しました。

その結果、言葉の発達や社会性の遅れが明らかになり、発達障害と診断されました。

診断結果を聞いたとき、やはりそうだったんだ…と少しホッとし、長く続いていた真っ暗なトンネルの出口がようやく見えたように感じました。

診断が下りた後は、自治体からのサポートが受けられるようになり、児童発達支援員さんや言語聴覚士さんといった専門家が育児に関わってくれるようになりました。

また、同時期にsunnysmile協会のことを知る機会があり、発達障害の長女の育児に悩んでいた私は興味を惹かれ、講座を受講することを決めました。

悩みを共有したり、長女への接し方を一緒に考えてくださる方に出会えたこと、そしてsuunysmile協会で学んだことが良い結果として表れたことで、少しずつ心が軽くなっていきました。

その後、発達障害の長女の声掛けや関わり方を変えたことで、癇癪の頻度が激減し、ようやく私はノイローゼ状態を脱し、今では落ち着いて子育てができるようになりました。

ノイローゼ寸前→心穏やかに!発達障害の育児も大丈夫

穏やかなママと子ども

発達障害の育児に疲弊し、ノイローゼ寸前になった私ですが、sunnysmile協会に出会い、子どもとの関わり方やママが笑顔で育児をするためのマインドについて学びました。

学んだことを活かして長女の関わり方や自身の考え方などを変えてみたところ、驚くほど心穏やかに育児ができるようになりました。

sunnysmile協会で学んだことに加えて、私がノイローゼ寸前を脱した経験を踏まえて、心穏やかに発達障害の子どもの育児ができるようになったポイントについてご紹介します。

ポイント① 許容範囲を広げる

癇癪や意思疎通が取れないことが多い発達障害の子どもは、定型発達の子どもに比べてママが「怒る」場面が増えがちです。

しかし、怒る回数を減らすことができれば、育児全体が穏やかになり、親子関係も良好なものに変わっていきます。

そのために大切なのは、「怒りの許容範囲」を広げることで、予期しない出来事にも冷静に対処できるようになり、怒りの感情をコントロールすることが可能になります。

私もsunnysmile協会でアンガーコントロールを学んだ結果、長女の癇癪やトラブルを「成長の一部」「子どもなら誰もが経験すること」と前向きに捉えられるほど心に余裕が生まれ、冷静に対応できるようになりました。

またママが冷静に対応できることで、子どもにも安心感が生まれ、穏やかな育児に繋がるだけでなく親子の絆を深めることができます。

ポイント② 子どもとの関わり方を知る

子どもの性格や発達段階に合った関わり方や声掛けを知ることで、イライラしない子育てができるようになります。

私自身も、子育ての中で試行錯誤を繰り返しながら、専門家のアドバイスやsunnysmile協会で学んだことを参考にして、「発達障害のある長女に合った関わり方」を見つけることができました。

一例として紹介しますと、私が見出した長女との関わり方のポイントは、以下の通りです。

  • イラストや写真、時計など「視覚情報」を使って説明する
  • 「5W1Hの質問」が苦手なので、質問するときには選択肢を提示して会話する
  • 質問にうまく答えられない場合には、質問の仕方を変えてみます。同じ内容でも別の言い方を試すことで、答えやすくなることがある

聞くことが苦手な発達障害の長女にとって、視覚情報を使った説明や、選択肢を与えることは、理解しやすく安心して答えられる方法でした。

視覚情報を積極的に使用するようにしてからは、発達障害の長女とコミュニケーションが少しずつ取れるようになり、結果として癇癪の回数が激減し、私のメンタルもようやく落ち着きました。

自分の子どもに合った関わり方を見つけるまでは試行錯誤すると思いますが、一度子どもに合った方法がわかると、驚くほどコミュニケーションがスムーズになり、イライラがぐっと減ります。

ポイント③ 小さな成長に大きく喜ぶ

発達障害のある子どもは、定型発達の子どもと比べるとできないことが目につきやすいかもしれません。

そのため、どうしても「できたこと」に目を向ける機会が少なくなりがちです。

特に幼稚園や小学校に通う年齢の子どもを持つママたちは、定型発達の子どもたちと比べるシーンが多く、その違いに心が揺れることもあると思います。

だからこそ「できたこと」にしっかりと目を向け、小さな一歩を大きく喜ぶことが大切だと感じております。

例えば、着替えが一人でできた、言葉で気持ちを伝えてくれた、そんな小さなことでも「すごい!」「よくできたね!」と大袈裟なくらいに褒めてあげることで、子どもの自信はどんどん育ちます。

その自信が、やがて次の挑戦へのやる気に繋がっていくのです。

私も発達障害のある長女には、できたことに対しては毎回「すごいじゃん!」とオーバーなくらいに喜びを表現しています。

この「小さなできた」を積み重ねてきた結果、もうすぐ5歳になる長女は自己肯定感が高まり、3歳の頃には消極的だったおしゃべりや友達との関わりも、今では積極的に自分から関わりを持てるように成長しました。

ポイント④ 相談できる人と場所を見つける

ひとりで悩まないこと、これは私の中では最も大切なポイントです。

私がノイローゼを乗り越えたのは、発達障害の長女のことを一緒に考えてくれる相談相手ができて、悩んでいることについて色々な解決策を提示していただけたことが大きなきっかけでした。

発達に不安がある中で、私1人ではできなかった悩みの解決に力を貸してくださったことは、本当に心強かったですし、実際に悩みの解決にも繋がりました!

もし身近に相談できる人や場所が見つからないのであれば、オンライン相談するというのもひとつの手です!

オンライン相談の詳細については最後までチェックしてみてくださいね!

sunnysmile協会で発達障害ママのお悩み解決!今すぐ相談

オンライン育児相談

sunnysmile協会では、月に2回、子育て相談を実施しております。

  • 育児でずっと悩んでいることがある
  • 育児で相談できる人が身近にいない
  • 発達障害の困りごとにどう対応していけばいいのか分からない…

そんな悩みを抱えていらっしゃるママへ、同じように悩んだ経験を持ち、sunnysmile協会で学び育児の悩みと向き合ったママと相談することで、解決の糸口が見つかるかもしれません!

育児に忙しく、子連れでの移動が難しいママのために、子育て相談はオンラインで開催しております。

オンラインが初めての方でも、丁寧にサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

sunnysmileは、子育てや働き方に悩むママのためのコミュニティです。 毎月オンラインにて勉強会や相談会などを行っておりますので、 お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

発達障害の子どもの育児は、悩みも不安も大きくなりやすいため、時にはストレスが限界となることや、ノイローゼになって育児をやめたいと思うことがあると思います。

私も実際に子どもとの関わり方に悩み続け、一時は限界を迎えましたが、相談できる人を見つけられたこと、ママである私自身が変わったことで、少しずつ育児はラクになりました。

適切なサポートや関わり方を見つけることで、発達障害の子どもと心穏やかに向き合えるようになります。

子どもとの関わり方に迷っているのであれば、ひとりで悩まず、まずはお気軽にご相談ください!

#発達障害 #グレーゾーン #育児やめたい #ストレス限界

この記事を書いた人

みゆき(4歳長女&0歳次女のママ)
フリーランス/埼玉県在住
発達障害と気難しい性格を持つ長女の育児に悩んでいたところsunnysmile協会に出会う。
子育てコーチング講座で適切な声掛けと関わり方を学ぶことで、親子の絆を深め、家族の笑顔を増やすことに成功