Column コラム

看護師子育て両立無理?メリットデメリット比較と優先順位の重要性

毎日子育てお疲れ様です。
育休復帰後、子育てをしながら看護師が続けられるか不安ですよね。私も両立無理…と思ってます。

積み上げたキャリアは捨てたくない

ストレスフルでイライラしてしまいそう

仕事が休めずに寂しい思いをさせてしまうかも

看護師を続けたけど「もっと子どもと関わればよかった」と後悔しているママも多いです。

この記事を読むと看護師と子育ての両立方法後悔しないために何ができるのかがわかります。

【経験談】看護師子育て両立無理?フルタイムで復帰するか悩みます

私は看護師と子育てが両立できたら嬉しいと思ってます。でも仕事で抱えるストレスや身体的負担、保育園の送り迎えが障害になって両立は無理なんじゃないかと思っています。

昔は親戚や近所の人と協力して、子育てをしていたので看護師をフルタイムで働くことも容易でした。でも現在は核家族化が進んで、子育てママにとっては働きにくい世の中になっていますよね。

看護師としてキャリアを積みたい

看護師ママのために日本看護師協会ではワーク・ライフ・バランスの推進が謳われ、働き方がたくさんある職場も増えています。ですが、まだまだ子育てをしながら働くことが難しい病院や施設が多いです。

私は育休中にナースセンターへ行き、仕事探しをしました。

私の求人検索条件

  • パートまたは時短
  • 1日6時間勤務、週3〜4日または午前勤務、週5日
  • 土日休み

私は周りに子育てを協力してくれる人がいないので、初めは無理せず働こうと決めてました。

ナースセンターからの返事

  • 土曜出勤できないとクリニックでは働けない
  • 子どもが小さいうちは急に休んでも人がいるところしか紹介できない
  • 最低でも7時間は働けないと雇えない

私の優先順位で1番は子どもとの時間です。子どもを「おかえり」と家で迎えてあげたいと思っています。

子どもとの時間を過ごすママ

看護師に育てられた私、わが子に寂しい思いをさせたくない!

私の母も看護師なんです。私は子どものころに母が疲れて帰ってくるとイライラして私や妹にあったたり、父と喧嘩したりする姿をよく見てきました。
母は口癖のように「忙しいから」「早くやりなさい」「買ってあげたでしょ」おねえちゃんなんだから」と怒ってました。

祖父母もいたため、小さいころから母が仕事をしていることが普通だったのですが、シフト制で休日はいないので、試合は観にきてくれませんでした。

夜勤前後は家にいても寝ていて話せません。そして夜勤に行くため、話したいことがあっても話せない状況でした。寂しかったのを覚えています。

私には寂しい思いをしていた子ども時代があるからこそ、自分はそうなりたくないと思ってます。

子どもと全然一緒に過ごすことができなかった。もっと一緒に過ごしたかった。

私の母はよく後悔の言葉を口にします。一生のうち子どもと過ごす時間は約7年6カ月です。
お金も必要だけど、子どもたちとできる限り一緒に過ごしたいと思ったとき看護師ママのワークライフバランスの悩みは尽きません。

看護師ママのメリットデメリット比較

出産してライフステージが変わると、看護師・子育て・家事のバランスを考え直すきっかけになります。看護師を続けながら子育てをしたいと思ったとき、メリットとデメリットを比較することで視野が広がり、選択肢が増えることがあります。

メリット

看護師としてキャリアアップができる

看護師続けることで経験年数を積み、スキルとキャリアをアップすることが可能です。様々な分野のキャリアアップ方法があるので、可能性が広がりますよね。
また積み上げたスキルとキャリアは転職しても引き継いだり、活かしたりすることができるのも利点です。

ブランクなく復帰できる

看護師を継続することでスキルを維持し続けられます。また転職したいと思った時にもブランクがないことは有利です。逆にブランクがあると復帰する時に転職先が限られることがあります。
私は施設から病院へ転職を考えた時、看護技術の面でブランクがあり、自信がなくなり転職先に悩みました。

収入が高い・安定している

正職員として勤務した場合、安定した収入を得ることができ、子どものやりたいことをさせてあげられますね。看護師は多重業務で大変ですが、生活水準を下げたくないからやめられないという方も多いです。

看護師と子育ての両立を考えた働き方

やりがいのある仕事をし続けられる

患者さんや利用者さんと関わることで「やりがい」を感じることができます。仕事や生活におけるモチベーション維持にもつながりますよね!
私の知り合いの多くは「やりがい」を感じていたいから看護師の仕事を続けている人は多いです。

福利厚生がある

子どもが病気をした時も、病児保育で預けられる託児所がついている。子どもの預け先がサポートされているとママは子どもの体調不良で休まなくてもよくなります。
同僚の目を気にしながら休みを取らなくてもいいだけで、精神的に楽になりますよね!

デメリット

シフト制

休みの希望が入れにくく、子どもやパパと休みが合わせられないことも。逆にママが平日休みの時は子どもも園を休ませなくては行けない園もあります。

私の夫は、土曜出勤があるので、同僚の希望をみながら夫の仕事の予定をすり合わせるのにかなり気を使ってました。どちらも仕事の日には、休日も園に預けていました。
家族で過ごせる時間が減り、自分自身も寂しいと感じましたし、子どもにも寂しい思いをさせてました。

仕事が休めない

人数配置がギリギリで仕事が休めなかったり、そもそも休みづらかったりします。多重業務を抱えていると急な早退すらできないことも…。

私は長男の体調不良で1カ月の間に2週間以上仕事を休んでいたことがあります。休んでばかりで職場に迷惑をかけ、強く罪悪感を感じてました。

子どもの体調不良

時間がない

仕事に子育て、家事と3つを両立させなくては行けない看護師ママの時間は限られています。「休む暇なく動いている」「子どもとの時間を十分に確保できない」「子どもの成長の瞬間を逃した」などと感じる看護師ママも。

私も子どもの成長を逃した時、悲しかったのを覚えています。やっぱり、一緒に喜んであげたいですよね!

気持ちの余裕がなくてイライラする

朝の出勤・登園までの時間は、やることが進まずついイライラしてしまいます。子どもが「ご飯を食べない」「自分で服を着ることを嫌がる」「登園渋りがある」など段取り通りに準備ができずストレスが溜まるという看護師ママも。

また一つ間違えれば命の危険がある仕事をしている看護師ママにとって、帰宅後は疲れ果てていることも多いです。そんな中で残っている家事をしなくてはいけない…余裕がない人は多いはず。
心に余裕がない状態で、家事や子どもの要望に答えなくてはいけなくなり、イライラしてしまうんです。

残業で帰りが遅くなる

翌日に持ち越せない業務や自分しかできない業務が残ってしまうと残業しなくては行けない事もあります。園で友達がみんな帰って自分の子どもが1人、先生と遊んでいる姿を見たら心苦しくなったという看護師ママも。

私も残業をしてお迎えが遅れた時に、寂しそうな顔で遊んでいた子どもが私の顔をみて笑顔になるのを見ました。その瞬間、嬉しいけれど罪悪感に苛まれました。

夜勤がある

看護師ママが夜に仕事にいくことで、子どもと一緒に過ごす時間が減り、寂しい思いをさせてしまいます。また不規則な生活によってイライラすることが増える看護師ママもいます。

私は子どもの頃に母が夜勤のために日中仮眠をとる時、一緒に遊びたいのに「静かにして」と怒られていた記憶があります。

看護師の仕事をしながら、子育ても後悔しないようにしていきたいですよね。
あなたにとってのメリット・デメリットもこの記事を参考にしながら書き出してみて下さいね!書き出すことで働き方をどうするべきか見えてくることもありますよ。

看護師と子育ての優先順位は?どっちも取りたい人にお勧めの働き方とは

看護師を復帰するか悩んだ時、ママの「これは譲れない!」を見つけて優先順位をつけることが大切です。
とにかく収入重視!」「仕事を減らして子どもを優先!」「夜勤はなしで日勤だけにしたい」など。

そして考えたことを旦那さんや周りの協力者に話してみましょう。フルタイムで看護師を続けようと思ったとき、周りの協力は不可欠です。

ママが考えたメリット・デメリットや優先順位を周りの人に話すことで思い浮かべていた今後の生活が具体化されることも。

看護師ママが働くメリットとデメリット

私も自分の思いを書き出して、夫に相談しました。相談した時に夫のスケジュールが私の事前に決まっているシフトに合わせられると初めて知りました。

でも夫の出張や急な仕事、夫が県外で仕事をしている日に子どもが熱を出した時、どちらが対応するか考えなくてはいけませんでした。

結論、私が夫や子どものイレギュラーに対応できる働き方をすることになりました。同時に、子育てしながら看護師を両立は無理なんだという結果にも行きつきました。

でも話し合うことで様々な視点から看護師の仕事や生活について考えることができたので、とてもよかったです。

看護師子育て両立したい!やるべき工夫3選

夫婦で家事の分担

ママだけで子育てと家事をすべてするのは困難です。パパと家事を分担することでママの心身の負担を減らしましょう。パパにも協力を求めることで看護師をしながら子育てをするママの大変さをパパが認識してくれるようになりますよ。

私の家では、洗濯・食器洗い・お米を炊く・ごみ捨て・風呂掃除は旦那の仕事です。
もしまだ分担していないという看護師ママがいたら、パパが受け入れやすいように一つずつ家事を割り振ってあげてくださいね。

完璧を求めず、子育ても家事も手を抜く

仕事で完璧に物事をこなしているせいか、家でも完璧に過ごしたがる看護師ママが多いです。
自分の心身を優先にし翌日に回せるものは回し、手を抜けるところは抜きましょう
例えば、食事は宅配食材ネットスーパーお惣菜を利用したり、便利家電の活用しましょう。

便利家電ルンバ

私も実際に家事を楽にするために、ルンバや電子圧力鍋を使って手間を少なくしています。
そしてどうしても夫が担当している家事に対して「もっとこうして欲しいなぁ」と言いたくなることもあります。でも完璧は求めず・・・目を瞑ってます。

そして8割は「ありがとう」「助かってる」と声をかけるように心がけてます!

時短勤務やパート勤務または子育てに理解のある職場を選ぶ

働きやすい環境を選択することで看護師ママの心身の負担を大幅に減らせます。給料は下がってしまいますが、子どもを優先したい方にはおすすめです。

ブランクがあると仕事に対する自信が低くなりますし、求人応募で不利になる場合もあります。ブランクがなければ子どもが大きくなった時に、勤務形態を変えて看護師を継続しやすくなります。

私は長女を妊娠中、時短勤務に切り替えて働いていました。
転職先探しをした時は、看護師の仕事を継続していたことがとても有利に働きました!

子どもと一緒に働く笑顔の看護師ママ

看護師時短・パートで下がった給料はどうする


私は下がった給料を埋めるために、アフェリエイトやハンドメイドで副業もしてみました。
アフェリエイトは地道に3年ほど続けていましたが、収入といえる額にはなりませんでした
ハンドメイドは収入と作成時間が割に合わず、子育て世代の副業には向かないなと思いました。

そんな時ちょうど長男のイヤイヤ期が始まって、当時の私は看護師の仕事と子育てについて相談する人がいなかったので孤独に陥りました。
悩んでいた時に、出会ったのがsunnysmile協会でした。

私が子どもの発達段階や子どもの気質、声かけを学ぶとこんなにも子育てが楽になるんだと分かりました。
イヤイヤ期の対応が楽しくなっただけでなく、その知識と経験を仕事にできることも魅力的でした。でも私は看護師の仕事は好きだから携わっていたいと思ってました。

そんな時、子育てコーチング起業と看護師の仕事のバランスをとる働き方を提案されたとき、心が救われたことを覚えています

働き方にはまだ悩んでいます。正直、心に余裕をもって日常生活を送りたい場合、看護師と子育ての両立は無理だと思っています。でもsunnysmile協会と出会って看護師を続けられるかも…という選択肢が増えたことは私にとって希望です。

まとめ

心に余裕をもって生活したい人にとって、看護師と子育ての両立は無理です。でも最善の選択しができるように優先順位を考えることがとても大切です。

子育てをしながら看護師の仕事もしたいという思いは、贅沢な悩みではありません。お子さんのことも、看護師という仕事を大切にしていきたいという気持ちの現れだと思います。

働き方の選択肢を一つでも増やし、ママにあった看護師と子育ての両立方法が見つかるといいですね!まずはママ自身の気持ちにしっかり向き合ってみてくださいね。

sunnysmile協会では子育てと働き方に悩むママに寄り添い、あなたにあったワークライフバランスを一緒に考えてくれます。お気軽にご相談くださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

#看護師 #仕事と子育て両立 #転職

sunnysmileは、子育てや働き方に悩むママのためのコミュニティです。 毎月オンラインにて勉強会や相談会などを行っておりますので、 お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

ico(2歳長男、1歳長女)
看護師ママ
自身の経験を活かし、子育てにイライラするワーママをサポート。
漢方学を学んだナース・パーソナル腸活コーチとしてママと子どもの健康をサポート。
子育てコーチングと出会う前は、本を読み勉強しても、子どもへのイライラが抑えられずにいました。健康面ではストレスや不眠、免疫力の低下で悩んでいました。
sunnysmile協会で学び現在は楽しく、イライラしない子育てを実行中です。