今日も子どもを叱りすぎちゃった…。寝顔を見てたら涙が出てきて。
わかるよ〜。私も保育士だけど、家ではわが子を普通に叱ってるよ。
えっ、保育士さんでも? 明日こそ優しくしようって毎晩思うのに、また叱りすぎちゃいそうで…。
大丈夫。叱りすぎた日があっても、そのあとの関わり方で親子の関係はちゃんと立て直せるからね
子どもを叱りすぎた夜、寝顔を見ながら「なんであんな言い方しちゃったんだろう」と後悔すること、ありますよね。
この記事では、保育士として長く子どもと関わり、家では年子を育てるママでもある私が、叱りすぎてしまう理由と、後悔を軽くする4つの立て直し方をお伝えします。読み終わるころには、少しだけ肩の力が抜けているはずです。
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目次
子どもを叱りすぎた夜、後悔でいっぱいのママへ

「もう叱らないって決めたのに、また大きな声を出しちゃった」。そんな日の夜は、家事を終えてひとりになった瞬間にどっと落ち込みますよね。友だちのSNSでは穏やかな親子の写真が並んでいて、「叱ってばかりなのは私だけ?」と不安になることもあるかもしれません。
でも、安心してください。子どもを叱りすぎてしまう日は、ほとんどのママにあります。まずはその後悔の正体を、いっしょにのぞいてみましょう。
寝顔を見て落ち込むのは、ちゃんと向き合っている証拠
寝顔を見て「ごめんね」と思うのは、それだけ子どものことを大事に思っているからです。どうでもいい相手に対して、人はそこまで悩みませんよね。後悔はつらい気持ちですが、裏返せば「もっといい関わり方をしたい」というママの願いのあらわれ。
ただ、その気持ちが強すぎると「私はダメな母親だ」と自分を責める方向に傾いてしまいます。ここで大事なのは、「叱ってしまった自分」と「ダメな自分」をイコールで結ばないこと。叱ったのは、あの日あの場面での「行動」であって、あなたという人そのものではありません。
子どもに「やったことは叱っても、あなたのことは大好き」と伝えるのと同じように、自分にも「今日は言いすぎたけど、私はちゃんと子どもを大事にしている」と声をかけてあげてください。それだけで、次の一歩がずっと踏み出しやすくなります。

叱りすぎてしまう日は、ママの心と体が限界のサイン
同じことをされても、笑って流せる日と、つい爆発してしまう日がありませんか? その違いは、子どもの行動よりも「その日のママの残り体力」であることが多いもの。
寝不足が続いている、仕事で気を使いっぱなしだった、お昼ごはんを食べそびれた…。そんな日は、心のコップがもう水でいっぱいの状態です。そこに「牛乳こぼした」「きょうだいげんか」という一滴が落ちると、一気にあふれ出してしまうんですよね。
叱りすぎた日は「私、ちょっと疲れてたんだな」と体の声に気づくチャンスだと捉えてみてください。性格の問題ではなく、休む必要があるという合図なのです。
なぜ子どもを叱りすぎてしまうの?保育士が感じる理由

保育士として長く子どもたちと過ごしてきて、私が実感していることがあります。それは、「叱りすぎてしまうのは、優しさが足りないからではない」ということです。子どもに対してつい感情的になるのには、ちゃんと理由があります。
理由がわかると、「私が悪い」から「じゃあ、どうしよう」へと考え方を切り替えやすくなります。ここでは、保育の現場と家庭の両方を知る立場から、2つの理由をお話しします。

怒りの正体は「疲れ」と「期待の大きさ」
怒りは、よく「二次感情」と言われます。怒りの下には、「疲れた」「時間がなくて焦っている」「わかってほしい」といった本当の気持ちが隠れているんです。
そしてもうひとつは、わが子だからこその「期待の大きさ」。「この子ならできるはず」「何度も言ったからわかってるはず」という思いがある分、できなかったときのガッカリが叱りすぎにつながってしまいます。
だから、叱りすぎた日は「私、本当は何に困ってたんだろう?」と自分に聞いてみるのがおすすめ。「朝の時間がなくて焦ってた」「寝不足だった」など、答えが見つかると、次に備えられることが見えてきます。怒りそのものを消そうとするより、ずっと気持ちがラクになりますよ。
【経験談】保育士も、わが子には叱りすぎてしまうもの
「保育士さんなら、家でも穏やかに子育てしてそう」と言われることがあります。でも実際は、まったくそんなことはありません。保育園では落ち着いて子どもと向き合えるのに、家だと難しい。わが家でも、こんなことがありました。
朝の支度で時間がない日、玄関で靴を履いてほしいタイミングなのに、2人で「2階に遊びに行こう!」と言って階段を駆け上がっていったんです。その日は仕事もあって本当に余裕がなく、思わずブチ切れてしまいました。
保育園には「仕事としての余白」や、助け合える仲間がいます。家では家事も仕事も抱えたまま、ひとりで子どもと向き合う場面がずっと多いんですよね。プロでも叱りすぎる。だからあなたが叱りすぎてしまうのも、自然なことなんです。

後悔を軽くする保育士ママ流4つの立て直し方

叱りすぎたことをなかったことにはできません。でも、そのあとの「立て直し方」は、今日から選べます。ここで紹介するのは、特別な道具も準備もいらない、忙しいママでも続けやすい4つの方法です。
全部やらなくて大丈夫。「これならできそう」と思えるものをひとつだけ、今夜か明日の朝に試してみてください。叱らないママを目指すのではなく、「叱っても立て直せるママ」を目指す。それが、後悔を少しずつ軽くしていくいちばんの近道です。
立て直し方その①翌朝「昨日は叱りすぎてごめんね」と短く伝える
叱りすぎたと思ったら、翌朝や落ち着いたタイミングで、短く謝ってみましょう。ポイントは「叱ったこと」ではなく「言いすぎたこと」を謝ることです。
たとえば「おもちゃを投げたら危ないよって伝えたかったんだけど、大きい声で叱りすぎちゃった。ごめんね」。こうすると、伝えたかったことはそのままに、子どもの心をほどくことができます。
長々と説明したり、何度も謝ったりしなくて大丈夫。むしろ、さらっと一言のほうが子どもには届きやすいものです。保育の現場でも、大人が「ごめんね」と素直に言うと、子どもは驚くほどあっさり「いいよ」と受け入れてくれます。その一言で、ママ自身の心もふっと軽くなりますよ。

立て直し方その②叱った理由を「1行だけ」メモしてみる
寝る前にスマホのメモでもいいので、「何時ごろ、何に叱ったか」を1行だけ書いてみましょう。反省文ではなく、ただの記録でOKです。
1週間ほど続けてみると、「叱るのはだいたい朝の登園前」「夕方のお腹がすいている時間」など、自分の「叱りやすいパターン」が見えてきます。
パターンがわかれば、対策はぐっと立てやすくなります。朝がしんどいなら前の夜に服をそろえておく、夕方が危ないなら帰宅後すぐにおにぎりをひと口食べる、など。「叱らないように我慢する」より、「叱りたくなる場面を減らす」ほうがずっとラクです。後悔に変わるはずだった時間が、次につながる時間に変わります。
立て直し方その③子どもより先に、ママの体をいたわる
叱りすぎた日こそ、「もっと頑張らなきゃ」ではなく「今日は早く寝よう」が正解です。家事が少し残っていても、いっそ子どもといっしょに寝てしまってもいいくらい。寝不足や空腹、体の冷えは、それだけでイライラしやすい状態をつくります。
疲れた日に私がよくやっているのは、冷蔵庫にある野菜をちょっとずつ全部入れた味噌汁を作ること。この間は、わかめと豆腐、えのき、ネギを入れた味噌汁が染みるほど美味しくて、それだけで気持ちがほっとしました。
あとは、思い切って子どもたちと同じ時間に寝てしまうこと。疲れているときに空気を読んでいるかのように子どもたちも素直だったりするんですよね。絵本を2、3冊読んで、ぎゅっと抱きしめ合いながらオルゴールの音楽を流して、リラックスしているうちに、気づけば私のほうが先にぐっすり眠ってしまっている。そんな日も多いです。
ママが元気でいることは、わがままではありません。子どもに優しくするための、いちばんの土台です。

立て直し方その④「叱らない」より「言い換え」をひとつ用意する
「もう叱らない!」と決めても、忙しい毎日ではなかなか続きませんよね。そこでおすすめなのが、よく使う叱り言葉の「言い換え」をひとつだけ用意しておくことです。
- 「早くして!」→「時計の長い針が6になったら出発だよ」
- 「何回言ったらわかるの!」→「どうしたらできそう?」
- 「走らない!」→「ここは歩こうね」
保育の現場でも、「しないで」より「こうしよう」と伝えるほうが、子どもは動きやすいものです。全部を言い換える必要はありません。いちばんよく口にするひと言だけ変えてみると、叱る回数も、寝顔を見て落ち込む夜も自然と減っていきます。
子どもを叱りすぎた日があっても大丈夫。親子は何度でも立て直せる

ここまで読んでくれたあなたは、きっともう十分に子どもと向き合っています。叱りすぎた日があっても、親子の関係はそこで終わりではありません。むしろ、そのあとの「仲直り」を通して、子どもは大切なことをたくさん学んでいます。
いつも穏やかな完璧なママより、叱って、謝って、また笑い合えるママのほうが、子どもにとっては安心できる存在なのかもしれません。最後に、後悔でつらい夜に思い出してほしいことをお伝えします。

子どもは「仲直りの仕方」をママから学んでいる
人とぶつかることは、大人になってもあります。大切なのは、ぶつかったあとにどう関係を戻すか。
ママが「さっきは言いすぎた、ごめんね」と謝る姿は、子どもにとって生きたお手本になります。「失敗してもやり直せるんだ」「ごめんねって言ってもいいんだ」と、言葉で教えるよりずっと深く伝わるんです。
保育園でも、お友だちとけんかしたあとに自分から「ごめんね」と言える子は、おうちでもそういう姿を見ているのかもしれません。叱りすぎた日は、「仲直りの練習を親子でする日」。そう捉えると、少し気持ちが楽になりませんか?
後悔をひとりで抱えこまないで
叱りすぎたことを誰にも言えずにいると、後悔はどんどん大きくなっていきます。「実は昨日、めちゃくちゃ叱りすぎちゃって…」と口に出しただけで、「うちもだよ!」と返ってきて、ふっと肩の力が抜けることもあります。
育児のストレスが溜まってきたかも、と感じたときは、実家の母のところに逃げ込んで話を聞いてもらったり、職場の先輩ママさんたちに話したりしています。それだけで、気持ちがふっと晴れる気がするんです。
先輩ママさんたちは、同じ苦労を駆け抜けてきた人たち。「どんなにやんちゃでも、ちゃんと立派な大人に育つから大丈夫」と笑って言われたとき、「たしかにそうだな」と、すとんと腑に落ちた瞬間がありました。
今日叱りすぎてしまったあなたも、明日の朝にはまた「おはよう」から始められます。今夜は自分を責めるのはおしまいにして、ゆっくり休んでくださいね。
「私はこんな言い換えをしています」「うちも先輩ママに救われました」…そんな声、ぜひ聞かせてください。同じように悩むママたちと、本音を話せる場所を用意しています。
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この記事を書いた人

ゆい(4歳男の子、3歳女の子)
3、4歳の年子ママ。保育士として1,500人以上の子どもたちと携わる。2人目の妊娠をきっかけにを個人事業開始。現在、地元の事業家や専門家と共に商品開発を進めている。情報発信やスキル提供で出会った人達へ笑顔を提供しています。仕事のモットーは「気持ちにまっすぐ」「頑張らないように頑張る」Instagramでは帰宅後10分腸活レシピを発信中♪