Column コラム

【経験談】小学生が「学校行きたくない」|登校拒否に疲れたママに伝えたいこと

ママ、今日学校行きたくない……

朝、突然子どもからそう言われたら、あなたならどうしますか?

どうしたの?何か嫌なことがあったの?

そう聞きながらも、頭の中では、

「今日は休ませていいのかな?」
「仕事、どうしよう……」
「何日くらい休むことになるんだろう?」
「このままずっと学校に行けなくなったらどうしよう」

そんな不安が一気に押し寄せてくるのではないでしょうか。

私自身、長女の登園拒否を経験するまでは、「子どもが行きたくないと言ったら、理由を聞いて、落ち着いて対応すればいい」とどこかで思っていました。

でも、実際に我が子が毎朝泣いて「行きたくない」と訴える状況になると、そんなに簡単なものではありませんでした。

子どもの気持ちを受け止めたい。でも、ママだって不安だし、仕事もあるし、冷静でいられない!

この記事では、私自身の長女の登園拒否の経験と、現在小学生になった長女の行き渋りを通して感じたことをお話しします。

もし今、「休ませるべきか行かせるべきか分からない」「自分の対応が悪いのかなと自分を責めてしまう」——そんな状態なら、必要なところから読んでみてください。

もしかすると、今一番必要なのは「子どもへの対応方法」ではなく、頑張り続けているママ自身を少し休ませることかもしれません。

子どもが「学校行きたくない」と言った日、冷静に対応できるママはいない理由

子どもが「学校行きたくない」と言った日、冷静に対応できるママはいない理由

「今日は休ませていい?」と迷ってしまう

子どもが突然「学校行きたくない」と言い出すと、「どうしたの?」「体調悪いの?」と状態を確認する一方で、頭の中には別の不安も浮かびます。

「休ませたら、明日も休みたいって言わないかな」
「甘やかしになるんじゃない?」

私もそうでした。辛そうな我が子を休ませたい気持ちと、「学校に行かなくなったらどうしよう」という怖さの間で揺れて、「今日は頑張って行こう」と言ってしまうこともありました。

そして後から「もっと気持ちを聞いてあげればよかった」と自己嫌悪に陥る。

でも、これはママが冷たいからではありません。考えることが多すぎるうえに、それがすべて突然やってくる心配事だから。動揺して当然なのです。

仕事や学校のことまで考えてしまう

さらに苦しいのは、子どもの気持ちだけを考えていればいいわけではないこと。

仕事、兄弟の行事や送迎、増える家事……特に低学年のうちは、何日も仕事を休まざるを得ない状況に追い込まれがちです。

そして何より辛いのが、「この状態がいつまで続くんだろう」という見通しの立たなさ。

病気なら「熱が下がれば」という目安がありますが、行き渋りや不登校にはそれがありません。先が見えないからこそ、ママの心もどんどん疲れていきます。

この先どうなるのか不安になる

一番怖かったのは、「このままずっと行けなくなったらどうしよう」という不安でした。

長女が年長の9月に登園拒否が続いたときは、

「保育園最後の運動会に出られないかも…」
「最悪、卒園までずっと家にいるの?」
「このままでは仕事もできなくなるかも」

と、本気で焦りました。

「今だけを見ればいい」と頭では分かっていても、我が子の将来がかかっていると思うと、そう簡単に割り切れない。それが親なんだと思います。

【経験談】娘の突然の行き渋り|私は「どうすればいい?」ばかり考えていた

【経験談】娘の突然の行き渋り|私は「どうすればいい?」ばかり考えていた

私の長女は保育園時代から何度か登園拒否を起こしていました。特に大変だったのが、年長時に10日間ほど登園できず、日常に戻るまで約3週間かかったときです。

でも、今振り返ると、私が考えるべきだったことは、それだけではなかったのだと思います。

その当時の経験や心境についてお伝えします。

ある朝、突然「保育園行かない」と泣き出した

前日、保育園で嫌なことがあり大泣きして帰ってきた翌朝、長女は、

保育園行きたくない!

と泣き出しました。

私は前日の出来事を先生から軽く聞いていたこと、何度か行きたくないと言っていた経験があったので「またか。でも、いつも数日休ませれば落ち着くし」と、このときはまだ比較的冷静に受け止めていました。

今日は行きたくないんだね。分かったよ。じゃあ今日はお休みしようか。

と返し、仕事を休んで1日様子を見ることにしました。

原因を知れば解決できると思っていたら違った

きっかけは、みんなで工作をした際、長女だけがうまく作れず悔しくて大泣きしたことでした。

「また落ち着いたらやってみればいいよ」と私が伝えても、先生が「いつでも待っているよ」と声をかけてくれても、長女は保育園に行こうとしませんでした。

「原因が分かって、解決策もあるなら、もう行けるはず」——そう考えていた自分に気づきました。

原因が分かった。先生も理解して助けようとしてくれる。解決策もある。お友だちも長女が戻ってくるのを待っている。

でも子どもの心はそんなに単純ではなく、「またみんなの前で失敗するかも」という不安の方が大きかったのです。

子どもの前では冷静でいようと努めるのが辛かった

誘うたびに大泣きし、妹の送迎すら嫌がるようになった長女を前に、「いつまで続くんだろう」「小学校にも行けないんじゃ」という不安が何度も頭をよぎりました。

それでも子どもの前では不安な顔を見せないようにし、「大丈夫だよ」「無理しなくていいよ」とできるだけ冷静に接する——正直、かなりしんどかったです。

家事、在宅仕事、妹の世話、先生との面談、毎日泣く長女のケア…

終わりの見えない不安に押しつぶされ、八つ当たりしそうになったことも一度や二度ではありません。

必死に平常心を保っては、「一番辛いのは子どもなのに」と落ち込む。そんな自分自身も、誰かに頼って支えてもらう必要があったのだと、今なら分かります。

10日後…自信を取り戻したことで保育園に復帰

保育園に戻るきっかけは意外なところにありました。

習い事のダンスで練習の成果が出て、先生に褒めてもらったことでした。

「できた」「私、できるかも」——その小さな自信の積み重ねが、長女にとって大きかったのだと思います。

翌日、長女から「保育園、行ってみる」と言ってくれました。

最初は2時間だけ、慣れたらお昼まで、というように段階的に戻していき、登園できるようになるまで約10日、日常が戻るまで約3週間かかりました。

この経験から感じたのは、「行けるようにする」ことだけがゴールではないということ。長女の場合、「保育園に行く力」の前に、「私ならできる」という感覚を取り戻す必要があったのです。

行き渋りを経験して気づいた…一番必要なのはママ自身のケアだった!

行き渋りを経験して気づいた…一番必要なのはママ自身のケアだった!

そんな長女の行き渋りを経験して、私が一番強く感じたことがあります。

それは、子どもを支えるためにも、ママ自身を大切にする必要があるということです。

「子どもが辛いんだから、親が頑張らなきゃ」と思ってしまいがちですが、ママが頑張り続けると、子どもにかける言葉も少しずつ苦しくなってしまいます。

だからこそ、子どもへの対応を考える前に、ママ自身の心にも目を向けてほしい。そんな私自身の経験から、登校拒否・不登校に悩むママに知ってもらいたい”本当に必要なこと”をお伝えします。

ママの焦りや不安は頑張って消さなくていい

「焦らず寄り添いましょう」「安心できる環境を作ってあげましょう」——こうした言葉を聞くたびに、「分かってる。でも、それができないから辛いんだよ」と思ったことがあります。

不安になるのは子どもを大切に思っているから。焦るのは未来を心配しているから。イライラするのは、それだけママ自身も頑張っているから。

不安は無理して消すのではなく、「私、今不安なんだ」と気持ちに向き合い、どうすれば緩和できるか考えることが大切だと私は思います。

「子どもだけでなく、私も余裕がないな」と気づけたら、少し子どもと離れて落ち着ける時間を作ったり、夫や祖父母に頼ったりする。1人で抱え込まず、無理をしないことも、子どもを支えるための大切な一歩です。

ママの安心は、子どもの心を支える土台になる

子どもの心や行動には、学校、友だち、先生、環境、本人の特性など、たくさんの要素が複雑に絡み合って成り立っています。

そのため、登校拒否の原因ははっきりしなかったり、本人にも分からないことが多いのです。

だからこそ「どうして学校に行けないの?」と原因を追い続けるより、「今日はどんな気持ちだった?」「ママにできることはある?」と子どもの気持ちに目を向けられる——そのためには、ママ自身にも心の余白が必要です。

ママが自分を大切にすることは、子どもを後回しにすることではありません。むしろ、子どもを支えるための準備の一つだと思っています。

子どもの不登校時期はママも意識して休んで!

先生との相談、引きこもり防止のための外出、仕事、家事育児、夫との相談……やることが重なると、神経が擦り減って子どもに優しい言葉をかける余裕もなくなります。

しかも子どもは1日中家にいるので、学校に行っている時よりも家事育児のタスクが増える!

だからこそ、夫や祖父母に頼れる日は子どもを預け、意識的にリフレッシュする時間を作りましょう。

私自身、登園拒否の期間は毎週土曜日、夫にお願いしてママをお休みしていました。心身ともに落ち着く時間を意識してつくることで、月曜日からまた長女に優しい言葉をかける余裕ができました。

「子どもを変える」より「子どもを信じる」

私は長女の登園拒否になった時、「保育園に再び活かせる方法」を探してばかりいましたが、習い事のダンスで自信を取り戻した長女を見て、私は根本的なところから間違っていたのかな…と反省しました。

親にできることは「解決策を見つけること」だけでなく「失った自己肯定感をもう一度上げるきっかけを作ること」だったのだと。

そして、親が過剰に心配しすぎて子どもに「親に心配かけて、私はダメな子なんだ」と思わせない。「あなたなら大丈夫だよ」と信じてあげることが必要だったのです。

学校と相談したり環境を調整したりできることはしつつ、「今は立ち止まっているだけかもしれない」と考えてみることも必要です。

「学校に行きなさい」と言われ続けるより、「あなたはどうしたい?」と自分の気持ちを考える機会をもらうほうが、子どもは少しずつ「自分で決める力」を取り戻せることがあります。

そのためには、ママが自分を追い込みすぎないことも大切です。

「休ませたら負け」ではない。子どもがSOSを出せたことにも目を向けて

「行きたくない」とママに言えたということは、「ママになら、この気持ちを話しても大丈夫」と思ってくれているのかもしれません。

「学校を休む=悪いこと」と思い込んで言い出せない子どもも多い中、それだけ心を休めたい、ママを信頼して伝えてくれているのではないでしょうか。

すべてがそうとは言えませんが、「行けない=悪いこと」だけで考えず、「この子は今、何かを伝えようとしているのかもしれない」と考えてみる。それだけでも、親子の会話は少し変わるはずです。

【現在】小1長女は時々行き渋りながらも登校しています

長女は小学校に入学してからも、時々「学校行きたくない」と言うことがあります。

でも保育園時代の経験があるからこそ、以前より慌てなくなりました。「行きたくないんだね」と一度受け止め、体調や様子を見ながらその日ごとに考えています。

何よりも「行きたくないと言った=絶対に行かせなければ」と自分を追い込まなくなりました。「辛いときに、辛いと言える」ことも、その子にとって大切な力だと思っています。

「学校に行けているか」だけでなく、「子どもが自分の気持ちを話せているか」「困ったときに助けを求められているか」にも目を向けたい。

そして私自身も、登園拒否の対応に疲れたときは、休日に夫に育児を任せ、家事の手を抜くことも忘れずにいます。

まとめ:登校拒否に悩み疲れたママへ伝えたいこと

子どもから突然「学校行きたくない」と言われると、ママは本当に不安になりますよね。

そう考えてしまうのは、決してママが弱いからでも未熟だからでもありません。我が子を心配しているからだから、どうか自分を責めないでください。そして、子どものために頑張ることと同じくらい、ママ自身の心も労わってあげてください。

夫や家族に頼る、先生に相談する、支援機関を頼る、仕事を調整する、家事を手抜きする。そして何より、「今、私はしんどい」と認めて力を抜くこと。それも立派な子育てです。

大切なのは完璧なママになることではなく、親子で一緒に立ち止まりながら、そのときに必要なものを探していくこと。ママの心に少し余白ができると、「学校に行かせなきゃ」ではなく「この子は今、何を感じているんだろう」と目を向けられるようになるかもしれません。

子どもが登園拒否を起こした日は、子どもと同じくらい、ママ自身の心にも「よく頑張ってるね」と声をかけてあげてください。それも、子どもを支える大切な一歩だと、私は思っています。

#不登校 #登校拒否

この記事を書いた人

みゆき(6歳長女&2歳次女のママ)
フリーランス/埼玉県在住
発達障害と気難しい性格を持つ長女の育児に悩んでいたところsunnysmile協会に出会う。
子育てコーチング講座で適切な声掛けと関わり方を学ぶことで、親子の絆を深め、家族の笑顔を増やすことに成功