今度保活してくるんだけど、保育園の見学って何を見ればいいの?昨日1園目に行ってきたんだけど、帰ってきたら『なんとなくよさそう』しか残ってなくて…
わかる~!見るところ、気になる事が多すぎるんだよね。
ネットで調べたら、チェックリスト見たら20項目もあってさ。子ども連れて30分の見学じゃ、そんなの全部見られないよ~。
正解はないけど、もっと絞っていいと思うよ♪
子どもが通う保育園だからこそ、保活って緊張するし神経も尖らせるから何気に疲れますよね。だけど、見学で全部を見ようとしなくて大丈夫です。むしろ、見るところを最初から絞っておいたほうが、園ごとの違いはくっきり見えてきます。
この記事では、保育士として働きながら「保護者の方はここを見ているな」と感じていたポイント5つと、園の様子がわかる質問、そして迷ったときの決め方をお伝えします。
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目次
保育園見学で「何を見ればいいか」わからないのは当然

保育園見学のポイントを調べると、チェックリストがたくさん出てきます。職員の配置、施設の広さ、給食の方針、持ち物、安全対策。どれも大事なことばかりです。全部知りたい気持ちは分かりますが、いま挙げた内容の中にはパンフレットでも分かるものもあります。
実際に見学に行くと、案内は大体30分ほど。子どもを連れていればなおさら、落ち着いてチェックする時間なんてありません。だから、最初から実際に見るところを絞っておくことが大切です。まずは、そのための前提を2つお伝えします。
保育園見学当日は、園がいちばん整っている日
これは、中で働いていたからこそお伝えしたいことです。見学の日は、園がいちばん整っている日です。見学の予約が入っていれば、園はそれに合わせて準備をします。掃除をして、掲示物を整えて、その時間に落ち着いた活動を組む。悪いことではなく、お客さまを迎えるのだから当然のことです。
つまり、見学で見えるのは「その園のいちばんいい状態」だということ。だからこそ、パンフレットや説明で伝わることを確認するよりも、どうしても作りきれない「人の様子」や「空気」に目を向けたほうが、その園らしさが見えてきます。
見るところは「5つ」に絞っていい
見学で全部を見ようとしなくて大丈夫です。わたしが園で働きながら、「保護者の方はここを見ているな」と感じていたのは、次の5つでした。
- 園全体の雰囲気
- 子どもたちの様子
- 保育士の様子
- 給食
- おやつ
どれも、その日だけ整えるのが難しいものです。次の見出しで、それぞれ何を見ればいいのかをお伝えします。

働く側にいた保育士が感じた、保護者が実際に見ているポイント5つ

見学に来た保護者の方は、説明を聞きながらも、園の空気をよく見ています。そして、わたし自身が保育士として「ここは見られているな」と感じていたのが、先ほどの5つです。実際に自分の子どもの園を選ぶときにも、やはり同じところを見ていました。
ここでは、5つのポイントを大きく2つのグループに分けてお伝えします。人に出るところと、食に出るところです。
園の雰囲気・子どもの様子・保育士の様子(人に出るところ)
まず、保育士の言葉づかいは、あまり判断材料になりません。見学者が来ているときの言葉なんて、いくらでもよくできます。保護者が見ている前で子どもを急かすようなことは、まずしません。だから「先生の言葉がやさしかったから、いい園」とは言いきれないんです。
そのかわりに見てほしいのが、子どもから先生への声のかけ方です。子どもが先生に、安心した様子で話しかけているか。「先生、見て!」「これやって」と、自然に寄っていけているか。大人の言葉は作れても、子どもの態度は作れません。 子どもが安心して寄っていける園は、その子にとっての安全基地になっている園です。
もうひとつは、その先生が担任になったとして、自分は話しかけやすそうかという視点。保育園は、朝と夕方に毎日顔を合わせる場所です。「ちょっと聞いてもいいですか」が言える相手かどうかは、ママにとって大きな違いになります。
そして、園全体の雰囲気。これは言葉にしづらいものですが、保育士に気持ちの余裕がありそうか、楽しそうに仕事をしているかは、意外と空気に出ます。「なんとなく感じがいい」「なんとなく落ち着かない」という直感も、あてになりますよ。
もちろん、その日の活動によって見える様子は変わります。行事の練習中なのか、自由遊びなのか、給食の時間なのかで、園の雰囲気はぜんぜん違います。1回で判断しきれなくて当然なので、「今日はどんな活動の時間ですか?」と聞いてみるのもおすすめです。

給食とおやつ(食に出るところ)
見学の日だけ変えられないもの、といえば食事です。保育園で過ごす時間が長い子は、1日のうち多くの食事を園で食べます。0歳から預ける場合は、離乳食の進め方もすべて園と一緒に進めていくことになります。
見学のときは、次のように聞いてみてください。
- 給食は園内で作っていますか?(自園調理か、外部からの搬入か)
- おやつは手づくりのものもありますか?
- 食材や調味料で気をつけていることはありますか?
- 離乳食やアレルギーには、どう対応していますか?
- 子どもたちに人気のメニューは何ですか?
最後の「人気のメニュー」は、ぜひ聞いてみてください。このとき見てほしいのは、答えの内容ではなく、話している保育士の様子です。「カレーの日はみんなおかわりするんですよ」「すいとんが大人気で」と、子どもたちの顔を思い出しながら楽しそうに話してくれる先生。
そういう答え方をする園は、普段から子どもたちの食事の様子をしっかり見守っていると思います。誰が何を喜んで食べているか、どんな顔でおかわりしているか。日々ちゃんと見ていないと、こういう話はできません。反対に、献立表を見ながら一般的な人気メニューを答えるだけだったり、「うーん、どうでしょう」と詰まってしまう場合は、園長先生や上に立つ先生はあまり保育現場を見れていないのかもしれません。
そして、おやつも意外と大事なポイントです。実際に園で働いていると、入園してから保護者の方から食について言われることがあります。多数ではありませんが、「ジュースやスナック菓子も出すんですね」「無添加のものを選んでもらえないんですか」といった声です。
食にこだわりのある家庭にとって、園のおやつは気になるところなんですね。園に入ってしまってから気づくと、モヤモヤを抱えたまま過ごすことになってしまいます。だから、気にしたいことは見学の時点で聞いておくのがいちばんです。
毎日市販のお菓子なのか、おにぎりや蒸しパンのような手づくりのものも出るのか。ジュースは飲ませるのか。園によってずいぶん違います。自園調理でなければダメ、市販のおやつがダメ、ということではありません。でも、わが家がどこまで気にしたいかを先に決めておくと、聞くべきことがはっきりして、入園後のギャップも少なくなりますよ。

保育士ママが見学で必ず聞いていたこと

見学では、たいてい「何か質問はありますか?」と聞かれます。でも、方針や教育内容を聞いても、どの園も似たような答えが返ってくることが多いんです。ホームページに書いてあることと同じ答えだと、園ごとの違いが見えてきません。そこでおすすめなのが、具体的な場面を聞くこと。わたしが実際に聞いていた質問を2つ紹介します。
「運動会は何がいちばん盛り上がりますか?」と聞いてみる
大きな行事の話を聞くと、その園らしさがよく見えてきます。たとえば運動会。「どんな行事がありますか」ではなく、「運動会では何がいちばん盛り上がりますか?」と聞いてみてください。かけっこなのか、親子競技なのか、年長さんの鼓笛隊なのか。答えてくれる内容にも、その園が何を大事にしているかが表れます。
そして何より、話している保育士が楽しそうかどうかが伝わってきます。自分の園の行事を、目を輝かせて話してくれる先生がいる園。そういう園は、日々の保育も楽しんでいることが多いなと感じます。発表会でも遠足でも構いません。「いちばん盛り上がるのは?」「子どもたちが好きなのは?」と、具体的に聞いてみてくださいね。

保護者参加の行事と、実際のお迎え時間を聞く
もうひとつ、家庭によって必ず確認してほしいのが、保護者が参加する行事がどのくらいあるかです。これは、多いほうがいい・少ないほうがいい、という話ではありません。
- 共働きで仕事が忙しい家庭なら、親参加の行事が少ない園のほうが続けやすい
- 行事に積極的に参加したい家庭なら、行事が多い園のほうが満足度が高い
つまり、行事が多い園がいい園、少ない園が悪い園ではなく、家庭に合っているかどうかなんです。見学のときは、次のように聞いてみてください。
- 保護者が参加する行事は、年間でどのくらいありますか?
- 平日の行事はありますか?
- 保護者会や役員のような役割はありますか?
入園してから「思っていたより休みを取らないといけない」となると、お互いに苦しくなってしまいます。わが家はどちらがいいのか、夫婦で先に話しておくと選びやすくなりますよ。そしてもうひとつ、お迎えが遅くなりそうな家庭にぜひ聞いてほしいのが、いちばん遅く帰る子の時間です。
「19時まで開いています」と案内されても、実際には在園児のほとんどが18時前に帰っている園もあります。そうなると、お迎えが19時近くになる日は、わが子だけが残ることになってしまうんですね。
- ふだん、いちばん遅く帰る子はだいたい何時ごろですか?
- 18時以降は、何人くらい残っていますか?
- 延長保育の申し込みや料金はどうなりますか?
開園時間だけでなく、実際の降園時間を聞いておくと、入園してからのギャップが小さくなります。仕事の状況によっては、ここがいちばん大事な確認事項になる家庭もありますよ。

決め手に迷ったら「ママ自身」を基準にしていい

見学に何園か行くと、「どこも悪くないけど、決めきれない」という状態になることがあります。そんなときに大事にしてほしいのが、ママ自身の感覚です。保育園は、子どもが通う場所であると同時に、ママが毎日通う場所でもあります。
最後に、わたしが自分の子どもの園を選ぶときに大切にした視点をお伝えします。
自分がこの雰囲気に馴染めそうか、相談しやすそうか
わたしが見学で見ていたのは、「自分がこの雰囲気に馴染めそうか」でした。保育園は、朝と夕方に毎日顔を合わせる場所です。何年も通うことになります。だからこそ、ママ自身が居心地よく感じられるかどうかは、意外と大事なポイントだったりします。
もうひとつ見ていたのが、「子育てで悩んだときに相談しやすそうか」ということ。たとえば、若い先生ばかりではなく、いろいろな年代の先生がいるか。ちょっと世間話ができそうな、話しやすい雰囲気の先生がいるか。子育てをしていると、必ず悩む時期が来ます。
そんなとき、「ちょっと聞いてもらえますか」と言える先生が1人でもいると、本当に心強いです。保育士は、子どもだけでなく保護者にとっても身近な存在でいたいと思っています。遠慮せず頼れそうな園かどうか、ぜひ見てみてくださいね。

ママ友がいなくても、情報は集められる
保活は情報がものを言う、とよく言われます。でも、「他のママに聞けばいい」と言われても、そんなに簡単ではありませんよね。正直私もママ友ゼロでした。みんな必死で説明を聞いているし、子どもを連れていればそれだけで手いっぱい。そもそもママ友がいない、という方も多いと思います。
でも、情報は人づきあいから取らなくて大丈夫です。いちばん確実なのは、園に直接聞くこと。見学のあとで気になることが出てきたら、電話で聞いてもまったく問題ありません。「もう1回見せてもらえますか」もOKです。園の側は、迷っている保護者から連絡が来ることに慣れていますし、それで印象が悪くなることもありません。
自治体の窓口も頼れます。自治体によっては、保育園選びの相談に乗ってくれる担当者がいるところもあります。「うちの状況だと、どのあたりの園が現実的ですか」と聞いてみると、思っていたより具体的な話が聞けますよ。そして、子育て支援をしている団体やオンラインの発信を見るだけでも、十分に情報は集まります。顔を合わせて話さなくていいので、気持ちの負担がありません。
そのうえで、もし気軽に話せる場があるなら、ぜひのぞいてみてください。「うちはこんな感じで保活したよ」 「結局この園に決めたけど、ここがよかったよ」そんな軽い体験談を聞けるだけで、ずいぶん気持ちが楽になります。アドバイスをもらうためでも、ママ友を作るためでもありません。
同じ時期に同じことで悩んでいる人がいると知るだけで、「うちだけじゃないんだな」と思えるからです。保活って、情報戦のように語られるけれど、実際はみんな手探りです。わが家もそうでした。だから、正解を探すよりも、「よそはどうしてる?」を気軽に聞ける場所をひとつ持っておくほうが、ずっと心強いと思います。
保育園選びに、100点の正解はありません。それでも、わが子が安心して過ごせそうか、そして自分が気持ちよく通えそうか。この2つを軸にすれば、きっと家族に合った園が見つかりますよ。
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この記事を書いた人

ゆい(4歳男の子、3歳女の子)
3、4歳の年子ママ。保育士として1,500人以上の子どもたちと携わる。2人目の妊娠をきっかけにを個人事業開始。現在、地元の事業家や専門家と共に商品開発を進めている。情報発信やスキル提供で出会った人達へ笑顔を提供しています。仕事のモットーは「気持ちにまっすぐ」「頑張らないように頑張る」Instagramでは帰宅後10分腸活レシピを発信中♪
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