明日また仕事か…しんどいな~。保育士ツラすぎ、今すぐ辞めたい…。
布団の中でそう思ったこと、ありませんか。子どもたちのことは大好きだけど、職場のこと、人間関係のこと、自分の体のこと・人生のことを考えると、気持ちが追いつかなくなる瞬間がある。
「辞めたいと思うなんて、私は弱いのかな」と自分を責めていませんか。先に言わせてください。それは甘えでも弱さでもありません。保育歴18年の私も、20代から30代にかけて、何度も「もう限界かもしれない」と感じてきました。その経験を正直にお話しします。
関連記事はこちら
保育士子育て下手⁉原因と対策!わが子の育児が辛い・イライラしても大丈夫
【4歳】雨の日に家にあるもの・100均で楽しめる室内遊び15選!

目次
子どもは大好きなのに「保育士辞めたい」と思う。それは甘えじゃない

「保育士辞めたい」と思うと、「子どもが好きなのにそんなこと思うなんて」と自分を責めてしまう人がいます。でも、子どもが好きなことと、仕事が限界なことは、別の話です。私も子どもたちに囲まれている時間は新卒の頃から変わらず本当に大好きです。
かわいいし、楽しいし、やりがいもある。でもそれとは別のところで、じわじわと限界が来る瞬間がある。「好きなのに辞めたい」という気持ちは、矛盾じゃありません。それだけ真剣にこの仕事と向き合ってきた証拠ですよ。
「苦労は若いうちから」精神が、限界のサインを見逃がしてた
20代の頃の私は、「若いうちの苦労は、買ってでもしたほうがいい」と本気で思っていました。大変な経験も、いつか自分の力になる。保育士の仕事にはやりがいもあるのだから、多少きつくても頑張ろう。そんな気持ちで、目の前の仕事を一生懸命こなしていたんです。
製作や行事の係などは、ほかの先生たちと同じように振り分けられていました。しかし、それとは別に、
「ここが散らかっているから、整理しておいて」
「掃除が行き届いていないから、あとでやっておいてくれる?」
といった、名前のつかない小さな仕事を頼まれることもよくありました。一つひとつは、それほど大変な作業ではありません。私自身も「これくらいならやろう」「若い私が動いたほうがいい」と、良かれと思って引き受けていました。
けれど、断らずに引き受け続けるうちに、「若いから頼みやすい人」「何を頼んでもやってくれる人」になっていたのだと思います。振り返ってみると、都合よく使われていた部分もあったのかもしれません。
自分の担当業務をこなしながら、次々と増えていく細かな仕事にも対応する。そうして毎日頑張り続けるうちに、疲れは少しずつ積み重なっていきました。
「まだ若いから大丈夫」
「みんなも頑張っている」
「これも経験になる」
そう自分に言い聞かせていると、体や心が出しているSOSに気づきにくくなります。苦労することと、自分をすり減らすことは同じではありません。本当はとっくに限界を超えているのに、それでも踏みとどまってしまう。そんな経験をした保育士は、きっと私だけではないはずです。

保育士辞めたい…仕事が特別にしんどい理由
保育士の仕事は、子どもの命を預かりながら、保護者対応もして、書類仕事もして、行事の準備もして、それをほぼ休憩なしでこなす、体力的にも精神的にもフル稼働の仕事です。
そのうえ持ち帰り仕事やサービス残業が当たり前になっている職場も多い。「先生、ちょっといいですか」と保護者に声をかけられるたびに、心拍数が上がった経験がある人もいるかもしれません。
これだけのことをこなして「辞めたい」と思わない方が不思議です。限界を感じることは、弱さではなく、それだけ全力で向き合ってきた証拠です。
保育士辞めたいと思わせる人間関係・仕事量のリアルな話

「人間関係が一番しんどい」という保育士はとても多いです。かといって、職場全体が悪いわけじゃない場合もある。むしろ全体的には恵まれていたりする。でも、一人か二人、どの職場にも必ずいるんです。面倒くさい人が(笑)。それだけで十分しんどいのが、正直なところではないでしょうか。
一人いるだけで、職場が重くなってない?
私の経験でも、全体的に人間関係が悪かったわけではありませんでした。でも職場に数人、なぜか自分のことを嫌ってくる人がいたり、自分では動かずに人をうまく使ってくるボスタイプの職員がいたりしました。
都合の悪いことを押し付けられたり、なんとなく罠にはめられたような状況になることも、20代のうちに何度かありました。若くて経験が浅い分、うまく対処できずにトラブルに発展してしまったこともあります。
たった一人か二人のことでも、毎日顔を合わせる職場では、それだけで気持ちがどっと重くなります。「気にしなければいい」とわかっていても、そう簡単にはいかないのが現実です。

仕事量と体のへとへと感
人間関係のストレスに加えて、仕事の量も重くのしかかります。フルタイムで保育士として働くと、子どもといる時間以外にも、準備・書類・連絡帳・保護者対応と、やることが終わりません。
帰宅してもまだ仕事のことが頭を離れない、そんな日が続くと、休んでも疲れが取れなくなってきます。私も30代になってくると、体の痛みを感じることが増えてきました。
「あと30年この仕事を続けたら、自分の体はどうなるんだろう」と、ふと考えるようになったのもその頃です。現場の仕事は好き。でも自分の体と人生も大切にしながら働く方法はないのかと、真剣に悩み始めました。
「私の人生、このままでいいのか」という焦りの話

仕事のしんどさとは別に、20代後半から頭をよぎるようになったのが、自分の人生のことでした。毎日他人の子どもたちに囲まれながら、「私はいつ結婚できるんだろう」「自分の子どもを持てるのかな」と、ふと考えてしまう瞬間があります。これは保育士特有の、ちょっと切ない葛藤かもしれません。

毎日他人の子どもを見ながら感じた焦り
正直に言うと保育士は職場環境的に出会いが少ないです。女性が多く、日常的に出会いが生まれにくい。そのうえ仕事が忙しすぎて、プライベートを充実させる余裕もなかなか持てない。
「仕事に身を投じていて、私の人生どうなっていくんだろう」という不安が、じわじわと積み重なってきました。親からのプレッシャーもあって、そういう焦りが保育士を辞めたい気持ちをさらに強くしていたと思います。
子どもが大好きだからこそ、自分の子どもが欲しいという気持ちも強くて、それが仕事への向き合い方にも影響していきました。
一度辞めて、違う仕事に就いてみた時期もあった
そんな気持ちが重なって、私は一度保育士を辞めました。まったく違う仕事、一般企業のOLになって働いてみたんです。でも、3ヶ月で合わないとわかって辞めることにしました。(ドラマでよく見るドジやおっちょこちょい全部やりました…汗)
慣れない仕事でミスも多くて、保育士として積み上げてきた経験がまったく活かせない。そして結局、保育士に戻りました。戻ってみると、慣れている分だけ動きやすくて、どこの園に行っても子どもたちはかわいい。
「あ、やっぱりこの仕事は好きなんだ」と気づきました。辞めることが必ずしも解決策にはならない、ということを体で学んだ経験です。

保育士辞めたい…限界を感じたら、まず自分を守る一歩を

「辞めたい」という気持ちは、本当は「このまま消耗し続けたくない」というサインです。辞めることが答えの場合もあるし、働き方を変えることが答えの場合もある。でもその前に、一番大切なのは今の自分の心と体を守ることです。
頑張りすぎている自分に気づくことから
限界のサインは、意外と自分では気づきにくいものです。「まだいける」と思い込んでいるうちに、体が先に音を上げることがあります。夕方になると急に気力がなくなる、休みの日も仕事のことが頭から離れない、子どもに対してイライラしやすくなった。
こういったサインが出ていたら、それはもう十分頑張ってきた証拠です。自分を責めるより先に、「ちょっとしんどいんだな」と気づいてあげることが、最初の一歩です。
私が今、どんな形で保育士を続けているか
色々あった末に、私は実は今も保育現場に立っています。形態はパート、午前だけの日と週1だけ9時~16時までを組み合わせて扶養内で働いています、自分が無理なく働ける時間をしっかり職場に伝えて、今の働き方を作りました。
パートだと人間関係も適度な距離感が保てて、深く踏み込まれることもない。今の職場では人間関係で悩むことがほとんどなくなりました。お金の面は、自分の事業を別に持つことでカバーしています。
子どものことも家族のことも優先しながら、好きな時間で自分の仕事もできる。保育士のいいところは残しながら、しんどかった部分は手放す形を選んだ結果が、今です。
「辞める」か「続ける」かの二択じゃなくて、「どんな形で関わるか」を見直すことで、ずいぶん楽になりました。あなたにとって、保育士の仕事で一番大切に感じているところは何ですか?そこを残す形を、一緒に考えてみませんか?

一人で抱え込まないでほしい
無理しないでいい、というのが、私が一番伝えたいことです。「辞めたい」という気持ちを誰にも言えずに一人で抱えている保育士がたくさんいます。話せる場所があるだけで、心はずいぶん軽くなります。
そんなあなたに紹介したいのが、NPO法人ぴこはなさんのLINEです。登録すると、イライラしたときの言い換えフレーズ集や、自分の声かけのクセがわかる声かけ診断が無料で受け取れます。
子どもと向き合う前に、まず自分自身と向き合う時間を持ってみてください。あなたが少し楽になれば、きっと目の前の子どもたちにも、その空気は伝わっていきます。

この記事を書いた人

ゆい(4歳男の子、3歳女の子)
3、4歳の年子ママ。保育士として1,500人以上の子どもたちと携わる。2人目の妊娠をきっかけにを個人事業開始。現在、地元の事業家や専門家と共に商品開発を進めている。情報発信やスキル提供で出会った人達へ笑顔を提供しています。仕事のモットーは「気持ちにまっすぐ」「頑張らないように頑張る」Instagramでは帰宅後10分腸活レシピを発信中♪
#保育士#辞めたい