Column コラム

年子はありえない?傷ついたママへ伝えたい保育士ママの本音

「年子?ありえない〜」。そう言われて、その場は笑ってごまかしたけど、家に帰ってからじわじわ悲しくなった…。夜中に検索して、”知恵袋”を読みあさって、もっと落ち込んだ…。そんなあなたに、先に結論を言っちゃいますね。

”ありえない”なんてことはないです。ありえないのは、人の家族計画に土足で踏み込んでくるほうです。3、4歳の年子を育てる保育士ママの私が、傷ついた心の守り方と、年子の本当の姿をお話しします。

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「年子ありえない」と言われて傷ついたあなたへ|わが家も年子です

「年子?ありえない」の一言、忘れられないですよね。相手は軽い気持ちでも、言われた側は何日も引きずる…。むかつくのも当然だし、中には「年子って恥ずかしいことなのかな」と揺らいでしまった人もいるかもしれません。

夜中に「年子 ありえない」と検索して、知恵袋の厳しい回答まで読んで余計に苦しくなったり…。そんなわが家も、年子を育てています。だから思うんです。傷ついたのは、あなたの心が弱いからじゃない。大切な家族のことを軽く扱われたら、悲しくなって当たり前だよねって。

わが家の場合:2人目妊娠中に「何人産むの?」と言われました

わが家が年子だと知った近所の方に、こう言われたことがあります。「え、何人産むの?!ゆいなら沢山産みそう!」

もちろんその言葉は冗談で、私も「え?野球チーム作っちゃおうかな~♪」な~んて一緒に大笑いしました。日頃から良くしてくれる方だったので、嫌な気持ちはまったくなかったんです。

でも、あとからふと思いました。

もし同じ言葉を、初対面の人に言われていたら?
寝不足でヘトヘトの日に言われていたら?

きっと、素直に笑えなかったと思います。

冗談でも刺さるのは、あなたのせいじゃない

つまり、「年子いじり」が笑えるかどうかは、言葉そのものじゃなくて関係性と言い方で決まるんです。信頼している人からの冗談は、笑い話になる。でも、関係性も思いやりもない人物の「ありえない」は、冗談の形をしていてもグサリと刺さります。

だから、傷ついたあなたが繊細すぎるわけでも、心が弱いわけでもありません。距離感を間違えたのは、相手の方なんです。保育士として子どもたちに「お友だちが嫌がることは言わないよ」と伝えてきましたが、これって大人の世界でもまったく同じですよね。

あなたはなにも悪くない。まずはそれだけ、受け取ってくださいね。

そもそも年子の範囲知ってる?なぜ「ありえない」と言う人がいるのか

そもそも年子とは、上の子が2歳になる前に下の子が生まれたきょうだいのこと。じゃあなぜ「ありえない」なんて言う人がいるのでしょうか。理由を知ると、あの言葉が「あなたへの評価」ではなく「相手の価値観の話」だと分かって、少し冷静になれます。実際の調査では、年子にマイナスイメージを持たない人が8割という結果も。「ありえない」派は、実はごく少数なんです。

引用元:まなベビ

年子はいつから?正しい定義を知っておこう

「年子」という言葉、なんとなく使っていても、正確な定義を知らない方は意外と多いです。私も年子の範囲を知ってびっくりしました。年子とは、1歳差のきょうだいのことではありません。上の子の誕生日から数えて、1年以内に下の子が生まれた場合を指します。

つまり、上の子が2歳になる前に下の子が産まれていれば年子です。たとえば上の子が1月生まれで下の子が同じ年の12月生まれでも年子ですし、上の子が12月生まれで下の子が翌年の11月生まれでも年子になります。

学年が1学年差でも2学年差でも、生まれた年の間隔が1年以内であれば「年子」と呼びます。意外と範囲が広いと感じた方もいるかもしれません。「うちは年子じゃないと思っていたけど、実は年子だった」というケースもあります。

まずは正しい定義を知っておくと、人から何か言われたときに「そもそも年子って何か知ってる?」と、落ち着いて向き合えるようになります。

「ありえない」と言う人の本音

「年子ありえない」と言う人は、一体何を根拠にそう言っているのでしょうか。その背景には、主に2つの思い込みがあります。ひとつは「産後すぐに妊娠するのは体に悪い」という健康面の心配から来ているケース。

もうひとつは「育てるのが大変すぎる」という育児の大変さへの先入観から来ているケースです。どちらも、悪意というよりは「大丈夫?」という気持ちが言葉を選ばずに出てしまった結果であることが多いです。

ただ、受け取る側からすると「心配してます」なんてニュアンスはまったく伝わらず、ただの否定に聞こえますよね。むかつくのは当然です。大切なのは、あの言葉はあなたの家族計画への評価ではなく、相手が持っている古い価値観や限られた情報から来ているということ。

「年子=かわいそう」は、昭和の育児観に引きずられた思い込みにすぎません。実際、年の近いきょうだいを育てたご家庭の多くが「大変だったけど、良かった」と振り返っています。

保育士ママが伝えたい「心の守り方」と「年子きょうだいのすごいところ」

ここからが、この記事でいちばん伝えたいことです。心ない言葉から自分を守る方法は、「気にしない」「聞き流す」だけじゃありません。保育士として子どもの心を見てきた経験から、3つの守り方をお伝えします。キーワードは「真に受けてしまう自分を責めないこと」。

そして保育園で年の近いきょうだいをたくさん見てきたからこそ言える、年子だからこその育ちの良さもお話ししますね。

傷ついた心を守る3つの方法

ひとつ目は、傷ついた自分に「そうだよね」と言ってあげることです。「気にしなきゃよかった」「大人げなかった」と自分を責める必要はまったくありません。人から大切なことを否定されたら、誰だって傷つきます。まずその気持ちに「それで当然だよ」と寄り添ってあげてください。

子育てコーチングでも、感情を否定せず「そう感じるんだね」と受け止めることが自己肯定感の土台になると伝えています。それは大人の自分自身にも同じように必要なことです。

ふたつ目は、「全員の評価を受け入れなくていい」と決めることです。全員に理解してもらおうとすると、心がもちません。理解してくれる人だけを大切にする、という線引きをすることは、自分を守るためのとても大切な判断です。あなたの家族のことを一番よく知っているのは、あなたです。

みっつ目は、年子育児を経験した先輩ママとつながることです。孤独感が、苦しさをさらに大きくします。同じ境遇の人と話すだけで「やっぱりみんなそう感じるよね」と気持ちが楽になります。SNSでも地域の育児サークルでも、「わかる」と言ってくれる人を一人見つけてみてください。

保育士から見た「年子きょうだいのすごいところ」

保育園で長年、年の近いきょうだいを見てきた立場からはっきり言えることがあります。年子きょうだいは、社会性の育ちが早いです。赤ちゃんの頃から「自分と同じくらいの相手」が身近にいるため、自然と相手の気持ちを読む力が育ちます

おもちゃを取り合い、泣いて、仲直りする。その繰り返しが、コミュニケーション力の土台を作っていきます。また、上の子が下の子に何かを教えようとする場面も多く、教える側の自信や責任感も育ちやすいです。

保育士の目線からすると「年子って育てるのが大変そう」より「年子って、育ちが豊かだな」という印象の方が強い。ありえないどころか、その育ち方がうらやましいくらいです。

気が狂いそうな年子育児は、まず「ママの体」から立て直そう

とはいえ、年子育児の現実は甘くない。まだ赤ちゃんの頃にはダブル夜泣き、ダブルおむつ、気が狂いそうな毎日ですよね。妊娠間隔が短いことによる体へのリスクが気になる方は、産科医監修の情報で確認してみてくださいね。

そのうえで私が声を大にして言いたいのは、「まずママの体を立て直そう」ということ。私自身、体を整える食事を味方につけてから、年子育児が少しずつラクになりました。年子はありえないんじゃなくて、ありがたい。一緒に楽しんでいきましょう。

ヘトヘトのサインを見逃さないで

年子育児をしていると、自分の体のことは後回しになりがちです。疲れているのに「まだいける」と思い込んで、気づいたら本当に限界になっていた、というママをたくさん見てきました。体が発しているサインに、少し耳を傾けてみてください。

夕方になると急に電池が切れる感覚、朝起きても疲れが取れない、イライラしやすくなった、お腹の調子が悪い日が続く。これらはどれも、体が「もう限界だよ」と出しているSOSです。「気が狂いそう」という気持ちは、心だけじゃなく体も限界を超えているサインであることがほとんどです。

「育児が向いていないのかも」と自分を責める前に、まず体を整えることを優先してほしいのです。

忙しいママの体を食事から立て直す

体を整えるといっても、年子育児中に特別なことをする余裕はないですよね。私がたどり着いたのは、「帰宅後10分で作れる、腸を整えるごはん」でした。腸は第二の脳とも言われ、腸の状態が整うと気持ちの波も落ち着いてきます。特別な食材は必要ありません。

冷蔵庫にあるもので、家族みんなが食べられる一品を作るだけでいい。疲れ切った日も、10分あればできるレシピをInstagramで発信しています。年子育児で手いっぱいなあなたに、少しでも役に立てたらうれしいです。年子はありえないんじゃありません。大変だけど、笑える日が必ず来ます。一緒に乗り越えていきましょう。

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この記事を書いた人

ゆい(4歳男の子、3歳女の子)
3、4歳の年子ママ。保育士として1,500人以上の子どもたちと携わる。2人目の妊娠をきっかけにを個人事業開始。現在、地元の事業家や専門家と共に商品開発を進めている。情報発信やスキル提供で出会った人達へ笑顔を提供しています。仕事のモットーは「気持ちにまっすぐ」「頑張らないように頑張る」Instagramでは帰宅後10分腸活レシピを発信中♪

#年子#ありえない