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発表会で泣いちゃう子どもも大丈夫!保育士ママが教える声かけ4つ

うちの子、毎年発表会の練習ではできてるらしいんだけど、本番だと固まって全然動けなくて…。今年も本番で泣いたらと思うと気持ちが重くて…。

大丈夫大丈夫!それ、すごくよくあることだよ。保育士をしていると、『練習は完璧だったのに本番だけ崩れる子』は、毎年必ずいるし、心配いらないよ。

え、うちの子だけじゃないの…?

いっぱいいるよ~。しかも、本番だけ泣いたり固まったりするのには、ちゃんと理由があるんだよ。

発表会が終わったあと、「練習ではあんなにできてるって言われてたのに…」「当日だけ、どうしてあの子だけ…」と、ひとり胸の中で繰り返してしまうママは少なくありません。

この記事では、保育士の視点から「本番だけ崩れる理由」と、当日・終わったあとに親ができる受け止め方をお伝えします。

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発表会でなく子ども…「練習はできていたのに本番だけ…」は、実はよくあること

練習では笑顔で踊れていたのに、本番のステージに立った瞬間に固まってしまう。声をかけても反応がなく、ただ立っているだけ。客席からその姿を見ているママの心は、きっと張り裂けそうだったと思います。「どうしてあの子だけ」「私の育て方が悪かったのかな」と、自分を責めてしまう方も多いです。

でも、保育の現場にいる人間からすると、これは毎年必ず起きる、ごく自然な姿なんです。まずは「本番だけ崩れる」ということ自体が、どういうことなのかを知ってほしいと思います。

保育士が舞台袖で見てきた「本番だけ崩れる子」のリアル

舞台袖から見ていると、本番だけ表情が固まる子、声をかけても目を合わせない子、立ったまま一歩も動けない子が、実はクラスに必ず数人います。練習では誰よりも大きな声で歌っていた子が、本番では口が開かない。振り付けを完璧に覚えていた子が、客席を見た瞬間に立ちすくんでしまう。こうした姿は、保育士にとって「想定の範囲内」の出来事です。

そういう子に対して、先生たちがまず意識しているのは「無理に動かせようとしないこと」です。そばについて「大丈夫だよ」と声をかけながら、一緒に立ってあげる。ステージから落ちてしまう心配がなければ、基本的にはそのまま参加させて見守ります。

状況によっては抱っこをして、みんなより少し後ろに下がりながらも、客席からお顔が見えるような位置で一緒に参加させる、ということもよくあります。「できなくても、そこにいられたらそれでいい」という空気を、現場ではあらかじめ作っているんです。

保護者の方の目には「失敗」として映りがちですが、現場では「よくあること」として、あらかじめフォローの体制を用意していることがほとんどです。ママが思うほど、先生たちは驚いていないことが多いんですよ。

本番で崩れるのは、練習の成果が消えたわけではない

「あれだけ練習したのに」と思うと、積み重ねた時間が無駄になったような気持ちになりますよね。でも、本番で固まってしまったことと、練習で積み上げてきた力は、まったく別のものです。練習での「できた」は、ちゃんと子どもの中に残っています。ただ、本番という特別な状況が、その力をうまく出せなくしてしまっただけなんです。

これは、大人でも起こることです。プレゼンの練習は完璧でも、本番で頭が真っ白になった経験がある方もいるのではないでしょうか。子どもにとっての発表会は、大人のプレゼン以上に大きなプレッシャーがかかる場。「できなかった」のではなく、「今日はできる力をうまく出せなかった」。そう捉え直すだけで、ママの気持ちもずいぶん変わってくるはずです。

発表会本番だけ泣く・固まる子ども。保育士が感じる2つの理由

「練習ではできていたのに、なぜ本番だけ」という疑問には、ちゃんと理由があります。性格のせいでも、しつけのせいでもありません。保育士として多くの子を見てきて感じるのは、本番で崩れる子には、大きく2つのパターンがあるということです。

ひとつは「刺激の多さに圧倒されてしまう」パターン、もうひとつは「親の存在が引き起こす感情の爆発」パターンです。どちらも、子どもなりの自然な反応です。

練習にはなかった刺激が、本番で一気に押し寄せる

いつもの保育室での練習と、本番の会場はまったく別の環境です。広いホール、まぶしいスポットライト、知らない大人たちの視線、カメラのフラッシュ、マイクの音。子どもにとっては、これらすべてが「初めて体験する刺激」として、本番の瞬間に一気に押し寄せてきます。

練習では先生や友だちという「いつもの顔」に囲まれて安心できていたのに、本番ではその安心感が一気に崩れてしまう。とくに感覚が敏感なタイプの子は、この変化についていけず、体が固まってしまうことがあります。これは「本番に弱い」のではなく、脳と体が「情報量が多すぎる」と判断して、動きを止めてしまっている状態。いわば、子どもの体を守るための自然な防御反応なんです。

客席にママを見つけた瞬間、緊張の糸が切れる

もうひとつ大きいのが、客席にママやパパの姿を見つけた瞬間の変化です。本番前までは先生やお友だちと一緒に、なんとか気持ちを保てていた子が、客席に親の姿を見つけた瞬間、安心と同時に気持ちが決壊してしまうことがあります。「ここまでは頑張れたけど、ママの顔を見たらもう無理」というような状態です。

わが家でも、同じきょうだいなのに正反対の反応を見せます。上の子は私を見つけると、むしろさらに張り切って頑張るタイプ。でも下の子は、私を見つけた途端に固まってしまうタイプなんです。だから下の子の発表会では、できるだけ目に入らないように、こっそり隠れて見るようにしていました。

「大丈夫、いけるいける」と心の中で思いながら、そっと見守る感じです。子どもによって、親の存在がプラスに働くかマイナスに働くかはまったく違う、というのを身をもって感じた経験でした。

これは、ママが子どもにとって「安心して崩れられる存在」であることの証拠でもあります。がんばりの糸は、安全な相手の前でこそ切れるもの。ママを困らせたくて泣いているわけでは、決してありません。

保育士ママが教える!発表会で泣いちゃう子どもへの声かけ4つ

泣いてしまう理由がわかったところで、ここからはママが実際にできる声かけをご紹介します。ポイントは、「泣かせないための声かけ」ではなく、「泣いても大丈夫」と子どもが安心できる声かけをすること。安心できると、結果的に涙が落ち着く子も多いんです。

使うタイミングごとに、4つの声かけをまとめました。どれも特別な準備はいりません。できそうなものから気軽に試してみてくださいね。

声かけ①【前日】「明日はどんなことするの?」で当日を予告する

こんなふうに声をかけてみて

「明日はどんなことするの? ママに教えて」 「ステージで、お客さんがいっぱい見に来てくれるんだよ」

なぜいいの? 発表会で泣いてしまう大きな理由は、「いつもと違う」ことへの不安です。子どもが自分の言葉で当日の流れを説明すると、頭の中でイメージトレーニングができます。ママから会場の様子も伝えておくと、当日の「びっくり」が小さくなります。

ポイント お風呂や寝る前など、リラックスした時間に聞くのがおすすめ。「ちゃんとできる?」と練習の確認にならないように、楽しくおしゃべりする感覚で聞いてみてください。

声かけ②【前日】「泣いてもいいよ」でハードルを下げる

こんなふうに声をかけてみて

「泣いちゃってもいいよ。できなくても大丈夫だよ」 「ママは、〇〇ちゃんが舞台にいるだけでうれしいよ」

なぜいいの? 「泣かないでね」「がんばってね」は、子どもによっては「失敗しちゃいけない」というプレッシャーになります。「泣いてもいい」と逃げ道があるとわかると、不思議と落ち着いて参加できることがあるんです。

ポイント 「上手にできたらいいね」よりも、「そこにいてくれること」を喜ぶ言葉を選びましょう。結果ではなく、子どもの存在そのものを認めるひと言が、心の支えになります。

声かけ③【当日の朝】「ママはここにいるよ」で合図を決める

こんなふうに声をかけてみて

「ママは後ろのほうに座ってるからね」 「ママが手を2回振ったら、『見てるよ』の合図だよ」

なぜいいの? 舞台の上で不安になったとき、「ママ、ちゃんと見てくれてる」と思えることが子どもの大きな力になります。どこにいるかを先に伝えておくと、客席でママを探して焦ることも減ります。

ポイント 合図は、親子だけの小さなサインにするのがコツ。大きく手を振りすぎると「ママのところに行きたい!」と甘えたい気持ちがあふれることもあるので、さりげなくが一番です。

※ちなみにママを見ると泣いちゃうタイプの子には言わない方が良いかも。

声かけ④【終わったあと】「舞台に立てたね」で頑張りを認める

こんなふうに声をかけてみて

「最後まで舞台にいられたね」 「ドキドキしたのに、ちゃんと前を向いてたね」

なぜいいの? 泣いたかどうかではなく、その子なりに挑戦したことを認めてもらえると、子どもは「またやってみよう」と思えます。小さな「できた」の積み重ねが、次の自信につながっていきます。

ポイント たとえ途中で先生に抱っこされて退場しても、「あの大きなお部屋に行けたね」と、できたことは必ずあります。ママがその「できた」を見つけて、言葉にしてあげてくださいね。

本番で泣いた子ども。崩れた発表会も、子どもの成長の記録になる

発表会は、どうしても「ちゃんとできたかどうか」に目が向きがちなイベントです。でも、長く保育士をしていて思うのは、本番で崩れてしまった経験も、立派な成長の記録だということ。

数年後に動画を見返したとき、「あのときはあんなに固まってたのにね」と笑い合える日が、必ずやってきます。最後に、本番で崩れた子を持つママ自身の気持ちについてお話しします。

「うちの子だけ」ではない。毎年どのクラスにもいる景色

客席から見ていると、「うちの子だけが崩れてしまった」と感じやすいものです。でも、舞台袖から見ている保育士の目線では、毎年どのクラスにも、本番で崩れてしまう子が必ずいます。

それは特別なことではなく、発表会という場につきものの、ごく自然な景色なんです。比べる相手は、ほかの子ではなく、少し前のその子自身。練習の積み重ねの中でできるようになったことは、本番の結果とは関係なく、ちゃんとその子の中に残っています。

わが子の発表会はハラハラはしなかった。「あ、そういう子なんだな」でいい

保育士としてたくさんの「本番で崩れる子」を見てきたからこそ、わが子が同じように固まったときも、実はそれほどハラハラしませんでした。「あ、うちの子はそういうタイプなんだな」というくらいの気持ちで見ていたと思います。

「保育士なのに冷静になれない」のではなく、むしろ保育の現場を知っているからこそ、「よくあること」として落ち着いて受け止められた部分もあったように思います。

もちろん、ママとして胸がきゅっとなる瞬間はあります。でも、それ以上に「衣装を着て、あの場所に立てた」ことがかわいくて、誇らしい。結果がどうであれ、そこにいてくれたことを喜べるかどうか。それが、ママの心を支える一番の力になる気がします。

子どもが本番で崩れた日は、ママの心もたくさん揺れた日です。帰り道には、子どもだけでなく、ママ自身にも「よく見守ったね」と声をかけてあげてくださいね。

「うちの子も本番だけ崩れました」「こんな風に受け止めています」…そんな声、ぜひ聞かせてください。同じように子育てを頑張るママたちと、本音を話せる場所を用意しています。

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この記事を書いた人

ゆい(4歳男の子、3歳女の子)
3、4歳の年子ママ。保育士として1,500人以上の子どもたちと携わる。2人目の妊娠をきっかけにを個人事業開始。現在、地元の事業家や専門家と共に商品開発を進めている。情報発信やスキル提供で出会った人達へ笑顔を提供しています。仕事のモットーは「気持ちにまっすぐ」「頑張らないように頑張る」Instagramでは帰宅後10分腸活レシピを発信中♪